「モノマテリアル包装」の動き,バリア向上などの物性向上,企業採用・海外規制などの展望【提携セミナー】
開催日時 | 2025/3/7(金)9:50~17:10 |
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担当講師 | 森 泰正 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★バリア性,(冷凍・耐油・電子レンジ等への)耐久性,成形加工性など,単一素材で多様な特性や用途に対応するポイント
★リサイクルインフラの整備,(光沢感,透明度,印刷品質など)デザイン性の課題,海外の安全基準や規制への対応
「モノマテリアル包装」の動き,
バリア向上などの物性向上,企業採用・海外規制などの展望
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
EUの包装・包装廃棄物規則(PPWR)や米国の拡大生産者責任規則(EPR)など包装廃棄物の法規制の2030年本格施行に向け,2025年から世界の消費財企業や包装企業 ,素材メーカーや廃棄物管理企業の動きが活発になることが予測される。「モノマテリアル化」を中心に包装産業がなすべきことを考える。
習得できる知識
・海外の包装材料の市場動向(モノマテリアル化や 紙化の新規事例を含む),包装廃棄物の規制動向
・サステナブルパッケージを志向したガスバリア性接着剤の開発とモノマテリアル材料への展開
・粘着ラベルのサスティナブル対応 ~同質同素材ラベル「カイナス」シリーズについて~
・酸素透過率測定とガス透過率測定によるバリア性評価
・フィルムのガス透過試験,水蒸気透過試験などについて
・包装材料のサステナブルな取り組みについて -モノマテリアルなど-
・食品メーカーから見たプラスチック資源循環型社会と容器包装の課題
担当講師
【第1部】(株)パッケージング・ストラテジー・ジャパン 代表取締役社長 森 泰正 氏
【第2部】三菱ガス化学(株) 平塚研究所 主任研究員 小林 菜穂子 氏
【第3部】リンテック(株) 文京春日オフィス 技術開発室 マーケティンググループ 係長 大畠 健二 氏
【第4部】三洋貿易(株) ライフサイエンス事業部 科学機器部 第1グループ 森田 博大 氏
【第5部】(株)東ソー分析センター 四日市事業部 解析グループ 物性チーム 博士(工学) 犬飼 茂樹 氏
【第6部】TOPPAN(株) 生活・産業事業本部 SX推進センター SXパッケージ開発本部 課長 藤村 香往里 氏
【第7部】味の素(株) グローバルコミュニケーション部 レポーティンググループ 豊崎 宏 氏
セミナープログラム(予定)
【9:50~11:00】
第1部 海外の包装材料の市場動向(モノマテリアル化や 紙化の新規事例を含む),包装廃棄物の規制動向
●講師 (株)パッケージング・ストラテジー・ジャパン 代表取締役社長 森 泰正 氏
1.EUのPPWRが包装に求めること
1.1 PPWRの背景と概要
1.2 包装企業,輸入業者に科せられる義務
1.3 PPWRに適合する循環型包装の開発状況
2.米国のEPRが包装に求めること
2.1 各州のEPR法案施行の動き
2.2 トランプ新政権の包装規制に対するリアクションを考える
3.国連の国際プラスチック条約に対する世界の動き
3.1 積極派と慎重派の駆け引き
3.2 次のステップ
4.海外で活発化するモノマテリアル包装と紙パック化
4.1 新たなモノマテリアル包装:海外の事例
4.2 紙パック化の動き
5.海外の包装素材メーカーの動向
5.1 化学メーカーの動向
5.2 紙・パルプメーカーの動向
【質疑応答】
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【11:10~11:50】
第2部 サステナブルパッケージを志向したガスバリア性接着剤の開発とモノマテリアル材料への展開
●講師 三菱ガス化学(株) 平塚研究所 主任研究員 小林 菜穂子 氏
1.食品包装関連製品 紹介
2.ガスバリア性接着剤 「マクシーブ」 とは
2.1 基本コンセプト
2.2 期待用途
2.3 ラミネートフィルムの性能
2.4 透明蒸着フィルムとの組み合わせ
3.環境配慮型パッケージへのマクシーブの適用
3.1 モノマテリアル包材とその課題
3.2 蒸着フィルムを用いた モノマテリアル包材
3.3 ハイバリア化のメカニズム
