微細藻類の大量培養技術,その工業化,「CO2吸収・固定化」などへの応用【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2022/12/15(木)9:50~17:20 |
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担当講師 | 出村 幹英 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★ CO2吸収に向いている藻類の見分け方, 選択的かつ大容量かつ高速高効率な培養のコツ
★「排出量取引」の本格化と「藻類」ビジネスの可能性
★ブルーカーボンとグリーンカーボンの比較
微細藻類の大量培養技術,その工業化,
「CO2吸収・固定化」などへの応用
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 微細藻類の基本的な知識について,培養技術の基礎ー試験管から大量培養までー
- 微細藻類の高密度・大量生産技術の開発
- ラボオートメーションを用いた培養技術について
- 固体培養技術とその応用,可能性
- 微細藻類の新たな実用化を目指した応用的な研究と今後の可能性
- MicroAlgae Towards SUstainable & Resilient Industry: 藻類産業構築に向けて
習得できる知識
カーボンニュートラルな生物資源として注目を集める「微細藻類」について,その有効成分や利用方法を紹介するとともに,試験管レベルから大量培養にいたる培養方法について,色々な技術を包括的に学びます。
担当講師
【第1部】佐賀大学 農学部 生命機能科学コース 特任准教授 博士(理学) 出村 幹英 氏
【第2部】玉川大学 農学部 先端食農学科 教授,大学院農学研究科 教授 学術博士 増田 篤稔 氏
【第3部】北海道大学 大学院農学研究院 助教 博士(工学) 前田 智也 氏
【第4部】岡山大学 微生物インダストリー講座 助教 深野 夏暉 氏 ((株)フジワラテクノアート より出向)
【第5部】パナック(株) バイオサイエンス事業推進グループ 博士(理学) 佐藤 剛毅 氏
【第6部】(株)ちとせ研究所 藻類活用本部 本部長 博士(農業工学) 星野 孝仁 氏
セミナープログラム(予定)
【9:50~11:10】
第1部 微細藻類の基本的な知識について,培養技術の基礎ー試験管から大量培養までー
●講師 佐賀大学 農学部 生命機能科学コース 特任准教授 博士(理学) 出村 幹英 氏
【講座の趣旨】
カーボンニュートラルな生物資源として注目を集める「微細藻類」について,その有効成分や利用方法を紹介するとともに,試験管レベルから大量培養にいたる培養方法について解説する。
【セミナープログラム】
1.微細藻類とは何か?
1.1 微細藻類とカーボンニュートラル
1.2 産業化された微細藻類
2.微細藻類の有効成分
2.1 タンパク質
2.2 「藻類オイル」
2.3 その他有効成分
3.微細藻類の大量培養技術
3.1 「培養株」とは?
3.2 培養装置
3.3 濃縮技術
3.4 抽出技術
【質疑応答】
【11:20~13:10】
第2部 微細藻類の高密度・大量生産技術の開発
●講師 玉川大学 農学部 先端食農学科 教授,大学院農学研究科 教授 学術博士 増田 篤稔 氏
【講座の趣旨】
微細藻類による新規分野での産業利用は,大規模な原材料物質が必要になり,培養もまた大規模かつ安定生産が求められる。 室内培養装置における設計方法確立における基礎的な研究紹介と設計方法の概要について解説する。また,野外培養における問題点と光側面より見た開発案についても解説する。
【セミナープログラム】
1.微細藻類と大量培養と装置技術・環境制御
1.1 フォトバイオリアクターに求められるもの
1.2 光環境と培養容器
1.3 光環境と二酸化炭素に関する定量方法
1.4 室内大量培養における注意点
1.5 微細藻類培養槽の性能評価検討
1.6 コンタミ防止への考え方について
2.低コスト微細藻類生産の必要性とその方策
2.1 低コスト化の必要性
2.2 抵コスト化に向けた藻種選定
2.3 低コスト化に向けた培養装置選定・設計
