広色再現性QD-OLED製品化で次世代進化が加速するディスプレイ用QD(量子ドット)技術【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2022/8/29(月)13:00~17:00 |
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担当講師 | 小野 記久雄 氏 |
開催場所 | Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能) |
定員 | - |
受講費 | 通常申込:44,000円 E-Mail案内登録価格: 41,800円 |
広色再現性QD-OLED製品化で
次世代進化が加速する
ディスプレイ用QD(量子ドット)技術
【提携セミナー】
主催:サイエンス&テクノロジー株式会社
◎QD応用ディスプレイ製品化の状況、パネルメーカやサプライチェーン動向
◎QDの基本構造や材料種、各種QDディスプレイの動作原理
◎CES2022で大きな注目を集めたQD-OLED高性能パネルの構造、製造方法を特許情報から解析
◎QD材料探索やパターニング技術研究が進展するQD-ELまで
QD応用ディスプレイ技術の最新動向、課題、今後の展望を解説します。
セミナー趣旨
ナノテクノロジ技術として量子ドット(QD)はディスプレイに鮮やかな広再現性の世界をもたらしている。SamsungのTVセット部門はQLEDとしてOLEDに対抗するQDのブランド化を行った。これはフォトルミネッセンス(PL)としてのQDの働きで有り、青色LED光源と色変換QDシートを液晶ディスプレイ(LCD)に組み合わせて搭載する製品となった。2021年からは、このQDシートとMini-LED BLを組み合わせたLCD TVで攻勢をかけている。
一方、パネル生産を手掛けるSamsung Display (SDC)は、青色OLED光源とカラーフィルター(CF)状にQD領域を基板上にパターン化したQD-CFとの組み合わせ技術QD-OLEDを長年開発して来たが、2022年にTVセットメーカにパネル供給を開始した。OLEDとして分類すると、過去最高輝度(~1500nits)と最高色再現性(BT2020~92%)の高性能パネルであり、2022年CES展示のディスプレイデバイスとして最大のトピックスとなった。
本セミナーでは、まずPLとしてのQDシート材料、さらにLCD組み合わせでのMini-LED搭載2022年モデルのTV製品性能を解説する。そして、最大トピックスであるQD-OLEDパネルの製品性能および判明した課題を解説する。さらに、技術開示の無いパネル構造・製造方法については、SDCのUS特許公開公報を詳細解析することで、その内容を解き明かす。
次世代技術として、色規格BT2020で100%を超える超広再現性に加えて、全Ink Jet製法で低コスト化を目指すエレクトロルミネッセンス(EL)のQD-EL(nanoLED)の構造、特性、製造方法について、最新学会SID2022での発表内容の解析により、将来への展望技術として紐解く。
得られる知識
(1)量子ドット(QD)を使ったディスプレイ製品の市場動向、パネルメーカ動向、サプライチェーン
(2)QDの基本構造、材料の種類、及び製品用途、色再現性を含む光学特性
(3)QDを使ったフォトルミネッセンス製品の構造と特性(QDシート、QD-CF)、課題、技術動向、今後の展望
(4)QDを使ったエレクトロルミネッセンス製品の構造、特性(QD-EL)、課題、技術動向、今後の展望
担当講師
(株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏
□経歴:
1982年(株)日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
1993年(株)日立製作所 電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの
開発を主な担当とする。
2009年パナソニック液晶ディスプレイ(株)へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。
2017年末退職。
2018年1月より(株)サークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。
□著書(共同執筆)
・ Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid Crystal Displays and Smart Devices” IET(UK) (2019).
□主な受賞歴
・2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞
・2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
受賞テーマ『広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発』
その他、日本、米国登録特許457件保有、特許分析に精通している。
セミナープログラム(予定)
1.ディスプレイデバイスの動作原理とQDディスプレイのロードマップ
1.1 フォトルミネッセンスQD、QDシート装着LCD、QD-OLED、QD-EL(nanoLED)の動作原理
1.2 QDディスプレイのロードマップ
2.CES2022におけるQD技術適用ディスプレイ搭載機器提案とその後の製品化状況
2.1 QDシート/Mini-LED BL技術適用LCDおよびQD-LED搭載ディスプイ機器の提案
2.2 CES2022展示機器のその後の製品化状況
2.3 CES2022展示機器の市場動向と戦国絵巻
3.フォトルミネッセンスQDシートと2022年モデルディスプレイ機器の色再現性
3.1 部品としてのQDシート構造、市場シェア動向
3.2 QD材料の分類と色再現性規格、2022年モデルディスプレイ機器の色再現性
3.3 ナノサイズLEDを光源とするQNEDデバイスとペロブスカイト(Perovskite)QD材料の概要
4.US特許調査で紐解くQD-OLEDパネルの構造・製造方法
4.1 QD-OLEDパネルを搭載したTVの性能解析
4.2 US特許分析によるQD-OLEDのパネル構造の推定
4.3 QD-CFの隔壁材料の解析
4.4 QD-OLEDのタンデム発光層構造
4.5 画素CF色配列とインクジェット製法との関係
5.継続開発位置づけのOLED、QD-EL技術の解析(OLEDパターニング製法視点)
5.1 OLEDとQD-ELの開発継続性とOLEDパターニング技術の動向
5.2 All IJ印刷OLED(SID2022:SDC)
5.3 TE型All IJ印刷QD-EL(SID2022:SDC)
5.4 IJ印刷に加えホト加工も狙うQD-EL(SID2022:BOE)
5.5 IJ印刷OLEDからの継続のQD-EL(SID2022:TCL)
5.6 さらなる高色再現性QD材料探索するQD-EL(SID2022:SHARP)
5.7 AR向け高精細フォトリソ加工QD-EL(SID2022:SHARP)
6.まとめ:2022年モデルディスプレイ製品の市場毎の輝度比較と製品ライフサイクル
□ 質疑応答 □
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2022/8/29(月)13:00~17:00
開催場所
Live配信セミナー(会社・自宅にいながら受講可能)
受講料
一般受講:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,000円+税3,800円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で44,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の22,000円)
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1名申込みの場合:受講料(定価:35,200円/E-Mail案内登録:33,440円)
価格内訳 定価:本体32,000円+税3,200円
E-Mail案内登録価格:本体30,400円+税3,040円
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配布資料
電子データ(PDF/印刷可)
- 主催者サイトのマイページよりダウンロードいただきます。
- 開催2日前を目安に、ダウンロード可となります。
- ダウンロードには会員登録(無料)が必要となります。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
お申し込み方法
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