【技術系資格ナビ】エックス線作業主任者 [難易度/試験対策/メリットなど]
「エックス線作業主任者」の資格概要
国家資格登録要
エックス線装置(医療用又は波高値による定格管電圧が1000kV以上の装置を除く。)を用いる作業などを行う場合、エックス線作業主任者免許を受けた者を必ず配置しなくてはならないことが法で規定されています。
「エックス線作業主任者」資格の使い方(メリット)
エックス線による障害を防止する直接責任者としてエックス線作業主任者免許を受けた者のうちから、管理区域ごとにエックス線作業主任者を選任することが必要です。
作業主任者は、エックス線による障害の防止の措置の職務に携わります。
[※引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会]
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku701.htm
「エックス線作業主任者」の資格取得方法
会場試験実施
1. 以下のいずれかに該当する者が免許申請すること。
- 診療放射線技師免許を受けた者
- 原子炉主任技術者免状の交付を受けた者
- 第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者
- 以下の筆記試験に合格し、免許の交付を受けた者
2.受験資格
なし
ただし、試験合格後、東京労働局免許証発行センターに免許申請手続きが必要であり、このときの免許交付対象は満18歳以上です。
【試験科目】
1.試験科目・試験時間
《筆記試験》
- (1)エックス線の管理に関する知識(マークシート方式、1時間)
- (2)関係法令(マークシート方式、1時間)
- (3)エックス線の測定に関する知識(マークシート方式、1時間)
- (4)エックス線の生体に与える影響に関する知識(マークシート方式、1時間)
2.科目の免除資格
第二種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者は、上記試験科目の(3)(4)、
ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許試験に合格した者は、上記試験科目の(4)
が免除されます。
[※引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会]
https://exam.or.jp/exmn/H_shikaku701.htm
【試験・資格取得までのフロー】
- 申込期間:原則として、試験日の2ヶ月前~2日前
- 試験: 年3~6回、各地区により異なります。
- 合格発表: 試験後約7~10日後
[エックス線作業主任者の試験に関するフロー(大まかなイメージ)]
【資格取得までの目安期間】
4~6ヶ月
エックス線作業主任者・資格取得者のホンネ
《M・Iさん》
Q1:なぜこの資格を取得しようと思ったのか
業務命令(会社にX線検査装置があり、その管理者として資格の取得。ただし、社内にすでに1名いたため、予備の管理者として)
Q2:試験の難易度について
5段階中3段階くらいじゃないでしょうか(主観的なものです。)
Q3:試験対策・勉強法について
独学 先輩社員から放射線の基礎の分厚い本(¥5,000くらい 本の題名忘れました。表紙は黄色のカバーだったかな)を借りて勉強しました。
Q4:実際に取得して良かったか
自分の場合、予備の管理者だったので取得しても手当等はなし。検査装置の管理をしていた先輩社員は月¥3,000円程度の手当あり。
実利は放射線の基礎知識があるので、3.11の福島事故の際に現場で何が起こっているか、そしてこれから何が起きるかを大体予想できた。それによりパニックにならず落ち着いた対処ができた。
会社でX線検査装置があり、その管理者として手当がつくなら取得する価値はあると思いますが、この資格だけで食っていけるわけではないのでそのあたりは理解しておいたほうがよいと思います。
Q5:取得までの期間
勉強期間 3か月 毎日3時間勉強
エックス線作業主任者・関連リンク集
エックス線作業主任者の資格情報・試験情報を掲載している主なサイトをご紹介します。
試験対策の情報収集等にご活用ください。
(※本ページ作成当時の情報です。現在の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。)
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会(過去問公開)
- 資格合格実践会(教材販売、講習会など主催)
- 株式会社技術評論社(書籍販売)
- TAKARA license 株式会社(書籍販売)
- 株式会社オーム社(書籍販売)
- ナツメ社(書籍販売)
- 公益社団法人日本アイソトープ協会(書籍販売など)
- ゼロからのエックス線作業主任者(勉強法などの情報サイト)