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生産技術・設備技術
分散液の乾燥:皮張りと沈降を考える《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ⑥》
Roll To Rollフィルム製造の乾燥プロセスに関する連載の最終回は「分散系の乾燥」について解説します。 分散物を伴う乾燥では「皮張り(Skinning)」や「沈降」などの現象も考慮する必要があります。 …
溶媒の影響と比エンタルピー線の計算,飽和蒸気圧の見積方法《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ⑤》
水系はルイス近似が成り立つので簡易に膜面温度の見積もりが可能ですが、他の有機溶剤では比エンタルピー線の計算が厄介です。さらに飽和蒸気圧線を知る必要もあります。 このコラムでは、ルイス近似が成立しない場合やア …
定率乾燥と減率乾燥《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ④》
フィルム製造における乾燥プロセスの後半では、乾燥速度が遅くなります。 これは外気が溶媒を蒸発させる能力を携えていても、膜内の溶媒移動が追い付かないために生ずる現象です。 1.定率乾燥速度 これ …
乾燥速度の支配因子:膜面温度とガス濃度をやさしく解説《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ③》
乾燥中のフィルム温度は乾燥風よりも低くなります。 膜面温度は雰囲気の湿度やガス濃度に依存し、乾燥速度に大きな影響を与えます。 今回のコラムでは、水系の空気線図を中心にそのイメージを説明します。 …
乾燥風の吹き出し方式と乾燥能力《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ②》
Roll To Roll製造の乾燥装置では、様々な乾燥風の吹き出しノズルが使われます。 何故、色んな種類があるのでしょうか? 今回は、乾燥方式と乾燥能力・乾燥効率について解説します。 1.フィ …
乾燥の3要素と数式化《Roll To Rollフィルム乾燥のツボ①》
フィルムの開発や製造に携わっている皆様、塗工や乾燥の基礎知識不足に悩まされていませんか? 筆者自身、就職してから塗工開発とフィルム製造に従事しましたが、課題解決のために情報を漁るにも、論文は学術的すぎ、現場 …
【フィルム製造のツボ】トラブル対応での各部門の役割分担|ロット生産でのトラブル対策
フィルム製造において発生する様々なトラブルを円滑に解決するためには、個人の経験や能力に頼るのではなくチームワークが重要です。 今回は、フィルム製造に関わる人々が各々の立場で、どのように振舞うと有効かを解説し …
【フィルム製造のツボ】ロールtoロール製造での不具合事例とトラブルシューティングのポイント
Roll To Rollの製造や開発に携わると「原因不明の問題解決しなければならない局面」に遭遇します。 本記事では、フィルム製造における「突発トラブルへの向き合い方」について紹介します。 1.ロールtoロ …
機械工学
スナップフィットの例で学ぶ 強度計算・応力設計のポイント|設計者のための材料力学
1.スナップフィットと応力設計 樹脂部品では「スナップフィット」と呼ばれる簡易な組付け固定方法が多用されています。 スナップフィット組付けを行う場合は、大きなひずみ変形を起こさせる場合が多く、単純な応力計算 …
【フィルム異物対策のツボ】フィルム製造での静電気対策と除塵方法を専門家が解説
異物対策は静電気対策と併せて行います。 なぜかというと異物もフィルムも帯電しやすいので、静電気が異物の付着を促すからです。 異物対策を施していても、原反フィルムのエッジからの発塵や作業者の皮膚など、どうして …
【フィルム異物対策のツボ】Roll To Rollのクリーンルームと異物の検出方法と分析
Roll To Roll(ロールtoロール)で製造されるフィルムの中でも、厳しい品質を問われる製品では微小な異物でも問題になるので、近年は高度なクリーンルームでフィルム製造されています。 クリーン度を充分に …
技術者育成・社員教育
【中小製造業の人材育成】人手不足の時代に必要な考え方|もはや「新しい人で補う」は絶望的
日本の総人口「1億2494.7万人」 前年に比べ55.6万人(-0.44%)の減少 うち15歳~34歳までの企業が求める年齢層は2463.3万人 前年に比べ14万5千人(-0.59%)の減少 このような状 …
【TWIの要点解説】TWI (監督者向け企業内訓練) の指導法と特徴は?製造業の人材育成で再注目
1.TWIとは? 皆さんは「TWI」という指導法はご存知でしょうか? 「TWI」とは、”Training Within Industry for supervisors“(監督者の方 …
【スロット塗工のツボ⑤】バックアップしない塗工方式 TWOSD (Tensioned Web Over Slot Die)
スロット塗工に関する当連載の5回目は「バックアップ無しスロット塗工」について解説します。 1.TWOSDの構成 一般のスロットダイでは、フィルムをバックアップロールにラップさせ、フィルム~ダイ …
【スロット塗工のツボ④】同時重層のポイントを解説|粘度と流量のバランスは?
