ヒト腸内環境の理解と機能性食品の開発に必要な基本事項・具体的な手法【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
---|---|
担当講師 | 大澤 朗 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
☆益々、注目・期待が高まっている「ヒト腸内細菌叢」を正しく理解!
☆神戸大学ヒト腸管モデル(KUHIM)や今後の展望に至るまで、幅広くご紹介します!
☆リアルタイムでのご参加が難しい方は、後日に配信動画をご視聴頂くことも可能です。
ヒト腸内環境の理解と機能性食品の開発に必要な
基本事項・具体的な手法
《食品成分の安全性評価、ヒト腸内細菌叢モデルの利用例等を含む》
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
食品成分の機能性は、当該成分のヒトの消化管内の動態と、動物実験とヒトで得られた成績の齟齬・乖離の可能性を考慮した上で評価されるべきである。
これを可能にすべく我々はくヒトの腸内環境を模擬した「神戸大学ヒト腸管モデル(KUHIM)」を開発した。現在KUHIMは、ヒト介入試験に先立つ食品成分の機能性のプレ評価や内科系疾病の状態評価、新規機能性食品成分の検索や生産に活用されている。
本講演では、KUHIMの技術的に重要な特徴、具体的な使用・応用例、そして課題と展望について講述する。
◆ 受講後、習得できること
- 腸内細菌の宿主の健康、栄養状態への影響
- 小腸と大腸と分けて「腸」を考えること
- 実験動物とヒトの腸環境は異なること
- 健常人の腸内細菌は基本的に総じて「善玉菌」であること
- 腸内細菌だけでなくその代謝産物も宿主の健康に重要な働きを持つこと
◆ 本テーマ関連法規・ガイドラインなど
- 機能性表示食品の届出等に関するガイドライン(消食表第141号)
- 動物の愛護及び管理に関する法律(環境省)
- 動物実験等に関する法規関連資料(文科省ライフサイエンスの広場)
- 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(厚労省)
◆ 講演中のキーワード
- 腸内細菌叢
- 機能性食品
- プロバイオティクス
- プレバイオティクス
- バイオジェニックス
担当講師
神戸大学大学院 学術研究員
獣医学博士 農学博士
大澤朗 氏
セミナープログラム(予定)
プロローグ: 草食動物にみる腸内細菌との共生
1. 植物の対草食策
2. 構造的防御策
(セルロースを中心に)
3. 動物の対抗策
(反芻獣を例に、セルラーゼ産生細菌との共生、短鎖脂肪酸、「発酵槽」としての前胃)
4. 化学的防御策
(タンニンを中心に)
5. 動物の対抗策
(コアラを例に、タンナーゼ産生菌との共生、「発酵槽」としての盲腸、抗生物質の影響)
メイントピック: 「ウィズ・コロナ時代」に活きる機能性食品の開発
1. 我国が直面する健康問題
(膨張する医療費、高齢化、未病、易感染化)
2. 機能性食品の分類と作用機序の概要
(プロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックス)
3. 機能性食品開発の問題点
(表示食品、開発への従来の概念とフローチャート)
4. 機能性食品成分の腸内動態
(小腸と大腸に分けて, 易吸収成分と難吸収性成分、プロバイオティクス細菌・腸内細菌の働きの功罪)
5. 実験動物、とくにマウスを使っての機能性評価の問題点
(ヒトとマウスの相違点, 動物実験廃止の流れ)
6. 上記の事項を踏まえた上での新しい機能性・安全性評価の概念
7. ヒト腸管モデルの概要
(トランスウェル等を用いたヒト胃・小腸モデル、連続嫌気培養装置を用いたヒト腸内細菌叢モデル, 難培養細菌)
8. ヒト腸内細菌叢モデルの利用例(健常人モデル):
オリゴ糖のビフィズス菌増殖促進効果の評価、難消化性食物繊維のプレバイオティクス効果の検証、バイオジェニックスとしてのタウリン評価、第2の「CoQ10」産生細菌の探索, 腸内細菌叢からの新規機能性代謝産物の探索
9. ヒト腸内細菌叢モデルの利用例(有疾患者モデル):
潰瘍性大腸炎、冠動脈疾患の診断、治療への活用例
10. 腸管モデルの今後の課題・展望
(小型化・自動化、オルガノイド化、疾患者モデル、個々人最適食品成分探索)
エピローグ:研究とは?
1. 登山に喩えて
2. 航海に喩えて
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
オンライン配信のご案内
★ Zoomによるオンライン配信
★ 見逃し視聴
については、こちらをご参照ください
受講料
未定
配布資料
配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
備考
当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。