バイオマテリアルの基礎と細胞培養基材への展開
2024/4/25(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
お問い合わせ
03-6206-4966
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 三枝 大輔 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
未来型医療は、個別化予防の実現に向けた疾患リスク因子(バイオマーカー)の開発が期待されている。質量分析計は、バイオマーカー探索研究の中心的な基盤技術であり、先行研究においても数多くの疾患発症予防バイオマーカー候補分子が同定されているが、再現性や信頼性の再評価に課題が残されている。
疾患バイオマーカー探索研究は、主に体液成分を対象とした研究が散見されるが、分子機能を知るためには生体組織の分布局在を明らかにする必要がある。そこで我々は、質量分析イメージング法を駆使することにより、組織切片上に含まれる分子を「可視化」し、新たな評価法を加えることで、バイオマーカーの信頼度を大きく向上する研究に取り組んでいる。
本講演では、試料前処理(切片作成を含む)のノウハウを共有すると共に、これまでに我々の研究で得られた新たな疾患バイオマーカー探索研究について紹介することで、新たな創薬開発戦略について議論したい。
◆受講後、習得できること
帝京大学薬学部 准教授
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 客員准教授
博士(薬学) 三枝 大輔 先生
■主経歴等
2009年 東北大学大学院薬学研究科 助手
2012年 東北大学大学院薬学研究科 助教
2013年 東北大学東北メディカル・メガバンク機構/大学院医学系研究科 助教
2015年 東北大学東北メディカル・メガバンク機構/大学院医学系研究科 講師
2020年 トリノ大学 客員教授
2021年 帝京大学薬学部 准教授
2021年 東北大学東北メディカル・メガバンク機構/大学院医学系研究科 客員准教授
現在に至る
■専門および得意な分野・研究
臨床分析学、バイオマーカー探索、質量分析、メタボローム、リピドーム、イメージング
■本テーマ関連の専門学会・協会等での委員会活動等
日本質量分析学会 理事
日本医用マススペクトル学会 評議員
1.背景
1.1 メタボローム解析とは
1.2 可視化できることでわかること
2.MSイメージング法
2.1 概要
2.2 前処理1(凍結切片作成のノウハウ)
2.3 前処理2(MALDIのマトリックスの塗布)
2.4 MSイメージング分析
2.5 画像データ解析
3.疾患バイオマーカー探索への応用
3.1 肝細胞癌バイオマーカー探索
3.2 糖尿病性腎障害バイオマーカー探索
3.3 緑内障バイオマーカー探索
3.4 他
4.最新のMSイメージング法ができること
4.1 誘導体化による超高感度分析
4.2 一細胞レベルの分析
4.3 イオンモビリティMSを組み合わせた分析
尚、本講演では以下の原著論文にて発表済みの内容を含んでおります
・ Sci Rep. 2018, 8(1), 11930.
・ Neurol Med Chir (Tokyo). 2018, 58(9), 384-392.
・ Nat Commun. 2019, 10(1), 1835.
・ Anal Chem. 2019, 91(14), 8979-8986.
・ Sci Rep. 2019, 9(1), 16578.
・ Rapid Commun Mass Spectrom. 2020, 34 Suppl 1, e8551.
・ Anal Chem. 2021, 93(8), 3867-3875.
・ Drug Metab Pharmacokinet. 2021, 37, 100373.
・ Metabolites. 2021, 11(10), 652.
未定
未定
未定
配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
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●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
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