自動車への樹脂適用とリサイクル ~欧州を中心とした課題と規制動向~【提携セミナー】

自動車への樹脂適用とリサイクル ~欧州を中心とした課題と規制動向~【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2023/12/7(木) 12:30-16:30
担当講師

山根 健 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:41,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:47,300円

〇樹脂部材のリサイクルが重要な課題とされています。

〇自動車を取り巻く課題と規制動向に触れながら、今後進むべき方向性についてお話します。

 

自動車への樹脂適用とリサイクル

《欧州を中心とした課題と規制動向》

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

はじめに

地球規模の目標であるカーボンニュートラルの達成のために自動車の走行に関わる排出規制について国際基準の整備が進んでおり、その有効手段の一つとして、動力の電動化が注目されている。また、走行エネルギー効率改善の観点からも車両の軽量化が進められている。一方、資源の採掘から製造、さらには廃車に至る「ライフサイクル」全体での温暖化物資排出量を算出、その削減が求められる様になってくると、車両の設計時点から廃車の処理、リサイクルを含めた算出が求められるようになってきている。そのためには従来からリサイクルが進められていた金属のみならず、樹脂部材のリサイクルが重要な課題となっている。

 

EU内では共通の目標値を設けてリサイクルに取り組んでいる。樹脂関係については現時点では包装関係の目標値が規定されているが、自動車業界でも基本方針に沿って設計時点から樹脂再利用を含んだカーボンニュートラルアプローチに取り組んでいる。

 

本セミナーで習得できること

欧州を始めとした各国の自動車用樹脂材料の動向およびそのリサイクルの取り組み状況、日本の目指すべき方向。

 

◆受講対象者

自動車材料担当者、樹脂材料担当者、自動車リサイクル関係者など

 

◆講演中のキーワード

カーボンニュートラル、自動車の軽量化、自動車への樹脂適用、ライフサイクルアセスメント、廃車の処理、リサイクル、バイオプラスチック、EU、廃棄プラスチックの再生

 

担当講師

山根健オフィス 代表 山根 健 先生

 

■ご略歴:
1973 .3 早稲田大学理工学部機械工学科卒業(低NOX燃焼器)
1975. 3 早稲田大学理工学研究科熱工学修了(フライホイールによる回生制動)
1975 .4 日産自動車(株) 入社
1975 .6 日産自動車(株) 中央研究所 新動力研究部配属。蒸気エンジン自動車研究、エンジン設計担当。
1976 .9 同部内、新研究テーマ探索グループに配属。ターボチャージャー研究および、ハイブリッドシステム研究を提案。
1977 .4 新動力研究部でターボチャージャー開発担当。全体構造、主軸設計、製造技術を主担当。
1978 .6 ターボチャージャー付エンジン開発を、機関設計部と協同で担当。セドリック用L20T、ブルーバード用Z18T、ブルーバード用LD20T(ディーゼル)およびローレル用LD28T(ディーゼル)等を担当。
1978 .12 ターボチャージャー(N1型)開発で、社長賞2級受賞。
1981 .1 中央研究所、機関研究部、特別研究チームに参加。海外を含む研究ネットワーク構築を研究。
1981 .6 ロンドン大学インペリアルカレッジへ社命留学。ワトソン教授の下で、「ターボチャージャー付ガソリンエンジン燃焼」研究。留学期間中、欧州駐在員オフィスおよび米国駐在員オフィスと連携して自動車メーカ、部品メーカ、研究機関を訪問、調査を実施。
1983 .10 中央研究所、機関研究部に復帰。新型ターボチャージャー開発を担当。ターボチャージャー付エンジン、新型過給システムを含む、過給エンジン企画全体を主導。
1985 .4 新型4気筒エンジン開発基本計画副リーダー兼任(~1986年8月)
1986 .6 英国機械学会で「新型ターボチャージャー」についての技術講演。
1986 .9 新型V8エンジン吸排気系設計統括兼任
1987 .9 モータースポーツエンジン開発部配属。
レース用エンジン開発主担当(1989年より課長職)。
NPTI(北米)駐在(1990年9月~1991年3月)
1989 .1 機関実験部 動力性能計画課課長、駆動実験部 実験課主担当兼任。
1992 .6 日産自動車退職
1992 .7 BMW Japanに入社、エンジニアリング部に配属。
日本向け車両の適合、確認試験等担当。
パワートレイン及びシャシー開発、車両開発部門に短期駐在。
モータースポーツ部門、先行開発部門、生産技術部門の業務支援実施。
広報部門と協力して、技術・製品広報活動実施。
1998 .4 試験技術 統括部長
1999 .2 BMW本社でのパワートレイン開発兼任(~2003/12)
2004 経済産業省、水素安全利用プロジェクト評価委員(~2006/3)
2004 .4 自動車技術会の;モータースポーツ部門委員会幹事、アクティブセーフティ部門オブザーバー委員、ガソリン機関委員、伝熱部門委員。
2006 .10 BMW Hydrogen 7プロジェクト車両運営責任者(~2007/12)
2007 .4 テクノロジーオフィス 統括部長
2009 .5 自動車技術会プロフェショナルエンジニアに認定される。
2009 .7 BMW Japanを定年退職、山根健オフィス設立。9月より東海大学動力機械学科講師。10月より技術顧問。電気自動車プロジェクト等担当。
2014 .3 GT300 Steiff BMW Z4GT3チーム技術監督
2015 .12 BMW Japan技術顧問を退任、コンサルティングおよびレース関係業務。
2016年より、レッドブルエアレース、チーム室屋に参加。

