★将来のグリーン産業を支える重要な資源「レアアース」をめぐる

国内外動向、実開発に向けた技術・取り組みについて解説。

★南鳥島で発見された超高濃度レアアース泥に関しても、

その研究グループのメンバーである藤永先生に詳細をお話頂きます。

次世代の新資源「レアアース泥」

≪南鳥島国産レアアース開発にむけた取り組みと今後の展望≫

【提携セミナー】

主催：株式会社情報機構

レアアース (希土類元素) とは、元素周期律表第3族に属するスカンジウム、イットリウムの2元素と、ランタンからルテチウムまでのランタノイド15元素を併せた計17元素の総称である。レアアースは我が国のハイテク・グリーン産業を支える非常に重要な資源であるが、その世界生産の60%を中国が占め、供給構造に脆弱性を孕んでいる。

2011年、講演者らの研究グループはレアアースを高濃度で含有する泥「レアアース泥」が、太平洋の深海底に広く分布していることを発見し、国内外で大きな反響を呼んだ。また、2013年には日本の排他的経済水域である南鳥島周辺海域で、世界最高品位を持つ「超高濃度レアアース泥」を発見したことにより、世界初となる海底鉱物資源の開発実現に向けた取り組みが急速に進展しつつある。

本講座では、レアアースの基礎と資源問題、そして講演者らが発見したレアアース泥の詳細、および国産レアアース開発に向けた取り組みについて解説する。

◆受講後、習得できること

• レアアースの基礎と歴史
• レアアースの重要性と資源問題
• 新資源「レアアース泥」の特長
• 国産レアアース開発にむけた取り組み

◆受講対象者

• レアアースに興味がある方
• レアアース泥など海底資源開発に興味がある方
• 日本の資源戦略に興味がある方

◆講演中のキーワード

レアアース、レアアース泥、南鳥島、海底鉱物資源、資源戦略

担当講師

千葉工業大学 次世代海洋資源研究センター
上席研究員 博士（理学）

藤永公一郎 氏

セミナープログラム（予定）

１．レアアースの基礎と資源問題
1-1.　レアアースとは
1-2.　レアアースの歴史
1-3.　レアアースの用途
1-4.　世界のレアアース鉱床
1-5.　レアアース資源問題

２．新資源「レアアース泥」の発見
2-1.　新たな海底鉱物資源：レアアース泥の発見
2-2.　レアアース泥の特長
2-3.　レアアース泥の成因
2-4.　南鳥島EEZにおける超高濃度レアアース泥の発見
2-5.　南鳥島レアアース泥の資源ポテンシャル
2-6.　超高濃度レアアース泥の生成と地球環境の関連性

３．南鳥島レアアース泥の実開発に向けた取り組み
3-1.　レアアース泥の開発システム
3-2.　ハイドロサイクロンによる選鉱
3-3.　エアリフトによる揚泥
3-4.　製錬・分離・泥処理
3-5.　レアアース泥開発の経済性
3-6.　レアアース泥を巡る世界の動向
3-7.　国産レアアース開発に基づく資源戦略

＜終了後、質疑応答＞

公開セミナーの次回開催予定

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