(ナノ)カーボン材料の分散分布,界面・パーコレーション制御とその評価・可視化【提携セミナー】

カーボン材料セミナー

(ナノ)カーボン材料の分散分布,界面・パーコレーション制御とその評価・可視化【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2022/11/7(月)10:15~16:45
担当講師

小林 征男 氏
若原 章博 氏
濱崎 拡 氏
井上 雅博 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 66,000円(税込)

★再生プラスチックにおける耐衝撃性向上のポイント
★CFRPやCFRTPにおける「繊維の長さ」やフィラーの「形状や配向」の調整,各種添加剤の選び方と使い方

 

(ナノ)カーボン材料の分散分布,

界面・パーコレーション制御とその評価・可視化

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

・【ナノ】カーボンの分散とパーコレーションの考え方について
・分散安定化のための「分散剤」とその使い方について
・カーボンナノチューブ凝集構造の熱伝導異方性の可視化について
・カーボンフィラーの界面ケミストリに基づいた動的パーコレーション制御

 

 

習得できる知識

CNTなどのナノカーボンフィラーを有機高分子バインダに分散させた導電膜や導電性ペーストにおける動的パーコレーションに対する界面ケミストリの影響について,最近の研究成果を交えて学習します。

 

 

担当講師

【第1部】小林技術士事務所 所長 (総合技術監理,化学部門)技術士 工学博士  小林 征男 氏
【第2部】ビックケミー・ジャパン(株) イノベーション ディベロプメント 統括  若原 章博 氏
【第3部】大阪大学 工学研究科 特任研究員 博士(工学)  濱崎 拡 氏
【第4部】群馬大学 大学院 理工学府 知能機械創製部門 准教授 博士(工学)  井上 雅博 氏

 

 

セミナープログラム(予定)

【10:15~11:45】
第1部 【ナノ】カーボンの分散とパーコレーションの考え方について

●講師 小林技術士事務所 所長 (総合技術監理,化学部門)技術士 工学博士  小林 征男 氏

 

【講座の趣旨】

ナノカーボンとポリマーからなる導電性ポリマーコンポジットの開発に当たって,最 も重要となるナノカーボンのポリマー中での分散性と導電性発現の関係についてパー コレーション理論をベースに解説します。

 

【セミナープログラム】

1.パーコレーション現象と導電性ポリマーコンポジット

2.導電性ポリマーコンポジットの導電機構モデル
2.1 統計的パーコレーションモデル
2.2 General Effective Media (GEM) モデル
2.3 熱力学的パーコレーションモデル
2.4 動的パーコレーションモデル

3.ナノカーボン粒子間の導電機構
3.1 直接接触モデル
3.2 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル)

4.ハイブリッドフィラー系の導電機構

5.ポリマーブレンド系でのナノカーボンの局在化と閾値の最小化
5.1 ダブルパーコレーションとYoungの式
5.2 2成分ポリマーブレンド系でのナノカーボンの局在化

【質疑応答】

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【12:45~13:45】
第2部 分散安定化のための「分散剤」とその使い方について

●講師 ビックケミー・ジャパン(株) イノベーション ディベロプメント 統括  若原 章博 氏

 

【講座の趣旨】

黒さ・導電性・熱伝導性・フィラー充填効果など,カーボン系粒子の機能は多い。その機能を十分に塗料やインク,電極スラリーなどで発揮するには,分散安定化の技術が欠かせない。ここでは,粒子の分散安定化の基礎的な考え方と,主な湿潤分散剤の構造と特徴について,各種の実験事例を交えて解説する。

 

【セミナープログラム】

1.分散安定化のメカニズムとおさえるべき基本点
1.1 粒子の分散安定化のステップ
1.2 濡れ・吸着と安定化
1.3 脱凝集とコントロール凝集

2.湿潤分散剤の設計思想と選定のポイント
2.1 主な湿潤分散剤の構成要素と基本構造
2.2 粒子表面の特性と分散剤の吸着基
2.3 マトリクスの特徴と分散剤の相溶性鎖
2.4 カーボンニュートラル,循環型社会に有効な分散剤の開発

3.カーボン系粒子・CNTの分散
3.1 水系での分散安定化
3.2 非水系・溶剤系での分散安定化
3.3 各種用途での分散安定化の例

【質疑応答】

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【14:00~15:00】
第3部 カーボンナノチューブ凝集構造の熱伝導異方性の可視化について

●講師 大阪大学 工学研究科 特任研究員 博士(工学)  濱崎 拡 氏

 

【講座の趣旨】

ナノカーボンをベースとした材料系では,ナノカーボン界面の特性が材料全体の特性に大きな影響を与えうる. カーボンナノチューブ界面の熱・電気輸送特性について,ミクロスコピックな視点から研究の成果を紹介する.

 

【セミナープログラム】

1.カーボンナノチューブ
1.1 単一カーボンナノチューブの特性
1.2 凝集体カーボンナノチューブの特性

2.カーボンナノチューブ凝集構造の熱伝導異方性
2.1 金ナノ粒子の蒸発を利用した可視化
2.2 錫ナノ粒子の融解および蒸発を利用した可視化

3.カーボンナノチューブ単一界面の電気伝導特性

【質疑応答】

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【15:15~16:45】
第4部 カーボンフィラーの界面ケミストリに基づいた動的パーコレーション制御

●講師 群馬大学 大学院 理工学府 知能機械創製部門 准教授 博士(工学)  井上 雅博 氏

 

【講座の趣旨】

CNTなどのナノカーボンフィラーを有機高分子バインダに分散させた導電膜や導電性ペーストにおける動的パーコレーションに対する界面ケミストリの影響について,最近の研究成果について解説する。

 

【セミナープログラム】

1.カーボンフィラー分散材料における動的パーコレーション
1.1 動的パーコレーションモデルの考え方
1.2 フィラーネットワークのモデル化と導電機構
1.3 フィラー近傍に形成される界面層
1.4 動的パーコレーションのカイネティクスに及ぼす界面ケミストリの影響

2.モデルCNT系導電性ペーストを用いた動的パーコレーション解析
2.1 バインダの硬化挙動と電気伝導特性発達のその場測定
2.2 交流インピーダンススペクトルによる界面導電コンタクト発達挙動解析
2.3 界面ケミストリがフィラー間導電コンタクト発達に及ぼす影響

3.CNT系導電性ペーストと金属電極間での界面コンタクト発達
3.1 導電性ペースト/金属電極間の界面電気抵抗率評価
3.2 CNT系導電性ペーストと金属電極間での界面コンタクト発達挙動解析
3.3 バインダ配合成分の影響
3.4 電極表面の親水化処理の影響

4.界面ケミストリ制御によるCNT系導電性ペーストの材料設計

5.まとめ

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2022/11/7(月)10:15~16:45

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

 

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