食品メーカー向け倫理研修《食品技術者が押さえておくべき不正防止の基本》
開催日時 | 出張研修(講師派遣による企業研修) |
---|---|
担当講師 | |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
食品業界のリアルな不正事例を題材に「技術者倫理」を学ぶ!
企業不祥事の発生を防ぐには継続的な社員教育・啓蒙活動が不可欠です
食品メーカー向け倫理研修
《食品技術者が押さえておくべき不正防止の基本》
講座概要
技術(研究・開発)なくして新商品、新機能は生まれません。技術者が社会に対して持つ責任、会社に対する責任は重大であるため社内外から注目されますが、その一方でその活動は外からは見えにくく、理解されにくいものです。そこで必要となるのが「技術者倫理」です。健康被害など人命にもかかわる「食品」を扱う技術者には、高度な責任感・コンプライアンス意識が求められることは言うまでもありません。
この研修では、主に食品メーカーの技術者(研究者、開発者、生産技術者など)の方を対象として、不正防止のための知識と考え方はもちろん、例えば食品に関連する環境問題など最近のトピックまで取り上げながら、食品技術の専門家としての倫理的な意識を高めることを目標とします。
グループワークでは、企業の部門間で起こりそうなトラブル事例を取り上げ、受講者一人一人が当事者となりうる事態をどのように解決するかを考えます。
たった1件の不正が取り返しのつかない信用失墜をもたらし、自社の事業活動に多大なダメージを与えます。
自社の不祥事発生を防ぐには、継続的な社員教育・啓蒙活動が不可欠です。
食品メーカーでの研修実績が豊富なプロ講師による倫理研修サービスをご活用ください。
期待される効果
- 食品メーカー(または食品事業部など)の研究者、技術者、開発者として倫理感が高まります。
- 食品を扱う企業人として、自らの倫理的な判断に基づいて行動する態度と意志を持つための実践力を養うことができます。
- 結果として企業不祥事(不正、コンプライアンス違反)の防止に繋がります。
主な受講対象者
- 食品メーカー等に所属し、食品の研究や商品開発、生産技術などに従事されている方
セミナープログラム(予定)
1.食品分野における技術者倫理とその必要性
- 技術者と無防備な公衆
- 食品(技術)と公衆
- 公衆の安全を最優先とする技術者倫理の考え方
- 食品技術者特有の倫理的問題(商品サイクル早、賞味期限設定)
- 倫理大綱(米国プロフェッショナル協会、日本技術士会等)
- 事例:乳製品集団食中毒事件
2.研究倫理
- 研究不正の原因
- 不正行為FFP(捏造、改ざん、盗用)
- 研究ノートのあり方
- 事例:STAP細胞事件
3.食品と製造物責任
- 製品安全に対する技術者の責任
- ハザードとリスク
- 製造物責任法
- 事例:カネミ油症事件、こんにゃくゼリーなど
4.内部通報と内部告発(警笛鳴らし)
- 技術者の二つの立場(技術者のジレンマ)
- 内部通報と内部告発の違い
- 内部告発の影響と実行基準
- 事例:牛肉産地偽装事件、牛肉偽装事件
5.食品不祥事と技術者
- その時、技術者個人としてどう判断するか
- 企業内技術者としてのジレンマ
- 「これくらいは大丈夫だろう」の罠
- 事例:賞味期限切れ牛乳使用事件、賞味期限偽装事件
6.環境等諸問題対する食品技術者の責務
- 地球が直径1メートルの球だったら
- 地球環境の変貌
- 環境倫理と技術者の責務
- 原料生産地の問題と倫理
- 事例:パーム油増産のための農地開発(RSPO)、SDGs、食品ロス問題、カカオ豆生産地の児童労働問題
7.食品技術者に対する社会の期待
※途中、グループワークの時間を設けます。
公開セミナーの次回開催予定
- 出張型(講師派遣型)の研修となります。オンライン研修、訪問による対面集合研修のいずれにも対応しています。
- 事例やグループワークの内容等について、個別カスタマイズ対応も可能です。お気軽にご相談ください。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。