図解で衆知を集め、図解で議論し、図解で積上げる人と組織の発信力を高める図解思考<「思いつかない・書けない・伝わらない」を解決する技術>
2024/5/29(水)10:30-16:30
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“workshop“には作業場という意味もありますが、ここでは(ビジネス)ワークショップと呼ばれる討議方式について説明します。
ワークショップにおいては、「ファシリテーション」(facilitation)という機能があり、これを行う人を「ファシリテータ」(facilitator、討議促進者)と呼びます。通常の結論を出すための会議と自由議論をメインにしたブレインストーミング(brainstorming)との中間的な会議形式です。
以下にワークショップの考え方、進め方の事例について説明します。
ある課題について、参加者全員が、対等の立場でオープンな議論を行います。
全員が、思うことを語るということが重要です。
もちろん具体的な対応策まで決定できればベストですが、考え方の違いを認識したり、今後の方向性を議論することに重点が置かれます。
ワークショップの典型的な例では、グループ分けをして、グループ討議、討議結果発表、質疑応答&全体討議というサイクルを何サイクルか繰り返します。ワークショップでは、全体のリーダーや権限のある議長はおきません。
一方、進行を案内したり、議論を活性化する役目をおき、これを行う人を「ファシリテータ」と呼びます。
ファシリテータは、参加者のグループ外で、できればファシリテーションの知識・経験を有する人が担うことが望ましいです。少なくても、決められている手順と時間割の進行・促進を第三者的にできることが求められます。
ファシリテータは、グループ討議には参加しませんが、事前にワークショップの企画者と話をし、ワークショップの課題に対する背景や狙いを理解し、手順の計画と当日の進行に生かさなければなりません。
ワークショップの趣旨に基づき、以下のようなルールが設定されます。
その他、適時の休憩や「アイスブレーク」と呼ばれるミニゲームを差しはさんだり、お茶菓子&飲み物を置いたりなどして、普段の会議よりリラックスしてコミュニケーションができるような雰囲気作りを行います。
(アイアール技術者教育研究所 H・N)