2.4 室内での微細藻類における低コスト化の方策
2.5 屋外培養における低コスト化の目算
3.微細藻類の貝類餌料の応用展開
3.1 貝類資源の動向と資源保護に必要な餌料
3.2 貝類総生産量
3.3 二枚貝類修行生産における餌料生産システム
4.有用化学素材の探査と有用利用法有
4.1 天然由来の医薬原料
4.2 渦鞭毛藻の大量培養
4.3 バイオマス燃料
5.室内から屋外へ,研究課題
5.1 室内向けの種と野外培養向けの種と,その特性
5.2 野外培養の太陽光利用の考え方
5.3 野外培養における簡易評価方法
5.4 野外培養における培養収率向上の方策
5.5 野外培養における課題
5.6 スケールアップの考え方・条件適正化
5.7 今後の野外培養の制御方法などの方向性
【質疑応答】
【13:50~14:40】
第3部 ラボオートメーションを用いた培養技術について
●講師 北海道大学 大学院農学研究院 助教 博士(工学) 前田 智也 氏
【講座の趣旨】
産業微生物の育種において,ハイスループットな培養が要求されることが増加してき た。このようなマンパワーでは事実上不可能に近い実験を行うために,ラボオート メーションを活用した細菌の培養法について解説する。
【セミナープログラム】
1.導入:微生物育種における培養のハイスループット化の必要性
1.1 合成生物学に基づく微生物の育種について
1.2 合成生物学とラボオートメーション
2.ラボオートメーション技術
2.1 ラボオートメーションに用いられる各種機器について
2.2 培養の自動化における課題
2.3 自動培養システムの構築方法
3.ラボオートメーションを活用した培養事例
【質疑応答】
【14:50~15:20】
第4部 固体培養技術とその応用,可能性
●講師 岡山大学 微生物インダストリー講座 助教 深野 夏暉 氏 ( (株)フジワラテクノアート より出向 )
【講座の趣旨】
日本古来より伝統的に培われてきた固体培養技術(麹づくり)について,固体培養技術の有用性と産業化に焦点をあてて,固体培養の機械化について解説する。
【セミナープログラム】
1.固体培養の有用性
2.固体培養のポイント(例:麹菌)
3.産業化-スケールアップ
4.微生物のチカラを活用した産業の創出
【質疑応答】
【15:30~16:20】
第5部 微細藻類の新たな実用化を目指した応用的な研究と今後の可能性
●講師 パナック(株) バイオサイエンス事業推進グループ 博士(理学) 佐藤 剛毅 氏
【セミナープログラム】
1.パナックのバイオサイエンス事業について
1.1 会社案内
1.2 バイオサイエンス事業のビジョン
1.3 事業概要の紹介
2.微細藻類の実用化を目指す方向性について
2.1 微細藻類が提供できる価値
2.2 価値探索の方法論
2.3 実用化を目指した取り組みの紹介
3.今後の展望
【質疑応答】
【16:30~17:20】
第6部 MicroAlgae Towards SUstainable & Resilient Industry: 藻類産業構築に向けて
●講師 (株)ちとせ研究所 藻類活用本部 本部長 博士(農業工学) 星野 孝仁 氏
【セミナープログラム】
1.なぜ藻類なのか?
1.1 持続的社会の構築に向けて:太陽光を利用するということ
1.2 藻類生産の優位性について
1.3藻類生産のポテンシャル
1.4 藻類に関わる研究・産業利用の歴史
1.5 社会動向および藻類の産業利用への期待
2.藻類産業構築に向けて
2.1 安定的な大規模生産の構築に向けて
2.2 これまでの課題およびその原因
2.3 課題解決に向けて:新しい生産システム
2.4 ちとせ研究所の取り組み紹介
2.5 藻類の商業用途の多様化に向けて
2.6 これまでの課題およびその原因
2.7 課題解決に向けて:多様な用途の開発
2.8 MATSURI プロジェクトの紹介
3.藻類産業を基盤とした社会において
3.1 マレーシア,サラワク州における動向紹介
3.2 おわりに
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2022/12/15(木)9:50~17:20
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。