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不具合未然防止の基本と実務への適用《事例で学ぶ FMEA/FTA/DRBFMの効果的な使い方》(セミナー)
2024/12/3(火)9:30~16:30
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ものづくりの基本的な技法に、QC七つ道具というものがあります。
QCというのは、品質管理=Quality Control のことです。
QC七つ道具は、品質管理のキホン技法ということになります。製造業のあらゆる分野で用いることができる、ものづくりに関わる人にとっては必修の技法となります。
このような7つの技法を合わせて、QC七つ道具と呼びます。
一つずつみていきましょう。
このページでは、ヒストグラムについて紹介します。
ヒストグラムは、日本語で、度数分布図と呼ばれます。これは、横軸に階級(区間、ビンともいいます)、縦軸に度数をとった統計グラフです。
階級というのは、ある数値を持った要素の集団の中で、特定の数値の範囲を一つの級としてまとめたものです。例えば、金属板の打ち抜き(ブランキング)加工において、打ち抜いた板の反りを管理しているとします。
板の反りは個々の製品によって異なります。1.33mmのものもあれば、0.75mmのものもあるなど、値がさまざまにばらつくものにおいて、そのばらつきの発生状況を把握する場合などに、ヒストグラムが活用されます。例えば、0.5mmごとの階級を設けて、その級に入る製品の数を各級の度数とします。次のようなヒストグラムになります。
ヒストグラムをつくることで、ばらつきを持った集合の、平均や、そのばらつきの状況を視覚的に把握することができます。
ヒストグラム作成は、それぞれ値を持った要素群の表から、階級ごとの度数をまとめた度数表を作成し、それを棒グラフで表示します。
Excel2013では、度数表を作成する必要もなく、元データから直接ヒストグラムを作成できます。階級の幅や数を設定することで、狙い通りの作図が可能です。
(アイアール技術者教育研究所 K・O)
※当研究所が提供している資料や各種フォーマット等につきましては「資料ダウンロードページ」をご参照ください。
【QC7つ道具「ヒストグラム」のフォーマット】(※ダウンロードはこちら)
当研究所では、このページでご説明した「ヒストグラム」も含めた、QC7つ道具のうちの4技法についてEXCEL形式のフォーマット(ひな形)を無料提供しております。
ヒストグラムを作成する際のテンプレート・サンプルとしてご活用ください。