自動車騒音の発生メカニズム,(フェーズ3などの)規制強化の動き,遮音・防音対策【提携セミナー】
開催日時 | 2022/7/8(金)10:30~17:30 |
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担当講師 | 白橋 良宏 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 66,000円(税込) |
★電動車特有の中~高周波騒音の特徴とその対策,薄膜やコーティングなどの新しい防音材料
自動車騒音の発生メカニズム,
(フェーズ3などの)規制強化の動き,遮音・防音対策
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 国内外での自動車騒音規制の動きについて ~フェーズ3を含めて~
- タイヤの騒音規制とその低騒音化について
- 自動車用制振塗料の特性と技術動向
- 電動車向けパワートレイン(モータ・インバータ)における振動・騒音の発生要因と改善手法
- 吸音・遮音解析と自動車の車内音予測・対策
習得できる知識
新車への適用,タイヤノイズ規制値,「UN Regulation No.51 03 Series」の「フェーズ3」への対応などについて騒音の発生機構から,防音材料設計,その評価について学びます。
担当講師
【第1部】神奈川大学 工学研究所 客員研究員 白橋 良宏 氏
【第2部】日本ミシュランタイヤ(株) タイヤ性能研究部 部長 工学博士 齊藤 由典 氏
【第3部】東京ブラインド工業(株) シニアアドバイザー 板野 直文 氏 (元・日本特殊塗料)
【第4部】(株)日立製作所 研究開発グループ 電動化イノベーションセンタ 電動M4ユニット 研究員 博士(工学) 原 崇文 氏
【第5部】帝京大学 理工学部機械・精密システム工学科 准教授 博士(工学) 黒沢 良夫 氏
セミナープログラム(予定)
【10:30~11:40】
第1部 国内外での自動車騒音規制の動きについて ~フェーズ3を含めて~
●講師 神奈川大学 工学研究所 客員研究員 白橋 良宏 氏
【セミナープログラム】
1.道路交通騒音の現況
1.1 日本の状況
1.2 欧州の状況
2.自動車騒音規制
2.1 自動車騒音規制の歴史
2.2 UN規則R51-03の概要
2.3 フェーズ3規制
3.UN規則の今後の動向
3.1 計測不確かさ
3.2 RD.ASEP(Additional Sound Emission Provision)
3.3 将来の騒音規制
4.道路交通騒音低減に向けて
4.1 背景
4.2 今後の課題
5.まとめ
【質疑応答】
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【11:50~12:50】
第2部 タイヤの騒音規制とその低騒音化について
●講師 日本ミシュランタイヤ(株) タイヤ性能研究部 部長 工学博士 齊藤 由典 氏
【講座の趣旨】
自動車のパワートレーン電動化に伴う静粛性の向上や,環境騒音悪化の健康影響への関心の高まりから,タイヤと路面との接触により生ずるタイヤ路面騒音低減の要求は益々高くなっています。講演では,タイヤ路面騒音発生機構の概説から各要素現象の解説,騒音低減のための技術開発に関して紹介します。
【セミナープログラム】
1.タイヤ路面騒音とは?
1.1 車内騒音と車外騒音
1.2 車外騒音規制
2.タイヤ路面騒音発生機構
3.タイヤ路面騒音低減のための技術開発
3.1 路面凹凸による加振
3.2 トレッドパターン加振
3.3 タイヤ振動
3.4 接地面内溝共鳴音
【質疑応答】
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【13:40~14:50】
第3部 自動車用制振塗料の特性と技術動向
●講師 東京ブラインド工業(株) シニアアドバイザー 板野 直文 氏(元・日本特殊塗料)
【講座の趣旨】
車のエンジン,駆動系から車室内に伝播する騒音の低減は,走行性能やスタイリングと並んで重要な品質の一つになり,その要求目標は年々高くなっている。 一方,地球環境問題に端を発した温暖対策の対応の一つとして車体軽量化による燃費向上が重要なテーマになっています.車両の静粛性と軽量化はトレードオフの関係にあり,両者の融和を図るためには,音の評価技術と材料技術が重要になる。さらに最近では,EV/EHVへの変更が急速に加速しており,対策すべき音源の変化が起きている。 本稿では,材料技術の側面からみた最近の車用防音材料の内で制振塗料の一端を述べる。
【セミナープログラム】
1.制振について
1.1 制振の位置付け
1.2 制振材の粘弾性挙動
2.制振塗料の特徴
3.制振塗料の配合設計の概要
4.制振材の制振性評価方法と音響技術の重要性
【質疑応答】
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【15:00~16:10】
第4部 電動車向けパワートレイン(モータ・インバータ)における振動・騒音の発生要因と改善手法
●講師 (株)日立製作所 研究開発グループ 電動化イノベーションセンタ 電動M4ユニット 研究員 博士(工学) 原 崇文 氏
【講座の趣旨】
自動車分野では永久磁石同期モータを採用した電動車の普及が加速している。 永久磁石同期モータは小型・高出力・高効率という特長を備える一方で,モータの電磁力に起因した振動・騒音が増大する課題がある。 本セミナーでは,永久磁石同期モータを使用したモータ駆動システムによって発生する振動・騒音の発生メカニズムを紹介し,その低減手法をモータ・制御・機構に分けて紹介する。
【セミナープログラム】
1.自動車の電動化に伴う振動・騒音の課題
2.一般的なモータにおける振動・騒音の発生メカニズム
3.電磁力による振動・騒音とその種類
4.電磁力による振動・騒音のその低減手法(モータ・制御・機構)
【質疑応答】
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【16:20~17:30】
第5部 吸音・遮音解析と自動車の車内音予測・対策
●講師 帝京大学 理工学部機械・精密システム工学科 准教授 博士(工学) 黒沢 良夫 氏
【講座の趣旨】
吸音と遮音の定義,違いについて,自動車の車内音における振動伝達音と空気伝搬音について, SEA法を用いた車内音予測・対策について解説する。
【セミナープログラム】
1.吸音と遮音
1.1 吸音と遮音の定義
1.2 吸音について
1.3 遮音について
2.自動車の車内音
2.1 振動伝達音と空気伝搬音
2.2 ハイブリッド車の振動騒音現象
3.SEA法を用いた車内音予測・対策
3.1 SEA法とは
3.2 モデル化
3.3 寄与度分析結果
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2022/7/8(金)10:30~17:30
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。