リグニンの基礎と酸化分解による化学変換【提携セミナー】

リグニンの基礎と酸化分解による化学変換【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 【Live配信】2023/6/12(月)13:00~16:30     【アーカイブ受講】 2023/6/15(木)~2023/6/23(金)
担当講師

細谷 隆史 氏

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

定員 30名 
受講費 非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
会員: 38,500円 (本体価格:35,000円)

リグニンの基礎と酸化分解による化学変換

 

【提携セミナー】

主催:株式会社R&D支援センター

 


 

◆セミナー趣旨

リグニンは木材の15~35%を占める芳香族高分子である。脱化石資源が叫ばれる昨今、リグニンを低分子化することで、化学産業における低分子芳香族化合物の供給源として利用するための試みが多くなされている。しかしながら、最新の分析技術をもってしてもその全容を解明できないほど複雑な化学構造を持つリグニンを、効率的に低分子化できる手法の開発には多くの課題が存在するのが現状である。

 

リグニンを正しく理解し、そこに含まれる結合様式などの化学構造に関する明確な知識をもとにリグニン変換法について検討することは、効率的な反応プロセスの開発にとって有益である。本講の前半では、リグニン化学の基礎を概説し、リグニンの化学構造、分析法等についての基本的な知識の習得を目指す。後半では現在ほぼ唯一工業化されている、リグニンのアルカリ性O2酸化によるバニリン生産技術について紹介する。また、同法における詳細な反応経路やその制御法について研究した、講師の研究室における研究成果についても解説する。

 

◆習得できる知識

  • リグニンの基本的な化学構造と生合成反応との関係
  • バイオマス化学におけるリグニンの定量法、分析法
  • 工業化されているリグニンの化学変換法(特にリグニンからのバニリンの生産法)
  • 講師の研究グループで提案されているバニリン生成反応の経路とその制御法

 

◆受講対象

  • バイオマス利用、特に化学変換に興味のある方
  • リグニンの化学構造、定量法、分析法などリグニンの基礎に興味のある方

 

◆必要な前提知識

大学卒業程度の有機化学の知識
※必須ではありませんが、より理解度が深まると思います。

 

◆キーワード

リグニン,木質,バイオマス,基礎,入門,化学変換,応用,研究,研修,講座,セミナー

 

担当講師

京都府立大学 大学院生命環境科学研究科 准教授 博士(エネルギー科学) 細谷 隆史 氏

 

《専門》
バイオマス化学、有機物理化学、計算化学

《略歴》
1999年4月~2003年3月 京都大学 農学部 生物機能科学科
2003年4月~2008年5月 京都大学 大学院エネルギー科学研究科 社会・環境科学専攻
2008年6月~2011年3月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2011年4月~2016年3月 ウィーン農科大学 化学科 研究員
2016年4月~2018年3月 京都府立大学 大学院生命環境科学研究科 特任講師
2018年4月~2019年9月 同助教
2019年10月~現在 同准教授

《学会等での役職》
・日本木材学会 編集委員(2021年~)
・セルロース学会 関西支部委員(2021年~)
・日本材料学会 関西支部常議委員(2020年~)

 

セミナープログラム(予定)

1. はじめに~木材の組織構造と化学成分

 

2. リグニン
2.1 リグニンの化学構造
2.1.1 モノマーの構造と植物種依存性
2.1.2 モノマーの脱水素重合によるリグニンの生成
2.1.3 リグニン中の主要結合の生成機構
2.1.4 モノマーの生合成
2.2 リグニンの分析法
2.2.1 リグニンの定量法~Klason法
2.2.2 リグニンの分解による分析法~アルカリ性ニトロベンゼン酸化法
2.3 リグニンの目的別分離法
2.3.1 分離過程におけるリグニンの変性と巷でいわれる「リグニン」
2.3.2 定量のためのリグニンの分離
2.3.3 パルプ製造のためのリグニンの分離
2.3.4 学術研究のためのリグニンの分離

 

3. リグニンの化学変換
3.1. 工業化されている変換プロセス
3.1.1 アルカリ性O2酸化法を用いたバニリンの生産
3.1.2 フェルラ酸の生産
3.2 リグニン由来のバニリンの生産とその問題点
3.3 天然リグニンからのバニリン生産法の開発
3.3.1有機カチオン類による反応制御とバニリン収率の向上
3.3.2 アルカリ性O2酸化における反応経路の解明
3.3.3 バニリン収率と反応経路の関係

 

4. おわりに~これからのリグニン利用

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年06月12日(月) 13:00~16:30

 

開催場所

【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。

 

受講料

非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
会員: 38,500円 (本体価格:35,000円)

 

会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。

  • 1名申込の場合、49,500円(税込)→38,500円(税込)
  • 2名同時申込の場合、合計99,000円(税込)→合計49,500円(税込)
    ※両名の会員登録が必要です。

 

※セミナー主催者の会員登録をご希望の方は、申込みフォームのメッセージ本文欄に「R&D支援センター会員登録希望」と記載してください。ご登録いただくと、今回のお申込みから会員受講料が適用されます。

 

※R&D支援センターの会員登録とは?
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。

 

LIVE配信のご案内

こちらをご参照ください

【Live配信受講者 特典のご案内】

Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

 

【アーカイブ受講】のご案内

こちらをご参照ください

備考

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

 

  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

おすすめのセミナー情報

製造業eラーニングTech e-L講座リスト

製造業向けeラーニングライブラリ

アイアール技術者教育研究所の講師紹介

製造業の新入社員教育サービス

技術者育成プログラム策定の無料相談受付中

スモールステップ・スパイラル型の技術者教育

技術の超キホン

機械設計マスターへの道

生産技術のツボ

早わかり電気回路・電子回路

品質保証塾

機械製図道場

スぺシャルコンテンツ
Special Contents

導入・活用事例

テキスト/教材の制作・販売