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プロセス技術の問題解決の基礎《問題解決型QCストーリー・なぜなぜ分析等による問題解決ワーク》
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QC検定は、JSA日本規格協会グループが主催する品質管理の知識を問う筆記試験です。
内容は品質管理とは何か?から始まり、改善活動の基礎知識、統計的なプロセス管理など多岐にわたります。
受験者数は年々増加しており、毎年の受験者数が10万人を超える製造業ではメジャーな試験です。
[※関連記事:【技術系資格ナビ】QC検定(1〜4級の難易度/合格率/勉強方法/メリット)はこちら]
この連載では、各級の頻出範囲について例題を交えて解説を行います。この連載を通じて、QC検定の受験準備をしてみましょう。
3級の試験範囲は日本規格協会のHP(品質管理検定レベル表)をご確認ください。
今回は3級の試験範囲(実践分野)から「QCサークル活動」を解説します。
「QCサークル活動」は「小集団改善活動」とも呼ばれ、製造現場などで品質や効率の改善を目的に行われていま
1950年頃からアメリカのW・エドワーズ・デミング氏により、品質管理の考え方や統計的手法が伝えられ、そこから日本で独自に改良を加え生まれたのがQCサークル活動です。特にトヨタ自動車ではQC活動の推進組織が整備され、スタッフが取り組む「QCチーム」、現場の第一線の作業者が参加する「QCサークル」といった小集団活動が盛んでした。
QCサークル活動の基本理念は、以下の3つとされています。
※参照:日科技連HPより[URL:https://qc-circle.jp/business.html ]
また、この理念を実現するためのQCサークル活動の基本要素は以下の4つとされています。
QCサークル活動の一般的な進め方は下記の7つのステップです。
それでは例題にチャレンジしてみましょう。
QCサークル活動に関する次の文章について、正しい場合は〇、正しくない場合には×を記せ。
(1) QCサークル活動は日本独自の活動である。
(2) QCサークル活動は企業全体の経営に関わる内容なので、できるだけ多くの人数で行うのがのぞましい。
(3) QCサークル活動の基本理念の1つは「人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出す」である。
(4) QCサークル活動は最終的に結果を発表、共有することで次の改善活動につなげるようにする。
(5) QCサークル活動は第一線で働く人々の活動なので、管理者は関わらない方がいい。
《例題》[解答と解説]
今回は実践分野の3回目「QCサークル活動」について解説しました。
次回はQC検定3級試験範囲の最終回「品質マネジメントシステム」について解説します。
(アイアール技術者教育研究所 A・K)