リチウムイオン電池電極材に向けた水系バインダーの適用技術【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2023/8/24(木)10:30~16:10 |
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担当講師 | 山本 徳一 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 60,500円(税込) |
★環境負荷低減に向けた水系バインダー材の要求特性と適用
リチウムイオン電池電極材に向けた
水系バインダーの適用技術
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- 電池バインダーの機能、課題と水系バインダーの適用技術
- リチウムイオン二次電池電極用バインダーの調製と水系バインダーについて
- 水系バインダーを適用した高容量電極と電極製造技術
習得できる知識
- バインダー材の環境負荷低減に向けた要求特性と適用について理解が深まる
担当講師
日本ゼオン(株) エナジー材料事業部 開発企画販売部 開発企画販売グループ グループ長 山本 徳一 氏
神奈川大学 工学部 物質生命化学科 教授 博士(理学) 松本 太 氏
ATTACCATO(同) 代表 向井 孝志 氏
セミナープログラム(予定)
(10:30~12:00)
1.電池バインダーの機能、課題と水系バインダーの適用技術
日本ゼオン(株) 山本 徳一 氏
【講演概要】
バインダーは、活物質、セパレータ、電解液といった主要部材と異なり、直接電池の素反応に関与している部材ではない。しかし、バインダーは電池製造には欠かせない部材であると同時に、電池性能にも影響を与えることがわかってきている。
本講座では、バインダーの機能、課題と共に、環境負荷が低くカーボンニュートラルの観点でも注目されている水系バインダーの適用技術について紹介する。
1.電池バインダーの機能
2.電池バインダーの種類
3.電池バインダーに求められる特性
4.電池バインダーの課題
5.水系バインダーの適用範囲
6.水系バインダーの可能性
【質疑応答】
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(13:00~14:30)
2.リチウムイオン二次電池電極用バインダーの調製と水系バインダーについて
神奈川大学 松本 太 氏
【講演概要】
これまで私たちが行ってきた正極用水系バインダーの開発、および水系バインダー適用のための集電体表面の処理、正極材料のコーティングなど、水系バインダーの問題点とその解決法という形で、一つ一つ説明していき、水系バインダーの必要性と今後の将来性を感じてもらえるような内容をご紹介したいと思います。
1.水系バインダーの必要性と問題点
2.水系バインダーの耐酸化性試験、耐久性試験の結果
3.水系バインダー適用のために集電体の表面処理
4.一般的な正極材料への水系バインダーの適用例とその結果の紹介
5.Ni-rich正極材料への水系バインダーの適用結果
6.水系バインダーに適用可能なLi過剰系正極材料の探索
7.Li過剰系正極材料の表面コーティングによる耐水性の付与
8.まとめ
【質疑応答】
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<14:40~16:10>
3.水系バインダーを適用した高容量電極と電極製造技術
ATTACCATO(同) 向井 孝志 氏
【講演概要】
近年、スラリーに含まれる有機溶媒が及ぼす環境負荷や人体への影響等が懸念され、環境付加の小さい様々な水系バインダが開発されている。
本講演では、高容量電極の開発に向けて各種のバインダを用いた電極特性や電極製造技術について取り上げる。高容量電極の開発に向けて製造工程の見直しや、材料、部材の組み合わせの最適化を図ることで電極性能が向上する実験例を紹介したい。
1.リチウムイオン電池の市場動向と電池構成、製造工程
2.水系バインダを用いた高容量正極の開発事例
2-1 CO2溶存によるスラリーの製造技術
2-2 各種バインダと硫黄系正極、オリビン系正極
2-3 無機バインダを添加した正極用水系スラリー
3.水系バインダを用いた高容量負極の開発事例
3-1 バインダとSi系負極のサイクル特性
3-2 無機バインダをコートしたSi負極
4.今後の展望
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2023/8/24(木)10:30~16:10
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき60,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。