3Dプリンタの基礎と金属粉の開発動向および製品への適用事例【提携セミナー】

3Dプリンタの基礎と金属粉の開発動向および製品への適用事例【提携セミナー】

開催日時 2024/5/27(月)10:00~16:00
担当講師

藤井 雅彦 氏
木藤 茂 氏

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

定員 -
受講費 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)

 

3Dプリンタの基礎と金属粉の

開発動向および製品への適用事例

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

◆セミナー趣旨

【第1講】

標準化(ASTM/ISO)にもとづく7つの3Dプリンタ基本方式や新規方式の構成と特徴、応用分野について説明します。また3Dプリンタの効用や課題・対応策等、基本的な内容を詳しく説明します。
さらに3Dプリンタ活用に欠かせないデータやソフトウエア、社会における諸課題を取り上げ、産業や生活への影響について考察します。
最後に最新動向として市場状況や3Dプリンタの展開例、新しい造形方法導入や新規価値提供を紹介します。]

 

【第2講】

金属積層造形技術は、レーザ光線または電子ビームの高密度エネルギーにより必要な部分のみの金属粉末を溶解し、凝固させて金属部品を製作する技術です。複雑な形状や強度の高い金属などの難しい成形を可能にし、緻密な3D形状を造形することができます。海外では航空宇宙産業を中心に既に生産が始まっていますが、日本国内での普及は正直な話、これからで期待されています。今回、原材料の金属粉の製法の説明から、金属3Dプリンタに関して説明し、メリット・デメリットにも触れます。

 

◆習得できる知識

【第1講】

  • 各種3Dプリンタ方式の概要と特徴
  • 3Dプリンタの市場動向や活用状況
  • 3Dプリンタや取り巻く技術,社会における課題と対応状況
  • 3Dプリンタによる新しい価値創造

 

【第2講】

  • 金属粉の各種製法と金属積層造形法に適した金属粉の特性
  • 金属積層造形法の概略
  • メリット・デメリット
  • 利用が期待される分野

 

◆キーワード

3D,プリンター,金属,3次元,積層造形,金属粉末,装置,フルカラー,評価,セミナー

 

担当講師

第1講 inkcube.org代表,慶應義塾大学SFC研究所上席所員 藤井 雅彦 氏

 

<学協会>
日本画像学会 会長,フェロー,4DFF研究会運営委員長
ISO TC261(AM) WG4国内委員(~2020),ASTM F42(AM)メンバー
IS&T NIP31 General Chair,IS&T Vice President
Johann Gutenberg賞受賞(2019),日本画像学会会長特賞受賞(2020,2022)
3DデータフォーマットFAVのJIS登録(2019)

 

第2講 木藤技術士事務所 代表 木藤 茂 氏

 

<略歴>
1975年3月 京都大学工学部金属系工学科卒業
1977年3月 京都大学大学院工学研究科修士課程修了(冶金学)
1977年4月 福田金属箔粉工業株式会社入社 (京都市)
同社にて電解銅箔及び金属粉の開発業務に従事
2013年1月 同社定年退職
2013年4月 木藤技術士事務所開設  現在に至る

 

セミナープログラム(予定)

第1講 「3Dプリンタの基礎と最新動向」
<藤井先生 10:00~12:30>

 

1.3Dプリンタの分類と歴史
1-1.3Dプリンタの歴史
1-2.3Dプリンタの国際標準,国内標準
1-3.3Dプリンタの各種方式と特徴
1-3-1.液槽光重合(光造形)
1-3-2.結合剤噴射法
1-3.3.粉末床溶融結合法
1-3-4.材料噴射法(インクジェット法)
1-3-5.シート積層法
1-3-6.材料押し出し法(FDM)
1-3-7.指向性エネルギー堆積法
1-4.積層プロセス
1-4-1.サポート材
1-4-2.積層方向による特徴
1-4-3.3Dネスティング

 

2.3Dプリンタの効能,課題と取り組み
2-1.3Dプリンタの効能
2-2.活用のための課題
2-3.3Dデータフォーマット
2-3-1.ボクセルベースデータフォーマットFAV
2-4.3DデータフローとSW
2-5.製造物責任
2-6.3Dデータの類似度検索
2-7.著作権とクリエイティブコモンズライセンス

 

3.最新の3Dプリンタの動向
3-1.市場状況
3-2.製造分野での活用
3-2-1.大量生産における活用の現状
3-2-2.鋳型(砂型)造形
3-2-3.造形材料のリサイクル
3-2-4.マスカストマイゼーション
3-3.MultiJetFusion等の新しい造形方式
3-4.メタマテリアル・複合材料の実現
3-5.フルカラー化
3-6.その他市場での活用(食品,建築,フルカラー)
3-7.コロナ禍での3Dプリンタの貢献
3-8.サプライチェーンの変革
3-9.4Dへの展開

 

第2講 「3Dプリンタ用金属粉・装置の開発動向と製品への適用事例」
<木藤先生 13:30~16:00>

 

1.金属粉の製造方法
1-1.アトマイズ法
1-2.粉砕法
1-3.電解法
1-4.還元法
1-5.金属粉の検査方法
1-6.金属積層造形に適する金属粉とは?

 

2.金属積層造形の歴史
2-1.黎明期(1981年、名古屋で産声をあげた技術)
2-2.発展期(2013年、オバマ大統領の一般教書演説)
2-3.呼び名の変遷(現在はAM法:Additive Manufacturing)
2-4.日本でのTRAFAMの役割

 

3.金属粉を原料とする他の製法
3-1.粉末冶金(Powder Metallurgy)
3-2.MIM(金属粉射出成形;Metal Injection Molding)
3-3.従来技術と金属積層造形の違い

 

4.積層造形の各手法
4-1.光造形法(樹脂)
4-2.バインダー噴射法(樹脂、セラミック、金属)
4-3.UV照射硬化法(樹脂、セラミック)
4-4.FDM法(熱溶融積層法:線材、ワイヤを溶融しながら造形:樹脂、金属)
4-5.薄板積層法(樹脂、金属)
4-6.粉末床溶融結合法(パウダーベッド法:樹脂、金属)
4-7.指向性エネルギー堆積法(デポジション法:金属)
4-8.+αとしての切削併用法
4-9.金属3Dプリンタのメーカーの紹介
4-10.積層プログラムの作成方法

 

5.金属積層造形の利用分野
5-1.メリットとデメリット
5-2.医療分野
5-3.航空・宇宙機器部品
5-4.射出成形用金型(自由構造冷却水管)
5-5.自動車修理部品
5-6.ラティス構造軽量化部品
5-7.試作用(極小ロット部品も含む)

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024年05月27日(月) 10:00~16:00

 

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

 

受講料

非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)

 

会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から

  • 1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
  • 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
  • 3名以上同時申込は1名につき27,500円(税込)です。

 

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備考

  • 資料付

 

  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
    無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

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