二酸化炭素の化学固定化技術最前線【提携セミナー】

二酸化炭素の化学固定化セミナー

二酸化炭素の化学固定化技術最前線【提携セミナー】

開催日時 2025/1/17(金) 13:00-17:00
担当講師

田村 正純 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:41,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:47,300円

・二酸化炭素変換に必要な触媒技術

・CO2からのポリマー合成技術について掘り下げて解説

 

二酸化炭素の化学固定化技術最前線

 

≪二酸化炭素からのポリマー合成技術≫

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

近年、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの重要性が増してきており、これらに資する技術の開発は急務です。二酸化炭素は石油由来化学品の燃焼によって生成する最終生成物の一つであり、また、温室効果ガスの主要成分でもあり、様々な環境や生態系への問題の原因となっています。二酸化炭素の化学的固定化は、二酸化炭素をC1資源とする変換技術として期待されるだけでなく、炭素循環や二酸化炭素削減に寄与する技術としても期待されています。より多くの二酸化炭素を固定化するためには、使用量が多く、固体であるポリマーのような化学品に変換することが有効と考えられます。しかし、二酸化炭素は反応性が低いため、高機能な触媒系の開発が必要不可欠です。

 

本セミナーでは、二酸化炭素を化学品に変換する最新の触媒技術をプレビューすることで、二酸化炭素変換に必要な触媒技術について紹介し、さらに、二酸化炭素からのポリマー合成技術について掘り下げて解説します。

 

◆受講後、習得できること

  • 二酸化炭素からの非還元的変換による化学品合成技術
  • 二酸化炭素からのプラスチック合成技術
  • 脱水剤を使わず、また高圧二酸化炭素を用いない触媒反応プロセス
  • 二酸化炭素変換触媒反応系のメカニズム

 

◆受講対象者

  • CO2の有効利用、いわゆるCCUSについての研究開発を進めていきたい方
  • 機能性固体触媒、不均一系触媒の研究開発者 など

 

担当講師

大阪公立大学 研究推進機構 人工光合成研究センター 准教授 博士(工学) 田村 正純 氏

 

2003年3月 京都大学 化学教室 / 2003年4月-2005年3月 東京大学工学系研究科応用化学専攻 修士課程
2005年-2012年3月 花王(株) 研究員
2012年3月 博士(工学)名古屋大学 / 2012年4月-2020年3月 東北大学大学院工学研究科 助教
2020年4月 大阪市立大学 先端研究院 人工光合成研究センター 准教授
2022年4月大阪公立大学 研究推進機構 人工光合成研究センター 准教授、現在に至る
※2020年11月 大阪市立大学 2020年度大阪市立大学若手研究者奨励賞 南部陽一郎記念奨励賞 「有機・無機ハイブリッド触媒の構築とCO2の化学固定化への応用」
2020年5月 公益財団法人インテリジェント・コスモス学術振興財団 第19回インテリジェント・コスモス奨励賞 「二酸化炭素からの有用化学品合成を実現する固体触媒プロセスの開発」等、多数受賞。

 

セミナープログラム(予定)

1. 二酸化炭素の化学変換の基礎

 

2. 二酸化炭素の還元的変換と非還元的変換
2.1 二酸化炭素の還元的変換による化学品合成
2.2 二酸化炭素の非還元的変換による化学品合成
2.3 二酸化炭素の非還元的変換の課題
2.3.1 二酸化炭素の低反応性
2.3.2 熱力学的制約

 

3. 二酸化炭素の非還元的変換によるモノマー化合物合成
3.1 二酸化炭素とアルコールからのカーボネート合成
3.2 二酸化炭素とアミン、アルコールからのカーバメート合成
3.3 二酸化炭素とアミンからのウレア合成

 

4. 二酸化炭素からのポリマー化合物合成:各ケースの特徴と留意点
4.1 二酸化炭素から合成された原料を用いたポリマー合成
4.1.1 カーボネートの開環重合
4.1.2 カーボネートとジオールのエステル交換
4.2 二酸化炭素からの直接的ポリマー合成
4.2.1 ポリエステル合成
4.2.2 ポリウレタン合成
4.2.3 ポリカーボネート合成
4.2.3.1 二酸化炭素から合成される原料を用いた反応
4.2.3.2 二酸化炭素をモノマー原料として用いた反応
4.2.3.2.1 環状エーテルと二酸化炭素からのポリカーボネート合成
4.2.3.2.2 ジオールと二酸化炭素からのポリカーボネート合成
4.2.3.2.2.1 脱水剤を用いた触媒系
4.2.3.2.2.2 脱水剤を用いない触媒系

 

5. 最新の二酸化炭素変換技術(時間があれば)

 

6. 今後の展望
6.1 触媒開発の課題と今後の方針・ヒント

 

<質疑応答>

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2025年1月17日(金) 13:00-17:00

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・録画行為は固くお断り致します。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料等について

●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。

  • 配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
  • 準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

 

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

おすすめのセミナー情報

製造業eラーニングTech e-L講座リスト

製造業向けeラーニングライブラリ

アイアール技術者教育研究所の講師紹介

製造業の新入社員教育サービス

技術者育成プログラム策定の無料相談受付中

スモールステップ・スパイラル型の技術者教育

技術の超キホン

機械設計マスターへの道

生産技術のツボ

早わかり電気回路・電子回路

早わかり電気回路・電子回路

品質保証塾

機械製図道場

スぺシャルコンテンツ
Special Contents

導入・活用事例

テキスト/教材の制作・販売