多孔体による気体吸着の基礎から特性評価、選択吸着分離のための細孔制御【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 松本 明彦 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
○多孔性シリカ、ゼオライト類、活性炭、PCP/MOFなど
代表的な多孔体の細孔・表面構造の基礎から解説!
○吸着を支配する表面・気体分子間の相互作用とその制御、
気体吸着の実験法と解析といった実践的な内容も多数含みます。
多孔体による気体吸着の基礎から特性評価、
選択吸着分離のための細孔制御
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
活性炭,ゼオライトなどの多孔体は吸着材として,物質の分離・精製,気体の貯蔵などに広く用いられています。さらに近年は多孔性有機金属錯体MOFなどの新しい多孔体が注目され,これらの応用についてもさかんに研究されています。
本講演では,まず代表的な多孔体の幾何学的・化学的な細孔・表面の構造を説明します。そのうえで,多孔体への気体分子の吸着メカニズムについて説明します。気体の吸着性は多孔体の細孔構造・表面の化学組成と気体の化学的な性質により決まります。これらを理解すれば,吸着材の選定・設計に役立ちます。窒素,アルゴン吸着による多孔体の細孔構造(細孔径分布・細孔容量)の解析法などについても解説します。
◆受講後、習得できること
- 吸着の基礎知識
- 多孔体の細孔特性化の原理と理論
- 特定の気体・蒸気を選択的に分離するための知識,多孔材料設計のヒント
など
◆受講対象者
- 多孔体への気体吸着について学びたい初学者の方
- 気体の吸着分離・除去するための吸着材の選定を検討されている方
- 本テーマに興味があり,理解を深めたい方
◆必要な予備知識など
- 高校の化学・物理・数学の予備知識。
- さらに大学の化学,大学教養の数学の知識があればより理解し易い。
担当講師
豊橋技術科学大学
大学院 工学研究科 応用化学・生命工学系 学長特別補佐・教授
松本 明彦 先生
■ご経歴等:
・日本吸着学会前会長
・国際吸着学会前理事
・国際誌Adsorption (Springer-Nature刊)副編集長
セミナープログラム(予定)
1.吸着の基礎
1.1 吸着とはどのような現象か
1.2 吸着現象の利用
1.3 多孔体と吸着
2.代表的な多孔体と細孔制御
2.1 多孔体とはどんなものか
2.2 多孔体の細孔について
2.3 多孔化で表面積,細孔容積はどのように変化するか
2.4 細孔径による多孔性材料の分類
2.5 代表的な多孔体と細孔の制御
多孔性シリカ,ゼオライト類,活性炭・活性炭素繊維,多孔性金属錯体PCP/MOF
3.吸着を支配する表面と気体分子間の相互作用
3.1 分子間相互作用
3.2 目的物質の選択吸着のための多孔体の細孔構造・表面化学組成の制御
4.気体吸着実験法と解析
4.1 吸着測定の原理
4.2 吸着等温線
4.3 吸着等温線の解析と吸着理論
4.3.1 平坦平面への吸着
Langmuir理論,BET理論
4.3.2 メソ細孔,マクロ細孔への吸着
ケルビン式と毛管凝縮,メソ細孔分布解析の考え方(DH法,BJH法),NLDFT法,水銀圧入法
4.3.3 ミクロ細孔への吸着
スリット型細孔への吸着(ミクロ細孔充填),ミクロ細孔の解析(t-プロット,DRプロット)
5.吸着エネルギーの測定と解析
5.1 吸着の熱力学
5.2 吸着エネルギー測定の原理
5.3 微分吸着エネルギー曲線の解析
5.4 等量吸着熱
6.まとめ
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
配布資料・講師への質問等について
●配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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