技術問題の発生メカニズムを解明する「逆発想法」(セミナー)

逆発想法セミナー

技術問題の発生メカニズムを解明する「逆発想法」(セミナー)

※この講座は出張セミナーサービスにも対応しています。詳細はお問い合わせ下さい。

開催日時 未定
担当講師

長谷川 公彦 講師

開催場所

日本アイアール㈱ 本社会議室

定員 未定
受講費 未定

講座概要

技術開発や開発設計では、現状把握の最初の段階で原因分析を行います。

その方法は、「なぜ、その問題が起こったのか?」という質問をし、その質問に答える、といったことを繰り返します。
すると、最後は「問題を抱えているモノ、コト(基)がある」という事実にたどり着きます。
そこで、その一歩前の事象を根本原因と定めて、その根本原因を排除する方法を検討することになりますが、そう簡単にはその方法が見つかりません。なぜなら、問題の根源を修正するアイデアを出さなければならないからです。

原因分析とは問題発生のメカニズムを明らかにすることですが、たとえば「A部品がある」というような表面的な事実をとらえただけでは、それがなぜ問題の発生と関係があるかが不明であり、どのような手を打てばいいかもわかりません。

 

開発のスピードアップと成功率の向上の両立を実現する問題解決法では、
(1)問題の情報把握(多次元分析法)
(2)問題発生メカニズムの分析
(3)問題解決への指針獲得
(4)資源変更パターンを使ったアイデア発想
(5)アイデアの分類・整理とブラッシュアップ
(6)方策案のまとめ
(7)結果の評価、といった体系的な手順をたどります。

 

この中の(2)問題発生メカニズムの分析では、技術的問題であれば、物理的・化学的プロセスに関連した特性や機能(作用)に関する事象を中心に検討し、「どうしたらその問題が起こせるか?」といった問題意識で取り組みます。

つまり、問題を発明する思考に切り替えて(逆転をして)、問題の発生メカニズムを明らかにします

発明の世界は、特定の事象を作り出す方法に関する情報が豊富ですので、後は問題を抱えているモノ、コトの構成要素をよく観察すればメカニズムが見えてきます。
この逆発想法を使えば、従来の分析手法に比べて短時間で確実に問題の発生メカニズムを明らかにすることができます。

今回のこのセミナーでは、事例を交えながらそのパワフルな「問題発生メカニズム分析法」を紹介します。

是非この研修を通じて、技術者に必要な「問題発見脳」の基礎体力作りをしてください。

 

担当講師

長谷川 公彦 講師

 

セミナープログラム(予定)

1.問題の原因がわかりにくい理由
(1)従来の「対処療法的」な事故対策
(2)メカニズムの解明には時間がかかる

 

2.問題を発明する方法
(1)問題発生のメカニズム
(2)逆発想法による問題発生メカニズムの解明

 

3.問題の原因となる種を探す
(1)種(資源)の種類
(2)容易に見つかる資源
(3)気づきにくい資源

 

4.問題のメカニズムを解き明かす
(1)問題発生メカニズム分析の考え方
(2)問題発生メカニズム分析の手順
(3)必要な情報の収集

 

5.世の中のモノ、コトは良くも悪くもない
・当初の問題を表現し直す

 

6.問題のメカニズムの仮説を作る
(1)問題の逆転
(2)黒点問題の事例
(3)問題のメカニズムのダイヤグラム作成
(4)シュートの閉塞の事例
(5)メカニズムの仮説を作る
(6)不具合チェックリストとイノベーションガイド

 

7.自動車のシートの損傷の事例
(1)当初の因果関係ダイヤグラム
(2)問題の発生メカニズムのダイヤグラム
(3)メカニズムの仮説の検証

 

8.二度と発生しないようにする
(1)問題を是正する(黒点問題の事例)
(2)問題是正のオペレータ(パターン)

 

9.一般的な不具合の原因情報

 

主な受講対象者

  • 開発者、設計者、生産技術者

 

公開セミナーの次回開催予定

・開催日 : 未定

・開催場所:日本アイアール㈱本社会議室

(※日本アイアールへのアクセスはこちら)

・受講料 :未定

 

※長谷川講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

 

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