新QC七つ道具の基本② 連関図法とは?

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新QC七つ道具とは?

主に数値データを扱う定量的な手法である「QC七つ道具」に対して、主に言語データを整理して扱う定性的な手法が「新QC七つ道具」です。

新QC七つ道具は、間接部門を含めて全社的に品質管理をすべきであるという考え(TQC, Total quality control)をベースとしています。

QC七つ道具、新QC七つ道具の2つが使いこなせれば、日々の様々な業務が論理的に行えるようになると考えられます。また、新QC七つ道具は製造業以外にも様々な場面で使える意思決定ツールとしても有効です。

新QC七つ道具は、以下の7つの技法からなります。

  • 親和図法
  • 連関図法
  • 系統図法
  • マトリックス図法
  • アロー・ダイヤグラム
  • PDPC法
  • マトリックス・データ解析法

一つずつみていきましょう。

このページでは、連関図法について紹介します。

 

連関図法とは?

連関図法とは、一言で表すと「様々な情報、問題、事象、などの相互関係を明らかにする」手法です。

前回の連載コラムで紹介した「親和図法」などで抽出整理された情報のグループが、それぞれどんな相互関係にあるかをさらに視覚化することにより、そこから解決すべき要因を突き止めようとする方法です。

つまり様々な情報から、原因と結果、目的と手段、といった互いに絡み合う因果関係を論理的に解き明かして、問題を解決するための支援ツールとなる手法であるといえます。

たとえば、あなたの会社の売上が上がらず低迷しているとします。
図の例のように、売り上げを阻害している要因を書き出し、それぞれを因果関係に沿って矢印で結びます。
様々な要因の因果関係が明確になり、そこから対処すべき課題の絞り込みに繋がることが期待できます。
 
連関図法
 

自由闊達な議論が成功へのカギ?

このとき、“なぜなぜ”と繰り返し考えて、二次要因、三次要因と掘り下げて考えていくことが重要です。

ブレーンストーミング、グループディスカッション、などワイワイガヤガヤ自由な発想で、考えられる要因を書き出し、因果関係を整理していくと良いでしょう。

書き出したカードを大きな模造紙に貼って、グループメンバーで共有しながら議論することで、発想の転換につながり、そこから問題の核心をついた解決策が見えてくる可能性が高まります。

図の例などは連関図法を使うまでもないよ、といわれるかもしれませんが、沢山の情報の因果関係を明確にすることで、そこから課題解決への方向性が見えてくるイメージはご理解いただけると思います。
 
皆さんも「連関図法」を活用してより効果的な製品開発や品質管理活動に役立ててください。

 
(アイアール技術者教育研究所 S・Y)
 


関連コラム:「新QC7つ道具の基本」シリーズ

 

新QC7つ道具に関するEラーニングはこちら
 

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