プラスチック,フィルムなど高分子の(黄変など)変色・劣化の発生メカニズム,変色箇所の評価,その対策【提携セミナー】
おすすめのセミナー情報
開催日時 | 2023/1/12(木)10:30~16:30 |
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担当講師 | 本間 精一 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 60,500円(税込) |
★どの波長の光が変色を起こすのか? 同じ暴露条件で,変色した部分と変色しない部分との違いとは?
★添加剤の使い方,温度湿度条件,加熱冷却条件など,変色防止のテクニックを学びます。
プラスチック,フィルムなど高分子の(黄変など)
変色・劣化の発生メカニズム,変色箇所の評価,その対策
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- プラスチックの劣化・変色要因と対策 劣化(変色)防止のための材料設計と 成形条件の最適化
- 酸化防止剤, (光) 安定剤,結晶核剤などの処方による プラスチック (樹脂) 製品の劣化および (黄色・ピンク変などの) 変色対策
- プラスチック・樹脂の黄変箇所と,未黄色箇所の 分析(成分分析・劣化度分析など)について
習得できる知識
プラスチック製品の変色には,材料としては分子構造,重合条件,配合剤などが関係する。また,使用環境条件(熱,紫外線,温水,薬品など)や成形条件の影響を受けることも考慮しなければならない。本講ではプラスチック製品の変色原理や評価法について述べ上で,材料,成形,使用条件などに起因する変色と対策について学びます。
担当講師
【第1部】本間技術士事務所 所長 技術士(化学部門) 本間 精一 氏
【第2部】(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 添加剤開発室 稲垣 陽平 氏
【第3部】NPO法人ぐんまテクノサポーターズ 理事 博士(工学) Ph.D. 宮下 喜好 氏
セミナープログラム(予定)
【10:30~12:30】
第1部 プラスチックの劣化・変色要因と対策 劣化(変色)防止のための材料設計と 成形条件の最適化
●講師 本間技術士事務所 所長 技術士(化学部門) 本間 精一 氏
【講座の趣旨】
プラスチック製品の変色には,材料としては分子構造,重合条件,配合剤などが関係する。また,使用環境条件(熱,紫外線,温水,薬品など)や成形条件の影響を受けることも考慮しなければならない。本講ではプラスチック製品の変色原理や評価法について述べ上で,材料,成形,使用条件などに起因する変色と対策について解説する。
【セミナープログラム】
1.プラスチックの変色
1.1 変色原理
1.2 変色に影響する諸要因
2.変色の測定法
2.1 変色測定法(色差,黄変度,APHA比色)
2.2 その他測定法(ヘイズ,反射率)
3.材料と変色対策
3.1 重合工程の留意点
3.2 配合剤選択の留意点
4.環境条件と変色対策
4.1 熱劣化
4.2 紫外線劣化
4.3 加水分解劣化
4.4 薬品中での劣化
5.射出成形における変色対策
5.1 滞留変色
5.2 ガスによる樹脂焼け,くもり
5.3 不安定流動マーク(フローマーク,ジェッテイング)
5.4 再生材使用による変色
6.変色トラブル事例
6.1 添加剤に起因する変色
6.2 加水分解による白化
6.3 吸水による白化
【質疑応答】
【13:15~14:45】
第2部 酸化防止剤, (光) 安定剤,結晶核剤などの処方による プラスチック (樹脂) 製品の劣化および (黄色・ピンク変などの) 変色対策
●講師 (株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 添加剤開発室 稲垣 陽平 氏
【講座の趣旨】
我々の生活に必要不可欠となっているプラスチック製品だが,その製造過程 や使用中,酸化劣化や光劣化等により変色が問題となるケースは少なくない。 本セミナーではそれを防止する酸化防止剤,光安定剤等の添加剤の使用方法 について紹介・解説する。
【セミナープログラム】
1.添加剤とは
1.1 樹脂製品のかかえる問題
1.2 添加剤の種類
2.酸化防止剤
2.1 フェノール系酸化防止剤
2.2 リン系酸化防止剤 (ホスファイト)
2.3 硫黄系酸化防止剤
3.光安定剤
3.1 HALS
3.2 UVA (紫外線吸収剤)
4.結晶核剤
剛性核剤/透明化剤 (成形サイクルの短縮)
5.その他添加剤の紹介 ~銅害防止剤等~
6.各種添加剤の併用
6.1 添加剤の選び方
6.2 実用配合処方の紹介
【質疑応答】
【15:00~16:30】
第3部 プラスチック・樹脂の黄変箇所と,未黄色箇所の 分析(成分分析・劣化度分析など)について
●講師 NPO法人ぐんまテクノサポーターズ 理事 博士(工学) Ph.D. 宮下 喜好 氏
【講座の趣旨】
高分子樹脂材料の劣化・変色要因は多岐に渡り,複合要因も存在する。これら解析において機器分析は有効であるが,適切な手法を選択しないと真の原因究明が困難であったり,誤った結論に至ったりする。本講演では,劣化・変色解析において有効と思われる分析手法について,総合解析事例も含めて解説する。
【セミナープログラム】
1.高分子(樹脂)材料の変色について
1.1 高分子劣化による変色
1.2 添加剤要因による変色
1.3 外的要因による変色
1.4 光学特性による変色
2.高分子材料の劣化要因について
2.1 熱,光,水による劣化
2.2 空気,薬品,微生物による劣化
2.3 電気的,機械的作用,充填材や金属との接触による劣化
3.高分子材料分析手法と劣化物,変色物の分析
3.1 赤外/ラマン分析法の特徴と劣化・変色物分析
3.2 各種分離分析,質量分析法の特徴と劣化・変色物分析
3.3 NMR/ESR磁気共鳴分析法の特徴と劣化物分析
3.4 XPS/TOF-SIMS分析法による表面劣化物分析
4.総合解析事例
4.1 GPPS材料の加熱劣化変色物分析
4.2 HIPS材料の加熱乾燥時に発生した変色物分析
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/1/12(木)10:30~16:30
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。