ベンダー・受注者の能力を引き出す「発注仕様書」の極意【提携セミナー】

オープンイノベーション_発注仕様書

ベンダー・受注者の能力を引き出す「発注仕様書」の極意【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 【オンデマンド配信】2022/3/30まで申込み受付中
担当講師

澤田 雅之 氏

開催場所

Webセミナー:オンデマンド配信

定員 -
受講費 通常申込:49,500円
E-mail案内登録価格: 46,970円

ベンダー・受注者の能力を引き出す
「発注仕様書」の極意

 

ベンダーの最先端技術や創意工夫を存分に活かせる理想的なオープンイノベーションに向けて

 

 

【提携セミナー】

主催:サイエンス&テクノロジー株式会社

 


 

仕様発注ばかりで性能発注によるベンダー・受注者側の最先端技術や創意工夫を引き出せずにいる・・・など
発注仕様書の重要性を見落としていませんか?
本セミナーでは、ソフトウェアから宇宙望遠鏡まで、様々な失敗例・成功事例を交えながらその重要性と極意を解説します。
公共事業入札に関わる貴重な情報をお求めの方にもおすすめのセミナーです。

 

◆ セミナー趣旨

技術革新が著しい分野では、最適な研究開発・設計・製造ができるベンダーを広く外部から募る「オープンイノベーション」が、大きな効果を発揮するところです。理想的な「オープンイノベーション」を行えば、ベンダー側の創意工夫や最先端技術を存分に活かすことができます。問題は、最適なベンダーの見つけ方です。我が国では、「この設計図書のとおりに造ってもらいたい。」といった、実現手段を示す「仕様発注」が深く根付いていますが、これでは、「オープンイノベーション」に最適なベンダーを見つけられるはずもありません。そこで、「このようなものを研究開発・設計・製造してもらいたい。」といった、実現目標を示す「性能発注」の出番となります。この場合、「形ばかりの性能発注」ではなく、ベンダー側での「全体最適化」が可能となる「真の性能発注」でなければなりません。つまり、理想的な「オープンイノベーション」の実現には、「真の性能発注」の実現が絶対に欠かせないのです。

 

そこで、本セミナーでは、「真の性能発注」を実現するための「発注仕様書の極意」について、色々な具体的事例に基づき分かりやすく解説します。

 

◆ 得られる知識

  • 「真の性能発注」による理想的な「オープンイノベーション」では、ベンダー(受注者)側の最先端技術や創意工夫を存分に活かせることが理解できます。
  • 「真の性能発注」を実現するための発注仕様書では、シーズとニーズのベストマッチングに基づく「全体最適化」の考え方が極めて重要であることが理解できます。
  • 「真の性能発注」に向けた概要設計書では、「現状の問題点」・「解決策の概要」・「期待される効果」の重要ポイントについて、組織内の意志統一やベンダー側との問題意識の共有に大きな効果を発揮することが理解できます。
  • 理想的な「オープンイノベーション」に向けた発注仕様書と概要設計書の具体的な作成方法が理解できます。

 

◆ 受講対象

オープンイノベーションの上手な進め方を探求中の方々には、ピッタリのセミナーです。
また、官民を問わず、機器・装置などの製造請負(特注)による発注業務や、情報システムの開発や構築に向けた発注業務に関係している方々には、ベンダー(受注者)側の創意工夫や最先端技術を存分に活用していく上で大いに役立ちます。受講に当たっての特段の予備知識は必要ありません。

 

 

担当講師

澤田雅之技術士事務所 所長 技術士(電気電子部門)

澤田 雅之 氏

 

セミナープログラム(予定)

1.特注品の研究開発等を広く外部に求めるオープンイノベーション
1.1 オープンイノベーションのメリット
(1) 自社内で研究開発体制を整えるよりも迅速かつ効率的
(2) 技術革新が著しい分野での優れた特注品の創出に効果的
1.2 オープンイノベーションを成功させる鍵
(1) 「性能発注」による発注仕様書を作成すること
(2) 研究開発等に最適なベンダーを見つけ出すこと

 

2.オープンイノベーションを成功させる「性能発注」
2.1 「性能発注」とは?
(1) 実現手段を示す「仕様発注」 vs. 実現目標を示す「性能発注」
(2) 設計・製造の一括発注に欠かせない「性能発注」
2.2 「性能発注」のキーポイント
(1) シーズとニーズのベストマッチングに基づく「全体最適化」を求めること
(2) ベンダー側に実現を求める「機能要件」と「性能要件」を必要十分に示すこと
(3) ベンダー側に委ねるべき「設計」には立ち入らないこと
2.3 「性能発注」の歴史的な経緯
(1) 「性能発注」による戦前最大の成功事例は、「零戦」
(2) 戦後は、土木分野の「仕様発注」が波及して影を潜めた「性能発注」
(3) X線天文衛星「ひとみ」の大失敗は、「仕様発注」が原因
(4) 「仕様発注」により失敗・破綻し、「性能発注」により復活・成功した新国立競技場

 

3.「真の性能発注」に向けた理想的な発注仕様書とその作成方法
3.1 理想的な発注仕様書の効能・効果
(1) イノベーションを促進
(2) 費用対効果の最大化を実現
(3) 発注者とベンダーとの間における責任の所在を明確化
3.2 理想的な発注仕様書の作成方法
(1) ベンダーに実現を求める「機能要件」と「性能要件」を、漏れなくリストアップ
(2) ベンダーが設計・製造を行う上で、必要十分な情報を提供
(3) 複数の「性能要件」の間における「トレードオフの関係」に注意
(4) ベンダーに委ねるべき「設計」には決して立ち入らないこと
(5) ベンダーによる「製造承認図書」の作成と提出を明記すること

