高分子材料における劣化メカニズムとケミカルリサイクル技術【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 久保内 昌敏 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
高分子材料における劣化メカニズムと
ケミカルリサイクル技術
■高分子材料の腐食・劣化、耐食樹脂、物理的劣化・化学的劣化、ケミカルリサイクル■
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ リサイクルが困難といわれる熱硬化性樹脂を中心に腐食劣化を理解しケミカルリサイクルへの展開する!
セミナー趣旨
プラスチック材料は、酸やアルカリ水溶液といった環境下でも腐食に耐えるといわれるが、溶液/薬液が浸透すると機械的強度が低下し、さらに高温高濃度といった厳しい環境に長時間曝されると加水分解など化学反応を起こして劣化する。
ここでは、熱硬化性樹脂を中心に酸・アルカリ水溶液といった腐食性環境における劣化現象を腐食劣化と定義し、その劣化形態に基づいた高分子材料の腐食の考え方について解説する。
また、リサイクルが困難といわれる熱硬化性樹脂の中で、エポキシ樹脂の硝酸による腐食劣化が激しいことを利用して分解し、得られた分解物によるケミカルリサイクルへの展開について述べる。
担当講師
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授 久保内 昌敏 氏
【主な経歴】
東京工業大学 工学部 化学工学科・助手(1986~)
→同 助教授/准教授(1996~)
→同 教授(2009~現在)
京都工芸繊維大学複合材料長期耐久性評価研究センター・プロジェクト研究委員(2006-2009年度)
(独)科学技術振興機構、研究開発戦略センター・フェロー(2006-2007年度)
【専門】
化学装置に使われる高分子系複合材料の劣化機構、寿命評価、安全設計を中心に, 熱硬化性樹脂の化学的劣化、エポキシ樹脂の耐熱衝撃性、化学劣化に対するスマート材料、リスクベースメンテナンス、グリーンコンポジットなど
【学会活動】
日本材料科学会会長(2013~2017)、化学工学会・化学装置材料部会長(2014~)、機械学会・産業・化学機械と安全部門長(2012)、強化プラスチック協会理事(2018~)、腐食防食学会理事(2018~2019)など
日本材料科学会学会賞(2020)、日本材料科学会論文賞(2012)、樹脂ライニング工業会功績賞(2009)、合成樹脂工業会学術賞(2008)、腐食防食協会技術賞(2002)
【講師WebSite】
http://www.chemeng.titech.ac.jp/~tklab/index-j.html
セミナープログラム(予定)
第1部 プラスチック材料の腐食劣化
1. 耐食性樹脂と耐食FRP
1-1 耐食樹脂の種類と化学構造
1-2 耐食FRPと積層構造
2. 耐食用途への適用事例と劣化事例
2-1 耐食樹脂の適用事例
2-2 化学プラント等における劣化事例
第2部 物理的な劣化
1. 薬液浸入挙動とFickの理想拡散
1-1 水の浸入挙動
1-2 Fickの理想拡散
1-3 分析事例
2. フィラーや強化材の効果
2-1 フィラー周りの浸入挙動
2-2 FRPにおける浸入挙動
第3部 化学的な劣化
1. 劣化の3形態
1-1 3つの劣化形態
1-2 表面反応型
1-3 腐食層形成型
1-4 全面浸入型
2. 劣化形態から考えるプラスチックの劣化機構と寿命予測
2-1 劣化モデル
2-2 寿命予測
第4部 ケミカルリサイクルへの展開
1. エポキシ樹脂の硝酸分解
1-1 エポキシ樹脂の分解挙動
1-2 分解物の収率
2. リサイクル樹脂の特徴
2-1 リサイクル樹脂の機械的性質
2-2 高強度リサイクル材を得る分解
3. リサイクル方法の展開
3-1 分解速度
3-2 連続分解への展開
4. CFRPのリサイクル
4-1 CFRPのリサイクル概要
4-2 樹脂分解物の水添とリサイクル
4-3 回収炭素繊維の特性とリサイクル
□質疑応答□
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
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※他の割引は併用できません。
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配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、主催者サイトのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信のご案内
※【Live配信(zoom使用)対応セミナー】についてはこちらをご参照ください
※【WEBセミナー:アーカイブ受講対応セミナー】についてはこちらをご参照ください
アーカイブ(見逃し)配信について
※視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。
※マイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。
備考
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
特典
■Live受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴できます■
【アーカイブの視聴期間】2024年11月20日(水)~11月26日(火)まで
※このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
お申し込み方法
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