高熱伝導樹脂のフィラー複合化・材料設計技術【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 伊藤 玄 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
★熱伝導率の考え方・測定法や、フィラー・樹脂の選定法等、
基礎的な設計知識とそのポイントを習得!
酸化グラフェンを用いたフィラー表面改質による熱伝導性改善のアプローチ等、
最新の知見も交え解説します!
高熱伝導樹脂のフィラー複合化・材料設計技術
《熱伝導の基礎から特性制御および最新の高熱伝導化技術まで》
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
近年、自動車の電動化の促進と5Gなどの高速通信技術の普及によりそれに使用されるチップの放熱が課題となっている。特に、軽量化や絶縁性などの用途向けに樹脂材料の高熱伝導化の製品開発は活発化しており、高熱伝導化のために高熱伝導性フィラーの添加が必須となっている。フィラーを用いて期待する機能を発現するにはその特徴や性質を理解する必要があり、また、樹脂の選定とフィラーの界面処理、配向方法によっても熱伝導率は向上する。
本講座では、熱伝導フィラーおよび高熱伝導材料の概要と基礎的な設計知識を得るとともに、最新の技術である酸化グラフェンを用いた窒化ホウ素の表面改質など新しいアプローチを含めて解説する。
◆受講後、習得できること
- 高熱伝導材の理論と技術動向
- 高熱伝導フィラーを使用した材料の用途、特徴の理解
- グラフェン類の特徴や最新情報
◆受講対象者
高熱伝導材料およびフィラーの設計・技術に関心のある方、設計・技術・評価・試験などに携われている方
担当講師
(株)KRI スマートマテリアル研究センター ハイブリッドマテリアル研究室長 伊藤 玄 氏
* 希望者は講師との名刺交換が可能です
2000年 新神戸電機株式会社 入社 プリント配線板材料の開発、高熱伝導材料の開発、高強度樹脂成形品の開発等に従事
2016年 株式会社 KRI入社 機能性材料の研究開発に従事
現在に至る
セミナープログラム(予定)
1. 高熱伝導材の概要と理論
1) 高熱伝導材料の位置づけ
a) 高熱伝導コンポジット材料の必要性
b) 絶縁系材料の課題
2) 高熱伝導材料の種類及び要求特性
a) 高熱伝導接着剤
b) 高熱伝導封止剤
c) 熱伝導性シート(TIM)
3) 熱伝導率の考え方
a) 熱伝導のメカニズム
b) フィラー最密充填理論
c) パーコレーション
d) フィラー充填系の熱伝導率予測
4) 熱伝導率測定法の違いと特徴
a) 熱伝導率測定装置の測定可能領域
b) 定常法
c) 非定常法
d) 周期加熱法による熱伝導率評価
2. 高熱伝導絶縁材料の設計技術
1) 高熱伝導材料の特性を決める要素
2) 樹脂による高熱伝導化
a) 樹脂高熱伝導化の有効性
b) 樹脂の高熱伝導化の研究
:延伸、自己配向、磁場配向、高熱伝導有機粒子
c) 樹脂の種類・選定と高熱伝導化のアプローチ
3) フィラーによる高熱伝導化技術
a) 高熱伝導材におけるフィラーの選択基準
b) 主な絶縁系無機フィラーの特徴
:窒化ホウ素、窒化アルミ、アルミナ等
c) 窒化ホウ素を用いた材料の高熱伝導化技術
4) フィラー/樹脂界面の制御
a) フィラーの界面制御
:界面制御の例と評価方法
b) シランカップリング剤の用法
c) グラフトポリマーによるカプセル化
d) 透明熱伝導樹脂へのアプローチ
5) 酸化グラフェンによる樹脂複合材の熱伝導性改善のアプローチ
a) グラフェン化合物の分類と製法
b) 酸化グラフェンによる窒化ホウ素(BN)の表面改質方法
c) 表面改質BNの分析方法
d) 表面改質BNを用いたコンポジットの物性
e) 他のフィラー(ALN、MgO等)への展開
f) 高熱伝導フィラーの磁場配向
6) 高熱伝導材料設計の要点
a) 高熱伝導材料に必要な物性や評価項目要素
b) 熱伝導率以外の要素(熱膨張率・絶縁性等)との相関及び設計のポイント
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
*PC実習講座を除きます。
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