フィラー/樹脂・ゴム分散における分散状態の測定評価,その応用【提携セミナー】

フィラー/樹脂・ゴム分散における分散状態評価

フィラー/樹脂・ゴム分散における分散状態の測定評価,その応用【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

開催日時 2022/7/25(月)9:50~17:10
担当講師

真田 和昭 氏
上野 智子 氏
池田 純子 氏
武田 真一 氏
隠塚 裕之 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 66,000円(税込)

★分散ムラ , 厚み方向(縦方向)と延伸方向(横方向)などの分散状態を推定するには?
★機材の選び方・使い方 , フィラー含有試料の前処理 , 規格基準の動き

 

 

フィラー/樹脂・ゴム分散における

分散状態の測定評価,その応用

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

・ポリマーへのフィラーの分散・充填技術
・プラスチック用添加剤やフィラーの分布・分散度分析について
・パルスNMRを用いたフィラーの分散凝集状態,濡れ性評価について
・超音波スペクトロスコピー・パルスNMR法・ 沈降分析法などによるフィラーの実用分散評価*
・JIS,ISO及びASTMにおける フィラー分散性評価と実際の適用について

 

 

習得できる知識

マトリックス中のフィラー粒子の分散状態やマトリックス/フィラー界面を適切に評価するための,フィラーの分散状態の直接および間接的評価法について学びます。

 

 

担当講師

【第1部】富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(工学) 真田 和昭 氏
【第2部】(株)島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE
マテリアル/インフラストラクチャーソリューションユニット ユニット長 博士(学術) 上野 智子 氏
【第3部】マジェリカ・ジャパン(株) 代表取締役 博士(工学) 池田 純子 氏
【第4部】武田コロイドテクノ・コンサルティング(株) 代表取締役 工学博士 武田 真一 氏
【第5部】(一財)化学物質評価研究機構 名古屋事業所 主幹 隠塚 裕之 氏

 

 

セミナープログラム(予定)

【9:50~11:20】
第1部  ポリマーへのフィラーの分散・充填技術
●講師 富山県立大学 工学部 機械システム工学科 教授 博士(工学) 真田 和昭 氏
【セミナープログラム】
1.ポリマーへのフィラーの分散・充填技術
  1.1 フィラーの種類と特性
  1.2 コンポジット材料の粘度予測式
  1.3 コンポジット材料の粘度とフィラー粒度分布の関係
  1.4 コンポジット材料の熱伝導率と粘度の関係
  1.5 フィラー最密充填理論と数値シミュレーションを活用した粒子充填構造設計
  1.6 フィラーの表面処理事例
2.ポリマーへのカーボンナノチューブ(CNT)の分散・充填技術
  2.1 CNTの特徴(構造・形態,物性,合成法,安全性)
  2.2 CNTの分散技術
  2.3 CNTの表面処理事例
  2.4 国内外におけるCNTによるネットワーク構造形成事例
3.熱伝導コンポジット材料開発事例紹介
  3.1 アルミナとCNTのハイブリッド化による高熱伝導化
  3.2 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーのハイブリッド化による高熱伝導化
  3.3 窒化ホウ素/アルミナ粒子のハイブリッド化による高熱・粗害
【質疑応答】
—————————-
【11:30~12:30】
第2部 プラスチック用添加剤やフィラーの分布・分散度分析について
●講師 (株)島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE
      マテリアル/インフラストラクチャーソリューションユニット ユニット長 博士(学術) 上野 智子 氏
【講座の趣旨】
  ワイドスケールから微視的スケールまで,プラスチック用添加剤やフィラーの分布および分散度を,多角的に分析した事例について解説する。
【セミナープログラム】
1.X線CTによる強化繊維の配向解析
  1.1 X線透視およびCTの原理
  1.2 ガラス繊維,カーボン繊維の分散状況解析
  1.3 ガラス繊維,カーボン繊維の配向解析
2.粒子径分布測定装置および粒子画像解析システムによる評価事例
  2.1 フィラーの粒子径・分散状態の評価はなぜ必要か
  2.2 粒子径分布・粒子形状評価装置の原理と特徴
  2.3 フィラーの粒子径・粒子形状・分散状態評価事例の紹介
3.走査型プローブ顕微鏡による材料物性評価
  3.1 SPMでわかること
  3.2 高分子材料の分散状態・弾性率評価
  3.3 ナノ粒子のサイズ評価
【質疑応答】
—————————-
【13:20~14:20】
第3部 パルスNMRを用いたフィラーの分散凝集状態,濡れ性評価について
●講師 マジェリカ・ジャパン(株) 代表取締役 博士(工学) 池田 純子 氏
【講座の趣旨】
 パルスNMRにより高濃度のままフィラーの分散凝集状態が把握可能である。表面処理の違い,粉体の濡れ性や親和性を比較する方法,適切な分散剤の選定や最適量を決定する方法等,実データを用いて基礎から解説する。
【セミナープログラム】
1.パルスNMRにおける緩和時間とは
  1.1 測定原理
  1.2 運動性の評価とフィラー評価の違い
2. パルスNMRによる分散凝集状態の評価
  2.1 分散条件の異なる分散体評価~粒子径計測との比較~
  2.2 緩和時間から予測した最適な分散条件と希薄評価法との比較
  2.3 緩和時間から予測した最適な分散条件と他原理による高濃度評価法との比較
3.パルスNMRによる粒子界面特性評価・濡れ性評価
  3.1 表面処理の異なるフィラーの界面特性評価例
  3.2 ロットの異なるフィラーの界面特性評価例
  3.3 最適な分散剤量や種類の選定方法
  3.4 フィラー界面とSP値やHSP値への応用例
【質疑応答】
—————————-
【14:30~16:00】
第4部 超音波スペクトロスコピー・パルスNMR法・ 沈降分析法などによるフィラーの実用分散評価*
●講師 武田コロイドテクノ・コンサルティング(株) 代表取締役 工学博士 武田 真一 氏
【講座の趣旨】
  フィラーは材料の物性や機能を向上させるために添加されるが,目標とする特性水準に到達するためには, マトリックス中のフィラー粒子の分散状態やマトリックス/フィラー界面を適切に評価する必要がある。 本講では,フィラーの分散状態の直接および間接的評価法について解説する。
【セミナープログラム】
1.分散性の定義と分散性評価法-直接評価法と間接評価法-
2.直接評価法
  2.1 超音波スペクトロスコピーによる評価
  2.2 遠心沈降分析法による評価
  2.3 パルスNMR法による評価
3.間接評価法ーハンセン分散性パラメータ・Hamaker定数・界面張力
  3.1 沈降挙動から評価する手法
  3.2 パルスNMRによる緩和時間から評価する手法
【質疑応答】
—————————-
【16:10~17:10】
第5部 JIS,ISO及びASTMにおける フィラー分散性評価と実際の適用について
●講師 (一財)化学物質評価研究機構 名古屋事業所 主幹 隠塚 裕之 氏
【セミナープログラム】
1.フィラー・カーボンブラックの分散度計とその測定原理
2.ISOにおける分散性評価方法
  2.1 ISO 11345:2006における試験方法の比較
  2.2 ISO 11345:2006 A法~D法の分散度の評価
3.ASTMにおける分散性評価方法
  3.1 ASTM D2663-14における試験方法の比較
  3.2 ASTM D 2663-14 A法における分散性の評価
4.JISにおける分散性評価方法
5.ゴム製品のフィラー分散測定の実際と注意点

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2022/7/25(月)9:50~17:10

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき66,000円(消費税込み、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

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