グリーントランスフォーメーション(GX)に向けた高効率水電解技術開発【提携セミナー】

水電解を利用したグリーン水素製造技術

グリーントランスフォーメーション(GX)に向けた高効率水電解技術開発【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

村越 敬 氏

開催場所 未定
定員 -
受講費 未定

 

グリーントランスフォーメーション(GX)に向けた

高効率水電解技術開発

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

グリーントランスフォーメーション(GX)において重要な役割を果たすと期待される次世代グリーン水素製造について、そのボトルネック課題を科学技術的観点から議論する。まず、今後の持続可能な社会構築に向けた水素エネルギーの必要性を検証し、現在の各国の取り組みとの比較から国内におけるグリーン水素製造の重要性を考える。次いで、その目的達成のために必要となる水電解技術について、基礎科学技術の観点から議論する。現状のアルカリ、PEM、AEM水電解は、反応効率向上のために強酸性・強アルカリ性pH条件で運用されており、電解槽などの部材消耗が問題となっている。そのために中性液性付近で稼働する効率的な水電解システムを実現に向けた技術課題を明確にし、課題解決の方策を探る。特に水電解における水素・酸素発生電極触媒の性能評価、設計、機能向上に向けた取り組みを紹介し、原理的な理解に基づく性能上限を議論する。その後、軽度処理海水や自然淡水を使った再生可能エネルギー水電解施設に活用できるシステム創出による社会的波及効果と、水電解技術そのものの将来性を展望する。

 

◆受講後、習得できること

  • 水電解反応のエネルギー収支に関する基礎知識
  • 水電解電極における電気化学反応の計測法
  • 電気化学顕微ラマン振動分光計測法
  • 水素発生反応における電気化学質量分析法
  • 電極反応の速度論解析法
  • 水電解電極触媒表面の分子プロセス評価

 

◆受講対象者

  • 水電解による水素製造の研究技術開発に関わっておられる方
  • 電気化学反応の基礎、熱力学、反応速度論に興味がある方
  • 電極材料の調製やナノ・マイクロ構造制御法に興味のある方
  • 電極のin-situ振動分光法、反応物質の質量分析法に興味のある方

 

担当講師

北海道大学 大学院理学研究院化学部門 教授 博士(理学) 村越 敬 氏

 

1992年 北海道大学理学部教務職員技官
1992年 大阪大学工学部助手
1992年 フランス科学研究庁(CNRS)博士研究員
1998年 大阪大学大学院基礎工学研究科助教授
2000年 北海道大学触媒化学研究センター客員助教授
2003年 北海道大学大学院理学研究院化学部門教授

■専門・得意分野
電気化学、光化学、ナノ・マイクロ構造制御、振動分光計測、電極反応速度論

 

セミナープログラム(予定)

1. 再生可能エネルギー利用におけるグリーン水素の位置づけ
1.1 多様化する資源調達
1.2 グリーン・ニューディールに向けた国内外の取組
1.3 グリーン水素製造による大規模エネルギー貯蔵の可能性

 

2. 水電解技術を用いたグリーン水素製造について
2.1 水電解システムとは
・水電解技術のボトルネック
2.2 水電解のエネルギー収支
  ・水電解セルのエネルギー損失
2.3 水電解電極における水素・酸素発生反応の特性評価
  ・水、水素、酸素の分子物性
  ・水素・酸素発生反応の電気化学特性評価
  ・実践的電極表面反応解析理論について
2.4 水電解電極における分子プロセス評価と制御
  ・電極稼働環境下での分光計測
  ・電気化学質量分析
  ・電極表面過程の量子化学計算
2.5 水電解電極の材料・組成・構造の設計・評価・制御
  ・電極表面の形状構造制御
  ・電極触媒材料の選択肢
  ・電気化学活性評価の要点
2.6 電解セパレーターと電解質について
  ・軽処理水電解に向けて
  ・電気化学反応のpH依存性
  ・静水圧印可時の高圧電気化学計測
  ・電解質イオンの伝導性制御
2.7 水電解技術開発におけるデータサイエンスの役割

 

3. 高効率水電解技術開発の最新動向と今後の展望
3.1 グリーントランスフォーメーション(GX)における水電解技術の果たす役割
3.2 グリーン水素製造技術の開発最前線
3.3 水電解技術を利用した新エネルギー物質製造
3.4 今後の展望

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

開催場所

未定

 

受講料

未定

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
 (開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

 

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

 

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