クリーンルームにおけるゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践 (情報機構)【提携セミナー】

クリーンルームにおけるゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践 (情報機構)【提携セミナー】

開催日時 2025/10/23 (木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
担当講師

矢島 良彦 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名56,100円(税込(消費税10%)、資料付)

 

クリーンルームにおける

ゴミ・異物対策および静電気対策の基礎と実践

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

現場で即役立つクリーンルームの維持管理とゴミ・異物対策、静電気対策について、基礎からわかりやすく解説します。

 

【講座の趣旨】

「クリーンルームは管理無ければ只の箱」と言われます。その管理の基本『クリーン化の四原則』を明確にし、対象となるエリア「加工点」「保管場所」「搬送系」の3点を対象に、清掃を含めて、いかに効率的にかつ効果的な管理を行うのかを、いくつかあるクリーンルームの形態毎に、不良につながる可能性状態を動画や写真でご紹介し、効果的な管理につながる手法を明らかにして行きます。

 

「クリーンルーム環境で製造をしていても、異物不良が発生して困っています。」
「クリーン度の数値は規格内にあり問題ないのに、異物不良が多発して悩んでいます。」
こうした声を多く聞く様になりました。

 

これは、自工程で不良につながる粒子径や様態を確実に掴んでいないこと。
また、パーティクルカウンターに頼った微粒子管理を優先していることが、要因として考えられます。

 

5~10~100μmと言った『粗大粒子』にも着目し、ゴミ・異物の見える化手法やパーティクルカウンターでは、計測し難い粒径や様態の検出手法、数値管理方法を述べて参ります。

 

また、ゴミ・異物管理~対策において避けて通れない「静電気」にも目を向けて、管理手法・対策手法を明らかにして参ります。細部に渡り詳細にご説明いたします。

 

全体を通して、現場に戻り即役立つ情報・技術・管理手法等を分かりやすく解説致します。

 

ご質問や疑問点があるときは、質疑応答時間若しくは終了後メールにてお寄せください。

 

メールアドレスは配布資料内に記載しています。ご確認ください。
多くのご質問をお待ちしております。一緒に考えて解決して行きましょう。

 

【習得できる知識】

(1)クリーンルーム環境の管理手法と実務(清掃のあり方、方法)
(2)ゴミ・異物の見える化手法と粗大粒子の捉え方と数値管理手法
(3)防塵衣のあり方と管理、防塵衣の選定方法 等
(4)ゴミ・異物対策を進める上での静電気対策の考え方
(5)その他(クリーン化技術全般に渡る知識、事例紹介)

 

【受講対象】

(1)新入社員の方や配置転換 等ではじめてクリーンルーム内作業に就く方
(2)クリーンルーム環境での、製造業務に携わり2~3年の若手エンジニアの方
(3)クリーンルーム環境での、製造に携わり、現場キーマンをめざす方、中堅、新人の方
(4)これから異物対策に携わる管理・監督者の方
(5)ゴミ・異物不良でお困りの方
(6)ゴミ・異物を嫌う、ものづくり環境の構築に取組む方

 

【必要な予備知識】

(1)この講義を受講のために、事前知識や準備は必要ありません。
(2)初心者・新人の皆さんにも理解できる様、資料にも工夫しております。
(3)実際の写真や動画を随所に挿入し、分かり易く解説致します。
(4)現在抱える、課題・疑問等あれば、事前若しくは、
当日ご紹介いただければ、講義の中で事例研究として展開させていただきます。
書籍の発刊をしています。⇒⇒矢島良彦著 コペル書房  2024/01
書籍名:実践で差がつく!「ゴミ・異物不良」改善術   ISBN 978-4-9913410-0-7

 

担当講師

ザッツ ブレイン  代表 矢島 良彦 氏

 

【個人経歴】
元セイコーエプソン株式会社 液晶表示事業、半導体事業、品質保証推進室、生産技術開発本部 等に在籍し、一貫してクリーン化技術関連業務を担当。全社クリーン化技術活動を牽引。
国内外事業所、海外現地法人のクリーン化支援、人材育成、啓蒙活動を長期間担当(1983~2011年)
全社クリーン化技術専門部会リーダー:5期、全社クリーン化技術推進部会サブリーダー:6期 歴任
日本空気清浄協会 JIS標準作成専門委員会に参画 (2005~2006年度)
現在:クリーン化技術コンサルタント:ザッツ ブレイン 代表(2011/6/21起業~現在に至る)
NCC株式会社 生産環境クリーン化事業部 チーフコーディネーター
日本空気清浄協会 個人会員
元シーズシー有限会社 技術顧問

【保有資格等】
・危険物取り扱い主任者 乙4・6類
・公害防止管理者 水質2種
・有機溶剤取り扱い作業主任者
・特定化学物質取り扱い作業主任者
・ESDコーディネーター資格取得
(RCJ:日本電子部品信頼性センター主催 2003年06月 ESDC-01-0245)
・監督士

 

セミナープログラム(予定)