■ご専門および得意な分野・研究:
自動車技術全般、特にパワートレイン、運転性開発。

■本テーマ関連学協会でのご活動:
自動車技術会:アクティブセーフティ部門委員会、ガソリンエンジン部門委員会委員を歴任、現在はモータースポーツ部門委員会委員。

 

セミナープログラム(予定)

1. 自動車を取り巻く課題と規制動向
1.1 自動車の普及に伴って顕在化した問題
1.2 自動車の有害排出物質削減
1.3 世界の温暖化物質排出規制の動き(燃費改善から)
1.4 カーボンニュートラルを目指すエネルギー転換
(運搬できるエネルギー、その生成、エネルギー密度)

 

2. 自動車の電動化動向
2.1 EVの歴史と種類、課題
2.2 現代のEVとその課題
2.3 EVに使用される材料
2.4 自動車に使われている樹脂材料

 

3. 自動車の軽量化と材料転換
3.1 自動車の軽量化技術とその効果
3.2 EVにおける軽量化の重要性

 

4. 自動車のリサイクル動向
4.1 欧州のリサイクル動向(BMWを例に)
  4.1.1 欧州ELV指令
  4.1.2 BMWの自動車リサイクル研究開発
4.2 欧州の樹脂部品のリサイクル
  4.2.1 EUの樹脂に関わる循環型経済
  4.2.2 EUのECOBULK
  4.2.3 自動車用プラスチックの循環型経済への取り組み

 

5. まとめ

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年12月7日(木) 12:30-16:30

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

 ●録音・録画行為は固くお断り致します。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
 (開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

 

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。

 

おすすめのセミナー情報

製造業eラーニングTech e-L講座リスト

製造業向けeラーニングライブラリ

アイアール技術者教育研究所の講師紹介

製造業の新入社員教育サービス

技術者育成プログラム策定の無料相談受付中

スモールステップ・スパイラル型の技術者教育

技術の超キホン

機械設計マスターへの道

生産技術のツボ

早わかり電気回路・電子回路

品質保証塾

機械製図道場

スぺシャルコンテンツ
Special Contents

導入・活用事例

テキスト/教材の制作・販売