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2024/12/3(火)9:30~16:30
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電気主任技術者は、電気設備の工事、維持、運用における保安の監督者としての資格です。
扱う設備の電圧規模により、第1種、第2種、第3種に分かれます。
「電験三種」、「電験二種」などの通称を耳にする方も多いと思いますが、これらは「第3種電気主任技術者」「第2種電気主任技術者」のことです。
事業用電気工作物の設置者(所有者)には、電気主任技術者を選任しなくてはならないことが、電気事業法で義務付けられています。
[※引用:一般財団法人 電気技術者試験センター]
https://www.shiken.or.jp/
1.以下のいずれかに該当する者が免許交付申請すること。
2.受験資格
なし
《一次試験》
《二次試験》
一次試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば一次試験合格です。
一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。
一次試験合格者は、翌年度の一次試験が免除されます。
[※引用:一般財団法人 電気技術者試験センター]
https://www.shiken.or.jp/
[電気主任技術者の試験に関するフロー(大まかなイメージ)]
2年程度。
私が、まだ若手技術者のころ、勤めていた会社でリストラがありました。
その時、リストラに遭った二人の方の例を知りました。
二人とも設備関係の会社に転職されていきました。(Aさん、Bさん)
Aさんは、「夜勤があって大変だ」、とおっしゃっていましたが、Bさんは、「電検三種の資格があったから、9時から5時までだよ」、とおっしゃっていました。
そこで、将来、リストラに遭った場合に、電検三種を持っている方が有利と考え、資格の取得を思い立ちました。
リストラがなくならない現在の状況では、皆さん同じことを考えるのではないでしょうか。
電検三種は、高卒程度、二種は、短大卒程度、一種は、大卒程度と、資格関係の本に書いてあることがありますが、実際は、学校を卒業して時間が経つほど難しくなると思います。
特に、電気関係の勉強をしてこなかった方には、数式など理解することがかなり難しいと思います。受験制限がないため受験者が多く、合格率は、低いみたいです。
私は、大学の電気科を卒業しましたが、一度では合格できず、科目合格制度で、二年がかりで合格できました。
問題集などを買って、独学で勉強しました。一応、電気科卒なので、問題が理解できないということはなく、問題集を解きまくって合格した、という感じです。
理論、電力、機械、法規の4科目がありますが、理論と法規は普段なじみがないので、難しかったです。機械は、回路関係の問題もあり、(私は、回路技術者なので)私にとっては、容易でした。
電気科卒でない方は、通信講座などを活用されて、基本を身に着けたほうが、結局は合格への近道と思います。
私は、設備関係の仕事に就いたことはないので、役立ててはいませんが、かつての同僚たち(回路技術者)は、リストラに遭っても、定年を迎えても、私が、電検三種の取得を勧めたおかげで、設備関係の仕事をしています。普通、再就職の場合は、経験が求められることも多いですが、かつての同僚たちは、未経験でも設備関係の仕事に就くことができているようです。
二年がかりで取得していますが、勉強期間は、9か月ぐらいだと思います。
科目合格制度があるので、一回の試験で4科目合格するよりは、2~3年かけて目指すのが良いかもしれません。
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