1. クリーンルームにおけるゴミ・異物対策の基礎知識
1-1 なぜ、クリーン化が求められるのでしょうか。
1-2 クリーンルームの導入効果とは
1-3 加速するクリーン化の要求
1-4 ものづくり環境はどうあるべきなのか。
(1) 良い清浄環境とは?良い製造環境とは?
1-5 クリーン化関連技術マップの解説
1-6 クリーンルームの目的とは
1-7 クリーンルームの活用事例
1-8 クリーンルームの分類
1-9 クリーンルームのはじまり~歴史
1-10 クリーンルームの定義
1-11 クリーンルーム環境の留意点
1-12 クリーンルームの方式と特徴
1-13 2つの清浄化メカニズム
1-14 HEPA/ULPAフィルターとは
1-15 エアーフィルターの捕集原理と捕集効率
1-16 なぜ、クリーン化四原則なのか
1-17 クリーン度の表し方/クラス比較
1-18 クリーンルームの日常管理等

 

2. クリーンルームの清掃と見える化機器の活用管理
2-1 クリーン化における清掃は技術として捉えよう
2-2 この差ってなんですか?:掃除と清掃の違いって分かりますか。
2-3 クリーンルームの清掃の目的と意義
2-4 「3つ」の管理POINTと標準化:いつ?誰が?どうやって?
2-5 生産環境における清浄化対象箇所とは
2-6 清掃はいつやるのが良いのか? :始業時?終業時?昼休み前後?
2-7 クリーン化の四原則における清掃の位置付け:除去/排除する
2-8 クリーンルームの占有状態と言う捉え
2-9 清浄化の重点箇所と留意点:加工点/保管場所/搬送系
2-10 「見える化機器」の活用法
2-11 なぜ、見える化が必要なのか
2-12 気流の可視化も重要。:浮遊異物は気流によって運ばれる。
2-13 クリーンルームの清掃方法
(1)清掃作業員の適正化も大切
(2)清掃方法の分類と方法:日常/定期/特別と言う捉え
(3)清掃方法に関する留意事項:清掃し易い環境をつくる
(4)清掃の手順はどうするのか。
(5)清掃資材の汚れ状態も確認しよう
(6)清掃用具類のあり方
(7)清掃方法の効果と比較
(8)静電気による粒子付着に対する清掃POINT
(9)粘着マットの剥がし方にも注意を!等

 

3. 防塵衣の管理と身近な発塵源と発塵対策
3-1 なぜ、防塵衣を着るのでしょうか。
3-2 防塵衣の適正化に取組む各メーカー
3-3 人間の動作と発塵量
3-4 クリーンルーム内のゴミ・異物の割合は?
3-5 皮膚からの発塵の抑制の考え方
3-6 防塵衣に求められる性能
3-7 織り込み導電繊維の効果って知ってますか。
3-8 防塵衣の性能を発揮するには?
3-9 防塵衣着用時の発塵機構を知ろう。
3-10 動作発塵評価方法と評価事例ご紹介
3-11 ポンピング発塵データご紹介
3-12 評価環境と機器類とは
3-13 防塵衣クリーニングのあり方:専用クリーニングとは
3-14 身近な発塵源と発塵対策:粗大粒子の捉え
(1)身近な発塵源の状況可視化:動画でご紹介
(2)クリーンルーム内で使用する資材の評価と評価方法/データ
(3)粗大粒子と言う捉え
(4)クリーンルームの中には、5μm以上の異物はないのでしょうか。
(5)自工程で不良につながる異物粒径を知ろう
(6)粗大粒子による影響が大きい現実
(7)粗大粒子が原因となった不良事例ご紹介
(8)JISによる粒子の分類と定義
(9)微粒子と粗大粒子の挙動/振る舞いの違いとは
(10)気中パーティクルカウンターの特性
(11)パーティクルカウンターの吸引量による違いを知ろう
(12)ゴミ・異物の大きさと挙動の認識(鉄1kgと綿1kgどっちが重い?)
(13)粗大粒子対策は換気回数を上げても、減少しない。
(14)粗大粒子は見える化出来る!
(15)粗大粒子の見える化から数値化/数値管理法
(16)ISO-14644シリーズ規格
(17)ISO-14644-9表面清浄度規格:SCP規格
(18)ISO準拠 粗大粒子測定器:落下塵カウンターの概要等

 

4. クリーン化・異物対策における静電気対策の基礎と実践
4-0.なぜ、クリーン化において、なぜ静電気に注力しなければいけないのか?
4-1.電気とは・・・(動電気/静電気)
4-2.静電気の基本(静電気の発生と静電気要因不良)
4-3.静電気対策方法:考え方
4-4.イオナイザーの種類と特性:選択ミスは不良につながる。
4-5.除電のメカニズム
4-6.イオナイザー使用時の注意点
4-7.作業環境(湿度)と静電気の発生
4-8.静電気対策は、費用が掛かる?
4-9.静電気対策事例:良い事例/悪い事例:対策方法事例紹介
4-10.後戻りしない対策のあり方 :まとめ

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2025年10月23日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

 

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

 

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。

  • 配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
  • 準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
    (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
  • セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

 

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

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