捏造、隠ぺい、データ改ざん等、研究不正の防ぎ方、仕組みの作り方【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 平谷 治之 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
★研究不正が行われてしまう背景、研究者の心理とは!
★不正を生まない仕組み作り、風土・文化を醸成するポイント!
捏造、隠ぺい、データ改ざん等、
研究不正の防ぎ方、仕組みの作り方
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 研究開発の見える化による失敗の隠ぺい、データ改ざんへの対応
- 事実を大切にする研究開発風土・文化の醸成
- 研究開発(R&D)データ不正を防ぐ制度と発生しにくい組織風土の作り方
習得できる知識
- 研究不正が発生する背景を明らかにし、不正が起きない、起きにくい仕組みや風土を作れるようになる。
担当講師
【第1部】高砂電気工業(株) 代表取締役社長 平谷 治之氏
【第2部】元・ユニチカ(株) 技術開発本部長 松本 哲夫氏
【第3部】大東カカオ(株) 研究開発センター 顧問 青山 敏明氏
セミナープログラム(予定)
「研究開発の見える化による失敗の隠ぺい、データ改ざんへの対応」
高砂電気工業(株) 代表取締役社長 平谷 治之氏
【講演趣旨】
昨今、研究開発活動は業界を問わず、商品化までの期間が以前より短くなってきており、この変化についていくために、とにかくスピードが命となり、従来のやり方の見直しを迫られている。一方、研究開発担当者に目を向けると、社内で厳格に設定されたノルマ達成、納期遵守などの強烈なプレッシャーにより、大きなストレスを受ける機会が多くなった。ここでこの急激な外部環境変化についていけない者が、研究者としての純粋な技術の追求よりも、会社からの命令(ノルマ達成)が第一優先だと思ってしまうと、自身の研究開発活動をブラックボックス化したり、データを改ざんしたりする動機が働いてしまう可能性は否定できない。このような背景や自身の経験を踏まえ、ここでは一般的な研究開発型企業において、業務を遂行していく上で重要な要素を紹介しながら、いかに失敗の隠蔽やデータ改ざん等の不正行為を防ぐかについて触れてみたい。
【講演項目】
1.あるべき研究開発のしくみ
1.1 研究開発テーマの設定
1.2 研究開発テーマの進捗に関する課題
1.3 研究開発テーマの進捗管理
2.ステージゲート法について
2.1 ステージゲートの法メリット
2.2 ステージゲート法にて設定される判断基準の具体例
2.3 研究開発活動の見える化に必要な要素
3.失敗の隠ぺいやデータの改ざんなど不正が生まれる背景
3.1 上司に対する不満、価値観のずれ
3.2 ノルマ達成や過度な競争環境下における焦り
3.3 強すぎる上昇志向、出世欲
4.失敗の隠ぺいやデータの改ざんなど正を防止するための対策
4.1 研究開発実験ノートの導入
4.2 1テーマ2名・一人2テーマ体制
4.3 定期的な進捗報告の場を設ける
4.4 社外への情報発信
4.5 社員教育
5. 不正防止のために必要な対策の全体像
5.1 研究開発テーマが経営ビジョンに合致しているか?
5.2 研究開発活動の進捗管理と見える化
5.3 中長期視点に立った人材育成も重要
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「事実を大切にする研究開発風土・文化の醸成」
元・ユニチカ(株) 技術開発本部長 松本 哲夫氏
【講演趣旨】
2017年以降、捏造(ねつぞう)・隠蔽(いんぺい)・改竄(かいざん)・品質不正などが頻発し、大きな問題となっている。産官学においては、これらを撲滅するための施策が急がれている。しかしながら、精神論や従来の管理による対策、すなわち、品質意識の徹底と再教育、監視強化、品質保証体制の再構築、データの見える化、不正者を特定できるシステム構築などでは効果は限定的である。むしろ、これらが起こらない風土・文化を醸成していくという対応こそが必要である。本講演では、研究開発現場にスポットを当て、「事実を大切にする研究開発風土・文化の醸成」について述べるが、企業の業務全般に共通する部分も多いので、研究開発業務以外でも参考になる。
【講演項目】
1.はじめに
2.企業風土・文化
3.インフラストラクチュアの面
4.人の面
5.風土・文化の改革とマネジメント
5.1 望ましい研究開発現場の風土、文化を醸成するためのポイント
5.2 リーダの心得
6.ケーススタディ
6.1 ケーススタディ その1
6.2 ケーススタディ その2
7.関連事項
8.研究開発への実験計画法の活用
9.まとめ
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「研究開発(R&D)データ不正を防ぐ制度と発生しにくい組織風土の作り方」
大東カカオ(株) 研究開発センター 顧問 青山 敏明氏
【講演趣旨】
研究開発(R&D)にとって、R&Dで得られたデータは命であり、データなくしてR&Dはないと言っても過言ではない。従って、良いデータを得るために、一生懸命にR&Dに取り組むが、R&Dには失敗がつきもので、中々、思い描くようなデータは得られない。これはR&Dの本質であり、決して悪いことではないが、思ったようなデータがでないことが続くと、数値ばかりが気になり、本来の目的を見失う可能性が出てくる。そうなるとR&Dデータ不正に繋がる可能性が出てくる。そして、R&D不正を周囲が見逃すと、不正データが論文投稿や対外発表として世の中に出てしまい、組織としても取り返しがつかないことになる可能性もある。本稿では、R&Dデータ不正を防ぐ制度作りと発生しにくい組織風土の作り方について、数値的な判断はせず、その考え方について持論を述べたい。
【講演項目】
1.企業におけるR&Dの本質と宿命
2.R&Dと企業の成長戦略
3.R&Dデータ不正を防ぐ制度
3.1 倫理委員会設置制度
3.2 R&Dデータ公開制度
3.3 R&D貢献度明確化制度
3.4 研究者の教育・訓練制度
3.5 報告窓口設置制度
4.R&D不正が発生しにくい組織風土の作り方
4.1 PJ形式でのR&D運営
4.2 チームワーク第一主義
4.3 メンバーへの寄り添い
4.4 リーダーの資質重視
4.5 責任を持つ重要性
5.R&D不正が発生しにくい組織風土の作り方
5.1 マネジメントの重要性
5.2 将来構想教育の実施
5.3 経営層の役割
6.まとめ
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。