3.4 コート剤としての適用
3.5 成形容器への適用
【質疑応答】
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【12:30~13:20】
第3部 粘着ラベルのサスティナブル対応 ~同質同素材ラベル「カイナス」シリーズについて~
●講師 リンテック(株) 文京春日オフィス 技術開発室 マーケティンググループ 係長 大畠 健二 氏
1.粘着ラベルについて
1.1 一般的な構造
1.2 粘着と接着の違い
1.3 基材の種類
1.4 粘着剤の種類
1.5 粘着ラベルの選び方
2.環境配慮型ラベルについて
2.1 6つのキーワード
2.2 各製品群の概要説明
2.3 使用用途の紹介
3.カイナスシリーズについて
3.1 なぜ同質同素材が必要なのか
3.2 ラインナップの説明
3.3 使用用途の紹介
3.4 新製品「MMP」の解説
3.5 最新の開発状況の紹介
【質疑応答】
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【13:30~14:20】
第4部 酸素透過率測定とガス透過率測定によるバリア性評価
●講師 三洋貿易(株) ライフサイエンス事業部 科学機器部 第1グループ 森田 博大 氏
1.会社紹介
1.1 三洋貿易
1.2 グローバルフィルム試験機メーカー Labthink社
1.3 Labthink社 試験機ラインナップ
2.バリア性評価とは
2.1 概要
2.2 バリア性評価が必要となる業界
3.酸素透過率測定装置(等圧法)の仕組みと紹介
3.1 等圧法とは
3.2 等圧法試験機の機構
3.3 製品ラインナップ
4.ガス透過率測定装置(差圧法)の仕組みと紹介
4.1 差圧法とは
4.2 代表的な規格
4.3 製品ラインナップ
5.水蒸気透過率測定装置
5.1 水蒸気透過率測定装置
5.2 赤外線センサー法とカップ法について
5.3 製品ラインナップ
【質疑応答】
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【14:30~15:20】
第5部 フィルムのガス透過試験,水蒸気透過試験などについて
●講師 (株)東ソー分析センター 四日市事業部 解析グループ 物性チーム 博士(工学) 犬飼 茂樹 氏
1.概要
2.測定機構,規格
2.1 測定機構について
2.2 等圧法・差圧法の特徴
2.3 水蒸気透過規格と代表的な装置
2.4 ガス透過規格と代表的な装置
3.測定装置の選択
3.1 測定試料について
3.2 測定装置の選択の仕方
4.測定手順
5.評価事例の紹介
5.1 拡散係数の評価
5.2 揮発性物質の透過試験
【質疑応答】
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【15:30~16:20】
第6部 包装材料のサステナブルな取り組みについて -モノマテリアルなど-
●講師 TOPPAN(株) 生活・産業事業本部 SX推進センター SXパッケージ開発本部 藤村 香往里 氏
1.TOPPAN事業のご紹介
1.1 TOPPANのあゆみ
1.2 TOPPANの事業分野
1.3 TOPPANが目指す姿
2.今パッケージに求められること
2.1 SDGs認知率と企業が取り組むことの影響
2.2 国内外の環境関連指針や政策
2.3 環境動向
3. 「SMARTS(R)」 のご紹介から包材への展開方法
3.1 「SMARTS(R)」 について
3.2 GL FILM
3.3 モノマテリアル包材について
【質疑応答】
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【16:30~17:10】
第7部 食品メーカーから見たプラスチック資源循環型社会と容器包装の課題
●講師 味の素(株) グローバルコミュニケーション部 レポーティンググループ 豊崎 宏 氏
1.プラスチック廃棄物の課題
2.プラスチック廃棄物をめぐる国内外の動向
3.味の素グループ「プラスチック廃棄物ゼロ化」の取組み
4.CLOMAの資源循環型社会に向けた取組み
5.今後の展望
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2025/3/7(金)9:50~17:10
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。