当連載「スロット塗工のツボ」では、これまで3回にわたって、①「塗れる条件と塗工・乾燥のポイント」、②「薄く塗るか?厚く塗るか?」、③「スケールアップの注意点」を解説してきました。 今回は、多くの方からお問い …
【中小製造業の人材育成】いますぐ見直すべき3つのポイントとは?
人手不足が急速なペースに進行している日本。 もちろん製造業も例外ではありません。 筆者は中堅・中小規模の製造業向けセミナーなどで講師をさせて頂く機会が多いのですが、「人材の育成がうまくいかない」「若手技術者 …
【スロット塗工のツボ③】スケールアップの注意点を解説|狭幅パイロットから広幅の量産へ
スロット塗工(スロットダイコーティング)に関する連載コラムの3回目は、量産品を製造する際の留意点をまとめました。 スロットダイは配管とスロットを組み合わせたシンプルな設備であり、ツボさえ掴めばトラブル対策も …
【スロット塗工のツボ②】薄く塗るか?厚く塗るか?適正なダイ構造と条件
スロットダイで塗る厚みにより、適正な設備仕様と条件が異なります。 各々の現象と考え方を紹介します。 1.粘性流動の基礎式 まず、スロット塗工の流動現象をイメージするために欠かせない流体力学の要点として、平行 …
【スロット塗工のツボ①】実験室からRoll To Rollへ|塗れる条件と塗工・乾燥のポイント
ラボ実験で開発した機能性フィルムを量産化する際、塗工方式を選定した上で量産に適した条件に調整します。スロット塗工を万能な方式と見なして採用される事も多いですが、実はあらゆる塗工条件を一台のスロットダイではカ …
金属
3分でわかる 磁性体の基礎知識|磁性体とは?磁気の源は?強磁性体になる理由は?
1.磁性体とは その材質に外部から磁界をかけたとき、材質内部が強く磁化する、つまり強く磁気を帯びるとき、その材質を「強磁性体」と呼びます。 そして外部磁界を取り除いても磁化が多く残るものを「硬磁性体」と呼び …
講師寄稿
【電子機器設計の基本】ノイズの種類と具体的なノイズ対策《回路設計の専門家が解説》
電子回路や電子機器の設計者にとって、ノイズ対策は永遠のテーマだと思います。 今回は、筆者の設計経験を踏まえながら、ノイズの種類と具体的な対策方法について解説します。 1. ノイズの種類・分類 ノイズは大きく …
Roll To Roll 実務者セミナー in秋葉原[塗工可能な膜厚と速度のザックリ見積スキル編]
開催日時 2025/6/19(木) 13:00~17:00
LTspiceで学ぶ電子部品の基本特性とSPICEの使いこなし(セミナー)
開催日時 2025/4/2(水)10:00~17:00
《初心者向け》やさしい図面の書き方 最新JIS製図と図解力完成(セミナー)
開催日時 2025/4/21(月)10:00~17:00
エンジニアが押さえておくべき無線通信技術の基礎《イメージでつかむ3時間速習マスター》(セミナー)
開催日時 2025/4/7(月)13:30~16:30
治験に関わるベンダーの要件調査と監査《GCPシステム監査の応用、適合性調査と監査事例》(セミナー)
開催日時 【会場受講,LIVE配信】2025/5/13(火) 13:00-16:30 【アーカイブ配信】5/15-5/28
はじめての化学物質法規制・基礎講座(セミナー)
開催日時 【LIVE配信】2025/5/29(木)13:00-16:30,【アーカイブ配信】6/2~6/16
導入・活用事例
テキスト/教材の制作・販売