科学的に定着する技術者教育とは?
科学的に定着するプログラムとは?
アイアール技術者教育研究所の教育プログラムは科学的に定着するプログラムとなっています。
このコラムではその秘訣を紹介します。
記憶と忘却のメカニズム
当研究所のプログラムは原則、集合研修やセミナーに対応したeラーニングをご用意しています。
これは記憶と忘却のメカニズム(エビングハウスの忘却学説)1)に基づいています。
これは、記憶を行ってから、時間とともに記憶が失われていくというものです。
その後、復習を行うと、失われた記憶を取り戻しますが、最初の学習よりも容易に記憶されます。
そこから時間がたつと、やはり時間とともに記憶は失われていきます。
その後ふたたび、復習を行うと、容易に記憶の大部分を再度記憶されます。
最初の学習から、1か月のうちに、3回の復習を行なったケースで、最初に覚えたうちの90%が定着し、その後時間がたっても忘れなくなる、という結果がこの学説で示されています。
技術者教育に応用すると
技術者教育においてこのメカニズムを当てはめると、最初にしっかりと強度の高い学習を行い、その後一定のタイミングで何度か簡単な復習を行うという形がよいといえます。
セミナー形式の講義は、短期間で強度の高い学習効果を与えますので、最初の学習に向いています。
その後、定期的な反復には、容易に復習を行えるeラーニングが有効といえます。
アイアール技術者教育研究所の”定着型”プログラム
アイアール技術者教育研究所では、セミナーとeラーニングを組み合わせた教育プログラムを用意しています。
それぞれのプログラムでも有効な教育となるものですが、これらを組み合わせることで記憶のメカニズムの観点からも合理的な定着型教育が行えます。
教育の本当の目的は、教育を実施することではなく、教育により本当に力をつけることです。
本当の目的を果たすためのプログラムを、ぜひ体験してください。
1)エビングハウスの忘却学説:エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ・・・(wikipedia)