 

4.発注仕様書に先立つ理想的な概要設計書とその作成方法
4.1 理想的な概要設計書の効能・効果
(1) 発注者側の組織内で意志を統一
(2) 発注者側からベンダー側に対して問題意識を共有
(3) ベンダー側から発注者側への提案書としても効果的に活用可能
4.2 理想的な概要設計書に記載する3項目
(1) 解決したい課題
(2) 技術的な解決方策の概要
(3) 課題解決により期待される効果

 

5.零戦 〜「真の性能発注」による戦前最大のイノベーション事例
5.1 20世紀の世界地図を塗り替えた零戦は「真の性能発注」の賜物
(1) 海軍で発注仕様書(1枚のみ)を作成して詳細設計と製造を発注
(2) 発注者が求める性能を実現する責任を負うのは受注者
(3) 発注者の役割は、シーズとニーズのベストマッチング
5.2 「真の性能発注」に欠かせない発注者の技術力
(1) シーズの把握力 〜 技術動向を把握する力
(2) ニーズの把握力 〜 現場の課題を見極める力
(3) シーズとニーズのマッチング力 〜 期待される効果を予見する力
5.3 零戦が成功した秘訣
(1) 零戦に求める「機能と性能」を発注仕様書に網羅
(2) 理想的な発注仕様書が受注者による「全体最適化」の目標
(3) 理想的な発注仕様書がイノベーションを促進
5.4 零戦の後継機「烈風」の開発失敗
(1) 零戦と同様な発注仕様書で海軍は発注
(2) 海軍が「烈風」の詳細設計に立ち入ったため「全体最適化」が破綻
(3) 「真の性能発注」の成否が国運をも左右

 

6.X線天文衛星「ひとみ」〜「仕様発注」による大失敗事例
6.1 X線天文衛星「ひとみ」が軌道上で空中分解するまでの経緯
(1) 国際協力プロジェクトの「ひとみ」は打ち上げに成功
(2) 天体観測機能確認期間中に衛星異常回転が発生して空中分解
6.2 X線天文衛星「ひとみ」が大失敗した原因
(1) 直接的な原因は、ソフトウェアのバグとデータ入力ミス
(2) 根源的な原因は、昔ながらの「仕様発注」による「部分最適化」の追求
(3) 事前のリスクマネジメントの欠如によるダメージコントロールの失敗
6.3 大成功した小惑星探査機「はやぶさ」との対比
(1) プロジェクトマネジメントとしての「全体最適化」
(2) 事前のリスクマネジメントの徹底が産んだ見事なダメージコントロール

 

7.消防無線談合 〜「仕様発注」による大失敗事例
7.1 消防無線談合の舞台裏
(1) 全国の自治体が発注した消防救急無線デジタル化事業
(2) 無線スペックの統一規格を定めた共通仕様書
(3) 消防無線談合の発覚と認定
7.2 「特定の業者しか対応できない仕様書」は談合の温床
(1) 「特定の業者しか対応できない仕様書」の具体例
(2) 「特定の業者しか対応できない仕様書」ではイノベーションは無理
(2) 「特定の業者しか対応できない仕様書」を産み出した「仕様発注」
7.3 談合の餌食になり易い発注体質を「性能発注」により抜本的に改善
(1) 「性能発注」により談合の温床を払拭
(2) 「性能発注」により費用対効果を最大化
(3) 「性能発注」によりイノベーションを促進

 

8.ターゲット発見システム 〜 概要設計書と発注仕様書の作成モデル
8.1 概要設計書と発注仕様書の作成上のキーポイント
8.2 ターゲット発見システムの概要設計書記載例
(1) 現状の問題点
(2) システムの概要
(3) 期待される効果
8.3 ターゲット発見システムの発注仕様書記載例
(1) 目的
(2) 機能要件
(3) 性能要件
(4) 設置工事

 

9.究極のセキュリティ対策「AppGuard」〜 概要設計書に基づく提案書の作成モデル
9.1 概要設計書に基づく提案書の作成上のキーポイント
9.2 「AppGuard」の提案書記載例
(1) 現状の大問題 〜 マルウェアを防ぎきれない!
(2) 大問題の抜本的な解決策 〜 AppGuard!
(3) AppGuardで期待される効果 〜 マルウェアの活動を完璧にブロック!

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

【Webアーカイブ配信】 2022年3月30日(水) 23:59まで申込み受付中/【収録日:2021年3月18日】※映像時間:3時間56分

 

開催場所

Webセミナー ※会社・自宅にいながら受講可能です※  【視聴期間:お申込み日から10日間】

 

受講料

49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 )

【一般受講】本体45,000円+税4,500円
【E-mail案内登録価格】本体42,700円+税4,270円

 

※E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料

2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円)

 

【S&T会員登録】と【E-Mail案内登録】の詳細についてはこちらをご参照ください。

※E-Mail案内登録をご希望の方は、申込みフォームのメッセージ本文欄に「E-Mail案内登録希望」と記載してください。ご登録いただくと、今回のお申込みからE-mail案内登録価格が適用されます。

 

★ テレワーク応援キャンペーン(1名受講)のご案内 ★

(Live配信/WEBセミナー受講限定)

【一般受講】本体32,000円+税3,200円
【E-mail案内登録価格】本体30,400円+税3,040円

 

※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームのメッセージ欄に【テレワーク応援キャンペーン希望】とご記載ください。
※他の割引は併用できません。

 

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可):マイページよりダウンロード
    講師メールアドレスの掲載:有

 

オンライン配信のご案内

こちらをご参照ください

 

備考

※WEBセミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※お申込み後 すぐに視聴可能なため WEBセミナーのキャンセルはできません、予めご了承ください

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

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