PDCA、CIPそしてQC七つ道具

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PDCAサイクルを回す

 

PDCAサイクル(Plan- Do- Check- Act cycle, 改善管理サイクル)、CIP (Continuous Improvement Process, 継続的改善プロセス) そしてQCストーリー(問題解決ステップ)の‘現状把握’のステップや‘効果の確認’のステップにおいて、誰が見ても理解し易くするために‘見える化’は重要です。
‘見える化’を行うための手段として、QC七つ道具(パレート図、特性要因図、グラフ、管理図、チェックシート、ヒストグラム散布図)が活用できます。
 
QC7つ道具のサンプルイメージ
※層別を入れると、八つになりますが、‘QC七つ道具’と呼ばれています。
 (JIS Q9024:2003による規定では、層別を含まない七つとなっています)

 

PDCAサイクル

改善活動においては、充分な計画と確実な遂行に加え、活動項目が効果的であったか、改善目標に対して正しく進んでいるかについての確認を行い、必要な軌道修正を行うことが重要です。
このサイクルは課題に応じて、複数回実行しなければなりません。
PDCAを繰り返し行うことを、‘PDCAサイクルを回す’と言います。

 

CIP

CIP、‘継続的改善’の基本的な考えは、改善には中間目標はあっても、最終ゴールは無く、継続的に活動を続けなければならないというものです。
品質マネージメントシステムの国際認証規格ISO9001の 10.3項でも、‘継続的改善’を審査項目として要求しています。継続的改善においては、目標値も継続的にレベルアップしていかなければなりません。
その更新された目標に対して、PDCAサイクルを回して活動をするというアプローチができます。

 

QC七つ道具

個人活動ではなく集団活動の場合には、全体が一つになって活発な活動を行うために、状況理解の共有が重要です。
方針や戦略に対する活動の状況、目標に対する達成状況が、目に見える形で、理解できることにより、理解に差が無くなり‘一枚岩’の活動が可能となります。この‘見える化’を行うために、‘QC七つ道具’も役に立ちます
同一レイアウト(例えば一枚のページに、複数グラフが固定されたレイアウトで並んでいる)で継続的に議論を行うと、説明者には短時間で限られた説明しかできなくても、説明を受ける側では、短時間で自分の関心ある部分を見ることができ、質問を行うこともできます。

(日本アイアール株式会社 H・N)

 

 

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