非可食、未使用バイオマスの活用に向けた技術開発動向と展望【提携セミナー】

非可食、未使用バイオマスの活用に向けた技術開発動向と展望【提携セミナー】

開催日時 2025/11/19(水)10:30~16:10
担当講師

柴田 望 氏
乾 将行 氏
森脇 真希 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 60,500円(消費税込・資料付き)

★非可食バイオマスの有効利用に向けたバイオリファイナリーの技術課題とは

★非可食、未使用バイオマスの資源化に向けた酵素糖化、発酵プロセス技術を解説します

 

非可食、未使用バイオマスの活用に向けた

技術開発動向と展望

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

※セミナープログラム参照願います。

 

習得できる知識

非可食、未使用バイオマスの資源化に向けた酵素糖化、発酵プロセス技術について理解が深まる

 

担当講師

1.花王(株) バイオ・マテリアルサイエンス研究所 4室 グループリーダー Ph.D 柴田 望 氏

 

2.(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) バイオ研究グループ グループリーダー 主席研究員

奈良先端科学技術大学院大学 客員教授

東京農工大学 客員教授

グリーンケミカルズ(株) 取締役 技術部長

博士(工学)  乾 将行 氏

 

3. 富山大学 学術研究部 工学系 生物反応工学研究室 助教 博士(工学) 森脇 真希 氏

 

セミナープログラム(予定)

(10:30~12:00)
1.バイオマス糖化酵素の開発と今後の展望
花王(株) 柴田 望 氏

 

【講演ポイント】

本講座では、非可食バイオマスの有効利用に向けた取り組みの中でも、酵素糖化による活用に必要となる糖化酵素技術に焦点を当て、花王における開発事例を交えながら解説する。
特に、バイオマスに含まれる成分の分解に関与する各種糖化酵素の特性や改良技術について取り上げ、原料の多様性に対応するための酵素選抜やプロセス設計の考え方を紹介する。
また、酵素糖化技術における阻害要因への対応、コスト低減のための工夫、さらには得られた糖液の利用に向けた展望についても議論し、産業実装に向けた課題と今後の技術開発の方向性を考察する。

 

【プログラム】

1.非可食バイオマスと糖化技術の重要性
1.1 非可食バイオマス資源の位置づけと利活用の背景
1.2 糖化プロセスの技術概要と分類
2.糖化酵素の基礎と最新技術動向
2.1 糖化酵素の分類と役割(セルラーゼ、ヘミセルラーゼ 等)
2.2 要求性能(温度、pH、阻害物質耐性など)と改良技術の潮流
2.3 国内外での研究・開発動向
3.花王における糖化酵素開発の取り組み
3.1 花王における糖化酵素開発の背景と目的
3.2 糖化酵素の開発・製造技術
3.3 適用対象と活用実例
3.4 花王における糖化酵素開発の今後の展開
4.プロセス全体における課題とコスト・実装への壁
4.1 酵素反応効率と糖化プロセス設計の連動(前処理、酵素再利用 等)
4.2 糖液からの製品事例(現状と今後)
4.3 スケールアップ・コスト・安定供給といった実装上の課題
4.4 バイオマス社会実装に向けた提案
5.まとめ
【質疑応答】

 


 

(13:00~14:30)
2.コリネ型細菌を用いたバイオリファイナリー技術の開発と非可食バイオマス活用に向けた展望
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) 乾 将行 氏

 

【講演ポイント】

世界各国でカーボンニュートラルの実現を目指したバイオものづくり技術の研究開発が急速に進んでいる。このような背景の中、RITEでは、微生物を利用したバイオプロセスにより、非可食バイオマスから高効率でグリーン化学品やバイオ燃料を生産するバイオリファイナリーの技術開発に注力している。 我々は、代表的な工業微生物であるコリネ型細菌を用いた増殖非依存型バイオプロセス「RITE バイオプロセス」を開発した。「スマートセル創製技術」や「RITEバイオプロセス」を活用し、未利用資源や大気中のCO2を原料としたグリーン化学品やバイオ燃料を生産する技術開発について紹介する。

 

【プログラム】

1.国内外におけるバイオものづくり技術開発の動向と政策
2.バイオエコノミ―戦略とこれを実現する大規模予算事業
3.RITEバイオプロセスの特徴と物質生産実績
4.バイオ燃料生産技術の開発
5.グリーン化学品生産技術の開発
6.バイオものづくりプラットフォームの構築
【質疑応答】

 


 

(14:40~16:10)
3.未利用バイオマスの素材変換へ向けた乳酸発酵プロセス、バイオリファイナリー技術の研究動向
富山大学 森脇 真希 氏

 

【講演ポイント】

バイオ素材(プラスチック)とは何か、そのなかでもポリ乳酸の位置づけについて説明するとともに、未利用バイオマスを用いた乳酸生産のための前処理から糖化・発酵までのプロセスについて具体例を挙げながら紹介する。また、バイオリファイナリーの総合的有効利用法と技術課題について述べる。

 

【プログラム】

1.バイオプラスチックとは
1.1 バイオプラスチックの現状
1.2 ポリ乳酸の化学的特性
2.未利用バイオマスについて
2.1 未利用バイオマスの種類
2.2 バイオマスの前処理
3.バイオマスの酵素糖化と微生物発酵
3.1 糖化の機構
3.2 発酵微生物の種類
3.3 同時糖化発酵
3.4 糖化・発酵の問題点
4.バイオリファイナリーの総合的有効利用法と技術課題
4.1 セルロース、ヘミセルロース、リグニン成分からの有用物質生産
4.2 総合的有効利用法の技術課題
【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2025/11/19(水)10:30~16:10

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

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