メタバース・XRの仮想体験・超臨場感技術と産業応用【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 雨宮 智浩 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
★VR特有の感覚表現と臨場感を高めるポイント、今後の課題とは!
★教育訓練、医療、ゲーム、災害訓練…産業応用の可能性に迫る!
メタバース・XRの仮想体験・超臨場感技術と産業応用
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
- メタバースと五感インタフェース技術の 最新動向と産業応用の可能性
- デジタル嗅覚技術の開発と応用
- XR・メタバースにおける ビジネス動向と知的財産権への対応
- リアルハプティクス技術の開発動向とXRへの応用
- インターバース時代における視覚の解放技術
習得できる知識
- メタバース/VRの産業応用、研究開発動向、知的財産権問題など、全体像を把握することができる。
担当講師
【第1部】東京大学大学院 情報理工学系研究科 准教授 雨宮 智浩氏
【第2部】東京工業大学 科学技術創成研究院 教授 中本 高道氏
【第3部】関真也法律事務所 代表 弁護士 関 真也氏
【第4部】モーションリブ(株) 代表取締役CEO 溝口 貴弘氏
【第5部】奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授 清川 清氏
セミナープログラム(予定)
【第1部】メタバースと五感インタフェース技術の 最新動向と産業応用の可能性
東京大学大学院 情報理工学系研究科 准教授 雨宮 智浩氏
【講演趣旨】
近年国内外で「メタバース(metaverse)」がバズワードになっています。 コロナ禍で注目が集まり、オンラインでのコミュニケーションやゲーム、イベントサービスで大きな成長を見せましたが、ビジネス面でもバーチャル会議やワークスペースとしての活用が注目されています。 この背景には近年の高機能なバーチャルリアリティ(VR)機器の低廉化やプラットフォームの充実だけでなく、それらを支える研究技術の躍進があります。そこで本講習では、メタバースやVRの技術や概念を理解し、各自の研究開発業務や商品開発に活用していただけるように基礎的な研究から産業応用の可能性について事例を交えて解説します。
【講演項目】
1.メタバース/VRとは
1.1 VRの歴史
1.2 VRとAR
1.3 メタバースの定義
1.4 メタバースの変遷
2.メタバース/VRを構成する基礎技術
2.1 臨場感と現実感はどこからくるか
2.2 人間の五感と感覚ディスプレイ
2.3 アバタと身体
3.メタバース/VRを使った産業応用
3.1教育訓練とVR
3.2医療とVR
3.3製造業とVR
3.4 サービス業とVR
3.5メタバースプラットフォームの活用
4.メタバース/VRの将来
4.1 VR酔い
4.2 錯覚とVR
4.3 ソーシャルVRプラットフォームのこれから
【質疑応答】
【第2部】デジタル嗅覚技術の開発と応用
東京工業大学 科学技術創成研究院 教授 中本 高道氏
【講演趣旨】
本講演ではデジタル嗅覚技術の最近の発展について、易しく解説する。デジタル嗅覚の基礎となるのが要素臭による香り再現であり、要素臭の調合比を変えるだけで多様な香りの再現が可能になる。また、香りを提示する装置は嗅覚ディスプレイと呼ばれ、近年要素臭を嗅覚ディスプレイにセットすることにより香り再現ができるようになった。それから、ケモインフォマティクスという領域では、センシングデータから香りの印象を予測することを可能にする。従来はセンシングデータによる香り分類や混合臭濃度定量が行われてきたが、より抽象度の高い情報を予測する。また、逆に香り印象からセンシングデータを予測する技術も新たに開発された。このように活性化されつつあるデジタル嗅覚の現状を説明し、今後の展望を述べる。
【講演項目】
1. はじめに
1.1 嗅覚の仕組み
1.2 香り計測技術
1.2.1 分析機器
1.2.2 生体信号
1.2.3 嗅覚センサ
1.2.4 官能評価
1.3 デジタル嗅覚とはなにか
2.香り再現
2.1 香り再現の方法
2.2 パターン間の違いを測る尺度
2.3 保留材の影響を取り除く方法
3.嗅覚ディスプレイ
3.1 電磁弁高速開閉方式
3.2 弾性表面波霧化方式
3.3 ウェラブル嗅覚ディスプレイ
3.4 嗅覚ディスプレイと要素臭を用いた香り再現
4.ディジタル嗅覚コンテンツ
4.1 香り映画
4.2 匂い源探索ゲーム
4.3 災害シミュレータ
4.4 力覚と嗅覚を用いたコンテンツ
4.5 遠隔匂い再現
5.匂い印象予測
