高分子材料の劣化・破壊のメカニズムと寿命予測【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 倉地 育夫 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
高分子材料の劣化・破壊のメカニズムと寿命予測
≪劣化・破壊現象の理解と各種寿命試験を実施する上でのポイント≫
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
熱・光・酸化・ケミカルアタックなどなど様々な要因によって引き起こされる劣化現象
複合的に起こる高分子材料の劣化・破壊のメカニズムから寿命予測などについて解説
また実践的に活用できるワイブル統計の使い方も解説いたします
セミナー趣旨
樹脂・高分子材料の耐久性あるいは劣化について、その寿命予測は化学変化を仮定したアーレニウスプロットが一般的に用いられる。また、物理変化を仮定した場合には、高負荷をかけた高温度条件で実験を行う。そして市場での劣化は、化学変化や物理変化が同時に進行すると仮定してこの両者の結果から予測したりする。しかし、市場ではこの複合変化が起きており、必ずしも実験室の結果が再現されるとは限らない。そこで独自の寿命予測法を開発し、それをノウハウとした品質評価法を採用している企業もあるが、それでも品質問題に悩まされるのが実状である。
本セミナーでは、高級フィルムカメラ裏蓋の破壊事例をはじめ、複数の体験事例を基に、高分子材料の劣化や破壊について基礎から説明するとともに、信頼性評価法としてよく用いられるワイブル統計の活用法についても説明する。
また、昨今のデータサイエンスブームを鑑み、マテリアルズインフォマティクスの概説も行う。
得られる知識
- 破壊力学の考え方と高分子の破壊の知識
- 時間温度換算則と実験方法
- データサイエンスの初歩、多変量解析の知識
受講対象
- 高分子材料開発を担当する技術者
- 高分子材料の品質管理を担当する部門の管理者、担当者
- 製品設計を担当する技術者
担当講師
(株)ケンシュー 代表取締役社長 倉地 育夫 氏
セミナープログラム(予定)
1.固体の破壊力学
1.1 破壊とは
1.2 材料力学と破壊力学
1.3 Griffithの理論
1.4 線形破壊力学の要点
1.5 フラクトグラフィー
1.6 ワイブル統計
1.7 事例:セラミックスの破壊解析
2.高分子の破壊
2.1 高分子概論
2.2 高分子の破壊機構
a.エラストマーの破壊力学
b.クレイジング
c.事例:ポリ乳酸
2.3 高分子の劣化機構
a.化学劣化
b.物理劣化
2.4 ケミカルアタック
3.高分子の寿命予測
3.1 寿命予測概論
3.1.1.アーレニウス式による寿命予測
3.1.2.多変量解析による簡便法
3.1.3.ラーソン・ミラー型による寿命予測
3.1.4.寿命推定試験
3.2 事例:免振ゴムの品質保証
3.3 事例:寿命予測の失敗例(高級カメラの事例)
3.4 事例:ゴムローラの初期故障
4.マテリアルズインフォマティクス
4.1 データマイニングについて
4.2 事例:組立メーカーのクレーム解析
(コンパウンドメーカーの立場で解析)
4.3 タグチメソッド
5.まとめ
信頼性工学について
□ 質疑応答 □
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
配布資料
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
備考
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
お申し込み方法
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