- おすすめ
プロセス技術の問題解決の基礎《問題解決型QCストーリー・なぜなぜ分析等による問題解決ワーク》
【LIVE配信】2024/9/6(金)10:00~16:00
お問い合わせ
03-6206-4966
ものづくりの基本的な技法に、QC七つ道具というものがあります。
QCというのは、品質管理=Quality Control のことです。
QC七つ道具は、品質管理のキホン技法ということになります。製造業のあらゆる分野で用いることができる、ものづくりに関わる人にとっては必修の技法となります。
このような7つの技法を合わせて、QC七つ道具と呼びます。
一つずつみていきましょう。
このページでは、特性要因図について紹介します。
ある問題の特性と、それに影響を及ぼす要因との因果関係を可視化したものが特性要因図で、俗に「魚の骨」(fishbone diagram)とも呼ばれています。
「特性」とは、解決すべき問題や課題のことを指します。
「要因「とは、特性に影響を及ぼす可能性のあるものを指します
特性に影響を及ぼす可能性があると考えられる要因を数多く列挙して、図に表して可視化することで
要因を漏れなく抽出して、要因を分類し整理することで、要因と特性の因果関係を複合的な視野から明らかにする効果が期待できます。
要因の中で、特性に実際に影響を及ぼしたものが原因です。何か問題が発生して、その原因がなかなかわからないとき、見落としている要因が無いのか特性要因図に表して洗い出しを行うことで、原因究明の手掛かりを得ます。
抽出した要因の中から可能性が高いと考えられるものについて検証作業を行っていきます。
新製品開発、新技術採用など新しいことを実施する場合に、問題発生につながると考えられる要因を出来るだけ多く抽出して、事前の対策構築に役立てます。
原因究明の場合よりも、洗い出す要因の数は多くなります。
抽出した要因を整理する際に”4M”を大骨として分類すると便利です。
これに測定(MEASUREMENT)を加えて”5M”とする場合もあります。
4Mを大骨として、そこにぶらさがる中骨、小骨(さらにつながる要因あれば孫骨)の形で整理します。
中骨なのか小骨なのか、あまり迷うと作業が進まないので、あまり気にせず書き込んでいくようにします。
(上図で実線枠が中骨、破線枠が小骨)
特性要因図が一通り書けたら、全体を見直し、ブレーンストーミングなども交えて、漏れがないか、他にないか、など議論しながら修正していきます
(アイアール技術者教育研究所 S・Y)
※当研究所が提供している資料や各種フォーマット等につきましては「資料ダウンロードページ」をご参照ください。
【QC7つ道具「特性要因図」のフォーマット】(※ダウンロードはこちら)
当研究所では、このページでご説明した「特性要因図」も含めた、QC7つ道具のうちの4技法についてEXCEL形式のフォーマット(ひな形)を無料提供しております。
特性要因図を作成する際のテンプレート・サンプルとしてご活用ください。