5.1 深層学習による匂い印象予測法
5.2 自然言語処理を用いた匂い印象予測
5.3 パターン類似性尺度の検討
5.4 匂い印象からセンシングデータの予測
【質疑応答】
【第3部】XR・メタバースにおける ビジネス動向と知的財産権への対応
関真也法律事務所 代表 弁護士 関 真也氏
【講演趣旨】
XR・メタバースは近時急速に注目を集め、技術の開発・実用化も急ピッチで進んでいる分野であるため、知財・法務の現場からは、これまで想像もしなかった新しい知的財産法上の問題があるのではないかという懸念の声が寄せられる。そこで、従来のゲームに代表されるデジタルコンテンツの法的枠組みを応用できるケースが多いことを明らかにした上で、その中で生じるブランド保護、デザイン保護、アバター保護その他の実務的な課題と、視覚・聴覚に限られない五感(触覚・味覚・嗅覚)に訴求するデジタルコンテンツや、精密な人の動作・技能のデジタルコンテンツ化といった今後益々発展を遂げるであろう分野における知的財産法上の課題についても、理論的・実務的な整理を行う。
【講演項目】
1.XR・メタバースと法律~基本的な考え方~
2.XR・メタバースにおけるブランド保護
2.1 商標法
2.2 周知・著名表示の保護(不正競争防止法2条1項1号・2号)
2.3 海外の動向を踏まえた対応
3.XR・メタバースにおけるオブジェクトのデザイン保護
3.1 著作権法
3.2 意匠法
3.3 商品形態模倣規制(不正競争防止法2条1項3号)
4.動作・技能のデジタルコンテンツ化と知的財産権
4.1 各種知的財産法による保護の概要
4.2 将来の展望
5.触感・味・香りのデジタルコンテンツ化と知的財産権
5.1 各種知的財産法による保護の概要
5.2 海外の動向
6.各活用場面における課題
6.1 アバター
6.2 V-Commerce
6.3 文化財
6.4 地方創生
6.5 教育
【質疑応答】
【第4部】リアルハプティクス技術の開発動向とXRへの応用
モーションリブ(株) 代表取締役CEO 溝口 貴弘氏
【講演趣旨】
リアルハプティクスは物の感触や人間の動きをデータ化する技術です。 データ化することで視覚情報や聴覚情報のようにコンピュータ上で扱う ことができるようになり、データ解析や機械学習等に利用できるようになります。また、データ化した物の感触や人の動きは実空間に取り出して再利用することで、現実に直接的に作用する価値を生み出すことができます。 本講演では技術の概説と幾つかの事例を通しリアルハプティクスを用いた感触や動作の抽出、編集、再実行をご紹介致します。
【講演項目】
1.リアルハプティクス技術概要
1.1 技術概要
1.2 AbcCore
1.3 物の感触の抽出再現
1.4 人間の動作の抽出再現
2.技術利用事例
2.1 可視化・分析
2.2 遠隔操作
2.3 自動化・再現
2.4 VR/シミュレーション
【質疑応答】
【第5部】インターバース時代における視覚の解放技術
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授 清川 清氏
【講演趣旨】
近年メタバースが大きな注目を集め、さらに日常生活の中で複数のメタバースを自在に行き来するインターバースの時代が到来しようとしています。本講演では、インターバースの時代に求められるディスプレイ技術について議論します。インターバースの時代では、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、ウェアラブルコンピューティング、デジタルツインなどによる重層的な情報空間が現実空間と渾然一体となっていきます。また、ますます多様性を包摂する社会となり、様々な見え方をする人々をサポートすることが求められいきます。こうした時代においては、人間の視覚能力を生物的限界から解き放ち自在に拡張する究極のディスプレイが望まれます。この遥か彼方の目標を見据えつつ、本講演ではヘッドマウントディスプレイ(HMD)技術の現在地を豊富な実例から俯瞰し、今後のHMDのあり方について提言します。
【講演項目】
1.インターバースとは
2.XRのグランドチャレンジ
3.視覚の解放に向けて
4.視覚提示技術の動向
4.1 視野角
4.2 解像度
4.3 焦点調節
4.4 遮蔽
4.5 校正
4.6 センシングなど
5.視覚補助技術の動向
5.1 色盲・色弱
5.2 斜視
5.3 乱視
5.4 白内障
5.5 視野障害
5.6 視覚過敏など
6.視覚拡張技術の動向
6.1 視力の拡張
6.2 視野の拡張
6.3 可視波長の拡張
6.4 視点の拡張
6.5 動体視力の拡張など
7.おわりに
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。