PVA(ポリビニルアルコール)の構造,合成,応用,物性および溶解性評価【提携セミナー】

PVA構造,合成,応用,物性

PVA(ポリビニルアルコール)の構造,合成,応用,物性および溶解性評価【提携セミナー】

開催日時 2024/12/10(火)9:50~17:00
担当講師

福田 純己 氏
内田 哲也 氏
松村 和明 氏
三俣 哲 氏
比嘉 充 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 66,000円(税込)

★ 親水性,可溶性,材料設計と取扱いのポイント
★ 光学機能性材料,バインダーや接着剤,ヘルスケア,医療,バイオ分野などへの可能性

 

 

PVA (ポリビニルアルコール) の

構造,合成,応用,物性および溶解性評価

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

ポリビニルアルコールは水溶性高分子の代表格であり、接着性や分散性に優れるだけでなく、近年は生分解樹脂としても注目されている。本講座では、ポリビニルアルコールの基礎と高機能化、さらに最近の応用展開について解説する。

 

 

習得できる知識

・PVA,PVOHの概要,構造と物性の関係などについて
・ポリビニルアルコールとナノファイバーの複合材料 の開発とその応用 ~セルロースナノファイバーを中心に~
・ポリビニルアルコールのゲル化とその構造解析
・PVAを用いた刺激応答性コンポジットゲル
・PVAの応用や用途展開について~分離膜,浸透膜の開発を中心に~

 

 

担当講師

【第1部】三菱ケミカル(株) アドバンストフィルムズ&ポリマーズ統括本部 R&D本部
アセチルポリマーズテクノロジーセンター ゴーセノール研究開発グループ 福田 純己 氏
【第2部】岡山大学 大学院自然科学研究科 准教授 博士(工学)  内田 哲也 氏
【第3部】北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科
物質化学フロンティア研究領域 教授 博士(工学)  松村 和明 氏
【第4部】新潟大学 自然科学系(工学部)准教授 博士(理学) 三俣 哲 氏
【第5部】山口大学 大学院創成科学研究科・教授 工学博士 比嘉 充 氏

 

 

セミナープログラム(予定)

【9:50~11:00】
第1部 PVA,PVOHの概要,構造と物性の関係などについて

●講師 三菱ケミカル(株) アドバンストフィルムズ&ポリマーズ統括本部 R&D本部
アセチルポリマーズテクノロジーセンター ゴーセノール研究開発グループ 福田 純己 氏

 

1.ポリビニルアルコ―ルの基礎
1.1 ポリビニルアルコールとは
1.2 ポリビニルアルコールの製造工程

 

2.ポリビニルアルコ―ルの構造と物性
2.1 構造と基本物性
2.2 微細構造が与える影響
2.3 溶液、固体、皮膜の物性
2.4 生分解性

 

3.ポリビニルアルコールの用途紹介
紙コート剤,乳化剤,塩化ビニル懸濁重合
各種フィルム,吸着剤,医療分野,他

 

4.ポリビニルアルコールの高機能化
4.1 特殊変性による機能化
4.2 架橋による耐水化
4.3 高性能ガスバリア材の設計の考え方

 

5.ポリビニルアルコールに関する各種トラブルとその対策

 

【質疑応答】

 

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【11:10~12:20】
第2部 ポリビニルアルコールとナノファイバーの複合材料 の開発とその応用 ~セルロースナノファイバーを中心に~

●講師  岡山大学 大学院自然科学研究科 准教授 博士(工学)  内田 哲也 氏

 

1.ポリビニルアルコールにセルロースナノファイバーおよびセルロースナノクリスタルを添加した複合体
1.1セルロースナノファイバーおよびセルロースナノクリスタルの特徴
1.2 複合体の作製法
1.3 構造と物性

 

2.ポリビニルアルコールに剛直高分子ナノファイバーを添加した複合体
2.1 剛直高分子ナノファイバーの特徴
2.2 複合体の作製法
2.3 構造と物性

 

3.ポリビニルアルコールにカーボンナノチューブナノフィラーを添加した複合体
3.1 カーボンナノチューブナノフィラーの特徴
3.2 複合体の作製法
3.3 構造と物性

 

【質疑応答】

 

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【13:10~14:20】
第3部 ポリビニルアルコールのゲル化とその構造解析

●講師 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 物質化学フロンティア研究領域 教授 博士(工学)  松村 和明 氏

 

1.PVAの構造とその特徴

 

2.PVAハイドロゲルの作成手法
2.1 凍結融解法
2.2 低温結晶化法
2.3 キャスト法
2.4 ホットプレス法

 

3.高強度PVAハイドロゲルの作成法とその構造
3.1 低温結晶化法による透明ハイドロゲル
3.2 ホットプレス法により透明ハイドロゲル
3.3 PVAハイドロゲルの構造

 

4.PVAハイドロゲルの応用
4.1 人工関節軟骨への応用
4.2 人工血管への取り組み

 

【質疑応答】

 

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【14:30~15:40】
第4部 PVAを用いた刺激応答性コンポジットゲル

●講師 新潟大学 自然科学系(工学部)准教授 博士(理学) 三俣 哲 氏

 

1.磁場応答性PVAコンポジットゲル
1.1 PVA/磁性粒子コンポジットゲルの作製法
1.2 PVA/磁性粒子コンポジットゲルの磁場応答性
1.3 PVA/磁性粒子コンポジットゲルの応用

 

2.温度応答性PVAコンポジットゲル
2.1 PVA/ケイ酸ナトリウムコンポジットゲルの作製法
2.2 PVA/ケイ酸ナトリウムコンポジットゲルの刺激応答性
2.3 PVA/ケイ酸ナトリウムコンポジットゲルの応用

 

3.その他のPVAコンポジットゲル

 

【質疑応答】

 

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【15:50~17:00】

第5部 PVAの応用や用途展開について~分離膜,浸透膜の開発を中心に~

●講師 山口大学 大学院創成科学研究科・教授 工学博士 比嘉 充 氏

 

1.イオン交換膜の構造(IEM)とイオン分離の原理
1.1 IEMの荷電構造
1.2 IEMのイオン輸送の原理
1.3 IEMを用いる電気透析、拡散透析、圧透析の原理

 

2.PVA系イオン交換膜の構造と製法
2.1 製膜方法と膜構造
2.2 イオン選択性と膜抵抗
2.3 その他の特性

 

3.PVA系モザイク荷電(CM)膜の構造と製法
3.1 CM膜の製法(積層法、織布法、印刷法)
3.2 CM膜の構造
3.3 CM膜の物質透過性

 

4.PVA系イオン交換膜の応用例
4.1 電気透析による脱塩・イオン濃縮分離
4.2 逆電気透析による海水と淡水からの発電
4.3 直接メタノール型燃料電池への応用
4.4 CM膜を用いた圧透析による脱塩・高選択イオン分離

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024/12/10(火)9:50~17:00

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

 

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