1日で学ぶ ばね設計の基礎と実践(セミナー)
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | - |
受講費 | 49,500円(税込) |
ばね設計の基礎理論から強度計算、疲労設計まで体系的に学ぶ
設計ミスを防ぐ実践的な演習付きで、明日からすぐに役立つスキルを習得!
1日で学ぶ
ばね設計の基礎と実践
圧縮・引張・ねじりばねを徹底解説!
機械設計者のための”ばね設計”実務力養成講座
講座概要
ばねは、装置設計や製品開発において非常に重要な機械要素のひとつです。
振動の吸収、位置決め、荷重制御など多彩な役割を果たす一方で、設計ミスによる破損・疲労・機能不全といったトラブルも多く報告されています。特に小型化・高機能化が進む現代の製品設計では、ばねに求められる性能や耐久性が年々高まっており、設計者にはより深い理解と正確な計算が求められています。
本講座では、圧縮ばね・引張りばね・ねじりばねという代表的な3種類のばねを題材に、構造・設計計算・材料・疲労寿命の観点から実践的に学習します。ばねの基礎知識から始まり、各ばねごとに設計式の使い方や応力評価、寿命設計のポイントを整理。また講座の後半では、設計計算の演習や「設計計算書」の作成について、Excelを使った実践例も説明し、設計現場でそのまま活かせる力を養成します。
ばね設計に自信をつけたい若手技術者におすすめの講座です。実務経験をもとにしたわかりやすい解説と演習で、「計算ができる設計者」から「設計意図を説明できる技術者」へのステップアップをサポートします。
セミナープログラム(予定)
1. ばねの基礎知識と種類
- ばねの役割と機械設計における重要性
- 主なばねの種類(圧縮、引張り、ねじり)とその特徴・用途
- 材料の種類と基本特性
- 材料選定時の注意点(耐食性、温度特性、成形方法)
- よくある失敗と対策(材料強度の過信、腐食環境の無視)
- ばね破損の種類:静的破壊と繰返し疲労破壊
- 疲労設計に必要な応力・強度の基本知識
2. 圧縮ばねの設計
- 圧縮ばねの基本構造と用語(自由長、ばね定数、ピッチなど)
- 荷重−たわみの関係と基本設計式
- ばね指数(C値)と応力集中の関係
- よくある設計ミス:巻数不足・C値が小さすぎる設計
- 応力の算出:最大せん断応力・最小せん断応力の求め方
- 疲労設計の手順(疲れ強さ線図を使った判定)
- 疲労対策:C値の最適化、ショットピーニング、座巻の強化
- 実務でのコツ:たわみ量に余裕を持たせる設計、支持構造の工夫
3. 引張りばねの設計
- 引張りばねの構造(コイル部・フック部)と用語(初張力など)
- 荷重−変位の関係と設計式
- 初張力の設定ミスによる作動不良の例
- 応力の算出:フック部における応力集中の考慮
- 疲労設計の手順(疲れ強さ線図に基づく判定)
- よくある設計ミス:フックの曲率半径が小さすぎて破断
- 疲労対策:フック形状の緩和設計、補強巻きの追加
- 実務でのコツ:初張力の適切設定と荷重調整スペースの確保
4. ねじりばねの設計
- ねじりばねの構造(アーム、巻方向、支持方法)
- ねじり角−トルクの関係と設計式
- 巻方向と取り付け方向の一致が設計寿命に与える影響
- 応力の算出:ねじりモーメントに基づくせん断応力
- 疲労設計の手順(疲れ強さ線図を使った評価)
- よくある設計ミス:アームの固定が不完全で早期破損
- 疲労対策:アームの根本R処理、剛性の高い支持設計
- 実務でのコツ:設置スペースに応じたアーム長の最適化
5. 設計計算結果の評価と設計書作成(演習)
- 圧縮・引張・ねじりばねそれぞれの設計課題に取り組む
- 仕様条件に基づいて形状・材料を選定し、応力を算出
- 疲れ強さの評価
- 実務で役立つコツ:Excelを利用した再利用しやすい設計フォーマット
主な受講対象者
- 機械設計・製図に携わる技術者
- 機械設計の実務に携わる方で、ばねの設計知識を深めたい方
- ばねの選定や設計計算に自信を持ちたい方
- 設計段階でばねに関するトラブルを未然に防ぎたいと考えている方
期待される効果
- 圧縮ばね、引張りばね、ねじりばねの設計に必要な一連の計算プロセスを理解し、実践できるようになる。
- ばねの強度計算の基礎を習得できる。
- 適切なばねの材料選定や、最適な仕様のばねを設計することができる。
- ばね設計における課題解決能力と、目的に合致した最適な設計解を導き出す思考力が向上する。
公開セミナーの次回開催予定
- 開催日時:未定
- 開催場所:Zoomによるオンライン受講
- 受講料 :49,500円/1名(税込)
※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
※鈴木講師による出張セミナーをご検討の方は、お問い合わせください。
お申し込み方法
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