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プロセス技術の問題解決の基礎《問題解決型QCストーリー・なぜなぜ分析等による問題解決ワーク》
【LIVE配信】2024/9/6(金)10:00~16:00
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新QC七つ道具は、主に言語データを整理して扱う定性的な手法であり、製造業での業務以外にも、様々な場面で活用できる便利な意思決定ツールです。
新QC七つ道具は、以下の7つの技法からなります。
一つずつみていきましょう。
このページでは、PDPC法について紹介します。
PDPC法は、「さまざまな結果を織り込んで予測」するためのツールです。
PDPCとは“Process Decision Program Chart”のことで、「過程決定計画図」ともいいます。
1960年代に日本人の東大教授が開発した手法です。
プロジェクトの計画・目標を立案し、工程を立てても進めていくうちには、問題点が発生して対策に追われたり、軌道修正を余儀なくされたりすることが多々あります。
PDPCは、想定される問題やトラブルと、それに対する対処方法を予め計画に盛り込んでおくことで、プロジェクトの目標・計画の遂行を、できるだけ望ましい方向へ導くための道しるべとなる手法です。
PDPC法には次の2種類があります。
現在の状態から、不測事態発生に対して都度対策を考え、計画修正する。
計画初期から、発生し得るあらゆる事態を想定して、計画に盛り込む。
前者は対処療法的な型であり、プロジェクトを計画する際に、最初から後者の方法を取り入れてプロジェクト計画を立てる方がより良いと考えられます。
PDPCのやり方は、スタートから達成すべき目的までを流れ図で表わします。
そして、
の双方について、問題が起こった場合の対処法も交えながら繋いでいきます。
必要に応じて、ある分岐点より1段~数段前へ戻ってやり直すというルートを入れることもあります。
(分岐点で~条件がNoのときは、〇段階まで戻る矢印でつなぐ)
また、PDPCを作成する際に次のようなルールがあります。
しかし、上記に必ずしも拘らずとも、全体の流れと問題に対する対応方法や軌道修正案などが把握できれば、任意の図示方法でも良いと思います。
新QC七つ道具の一つである親和図法で紹介した、ある架空の椅子メーカを例に、成功シナリオの追求として作成したPDPCを下図に示します。
予想される障害とその対策案を新たな開発要素として開発工程に加え、軌道修正し、目標へたどりつく道筋を描くイメージがご理解頂けると思います。
皆さんもPDPC法を活用して、より効果的なプロジェクト遂行を目指してください。
(アイアール技術者教育研究所 S・Y)