晶析による結晶品質作り込みの基礎と実践純度など品質向上から製造上のトラブルシューティングそして粒子群の連続フロー製造まで【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 滝山 博志 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
晶析の基礎からトラブルシューティング・スケールアップ・多成分結晶・連続フロー製造等
実務まで丸わかり。結晶品質の制御に携わる方必聴セミナー!
晶析による結晶品質作り込みの基礎と実践純度など
品質向上から製造上のトラブルシューティング
そして粒子群の連続フロー製造まで
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
結晶を取り扱う分野は化成品や医薬品をはじめとして、機能性材料やスマートマテリアル関連素材など多岐にわたっています。そして、これらの分野の製造現場やラボ研究では、分離精製や粒子製造の目的で、「再沈」「晶出」「沈殿」や「再結晶」と呼ばれる操作が行われています。この操作はプロセス化学の分野では「晶析操作」と呼ばれており専門の学術分野も存在しています。しかし、応用範囲が広いため合成分野の技術者などが晶析操作を系統的に理解することは難しくなってきています。
そこで、本講座では、いくつかの製造上のトラブルシューティングを紹介しながら、それらを解決するために必要となる,結晶化現象が起きるメカニズムの理解、晶析操作に必須な基礎データの取得方法、そして品質の作り込み戦略までを分かり易く解説します。
”どうやれば純度を向上できるのか?”、”どうやれば結晶品質を安定させられるのか?”、”どうやれば揃った粒径を作り込めるのか?”、などの製造上のノウハウにお答えします。そして、最近関心が高まっている共結晶などの多成分結晶の晶析方法、そして連続化あるいは連続フロー製造のコツについても解説します。
◆受講後、習得できること
- 晶析のトラブルシューティング事例
- 晶析装置内で起きている結晶化現象の把握
- 結晶純度、結晶形態、結晶多形、粒径分布改善法のコツ
- 結晶品質制御の具体的戦略
- 回分冷却晶析、非(貧)溶媒添加晶析法の理解
- 結晶粒子群の連続フロー製造の最新動向
- オイルアウト現象の回避方法
- DSC、XRD、FT-IRデータの活用法
- 共結晶などの多成分結晶の晶析方法
◆受講対象者
”何を知れば、結晶化現象を理解できるのか?”
”晶析操作のコツは何なのか?”
”どうやれば結晶粒子群の品質を上手に制御できるのか?”
”最近話題の連続フロー製造とは?”
”共結晶など多成分結晶をどのように結晶化させるのか?”
…など晶析を基礎から学びたい技術・研究者の方、あるいは晶析の理論に基づく操作戦略を考えたい技術・研究者の方
◆必要な予備知識など
特に無し
担当講師
東京農工大学 大学院 工学研究院 教授 博士(工学) 滝山 博志 先生
セミナープログラム(予定)
1.晶析操作入門
-結晶化を応用した晶析とは何かを理解する-
(1)晶析とは
(2)晶析操作の目的
(3)晶析の原理
(4)各種晶析の操作法
冷却法、濃縮法、反応晶析、Anti-Solvent添加晶析
(5)結晶粒子群品質
純度、不純物、結晶外形、粒径、粒径分布、結晶多形、濾過性
(6)晶析における問題事例
2.晶析操作におけるポイント
-晶析の基礎を理解し品質上のトラブルに備える-
(1)固液平衡
・相図の具体例
・溶解度
・結晶化の推進力
・過飽和度の設計指針
(2)核化
(3)成長
(4)演習で理解する晶析速度論
3.現場で役立つ結晶品質の測定法
-マニュアルにない実践的使い方とコツ-
(1)マニュアルには載っていない熱分析データを読み取るコツ
・DSC(示差走査熱量計)でわかること
・DSC測定データの解釈とその応用
(2)マニュアルには載っていないX線分析データを読み取るコツ
・XRD(粉末X線回折)測定データの意味
・XRD測定データと結晶形態・結晶子径との関連性
4. 晶析操作におけるポイント
-品質を損なう問題の具体的な解決法-
(1)品質が安定しない理由
・結晶多形変化
・結晶多形に及ぼす晶析操作因子とは
・結晶多形制御
(2)形が変化する理由
・結晶形態(晶癖)変化
・結晶形態に及ぼす晶析操作因子とは
・結晶形態制御
(3)分布が悪くなる理由を探る
・結晶粒径分布変化
(4)結晶純度低下の要因を探る
(5)オイルアウトと晶析の因果関係
(6)連続フロー製造の最新動向
(7)演習で理解する結晶品質の制御
5.晶析操作の基礎を応用した結晶品質改善アプローチ
-結晶品質を晶析装置で作り込むためのポイント-
(1)冷却晶析法のポイント
(2)非(貧)溶媒添加晶析法のポイント
(3)共結晶などの多成分結晶の晶析方法
(4)反応を伴う晶析操作の実際
(5)晶析と撹拌との関係
(6)晶析のスケールアップに関わる最近トレンド
6.最新トピックス紹介
-最先端研究から品質制御のヒントを読み取る-
(1)回分から連続フロー製造への展開
(2)オンラインセンサー利用技術
7.まとめ
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
配布資料・講師への質問等について
●配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
お申し込み方法
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