好適環境水による陸上養殖技術の開発【提携セミナー】

好適環境水による陸上養殖技術の開発【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2023/6/23(金) 10:30-16:30 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
担当講師

山本 俊政 氏

開催場所

【会場受講】[大阪・堺筋本町]大阪産業創造館5階研修室C

定員 -
受講費 47,300円
【大阪開催】好適環境水による陸上養殖の最新動向を詳しく解説します!

 

好適環境水による陸上養殖技術の開発

 

≪好適環境水の基礎とその可能性、今後の展望≫

 

【大阪開催セミナー】

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

好適環境水の利用価値はいかに!「海水魚は海水中で苦労し、淡水魚は淡水中で苦労している」「海産エビは海水中の成分である○○で成長が抑制されている?」
海水に依存しない究極の陸上養殖技術実現に向けた研究開発の軌跡と最新研究を紹介する。
ベールに包まれた好適環境水開発の研究成果を一挙公開!

 

◆受講対象者

  • 養殖ビジネスを地域おこしに役立てたいとお考えの方
  • お住まいの周辺に海・川がなく養殖ビジネスをあきらめている方、たとえば海なし県の方等
  • これからの養殖ビジネスに新規参入をお考えの方
  • 太陽光発電、地熱等の再生可能エネルギーの有効活用を考えている方。
  • 水産加工業を営まれている方
  • 今の漁業に危機感をお持ちの方

 

◆この講座を受講して得られる情報・知見

○好適環境水飼育の原理と応用の理解
○好適環境水と汽水の違いについての理解
○好適環境水飼育による成長の優位性について
○好適環境水飼育有望魚種・有望甲殻類の理解
○好適環境水を用いた生物餌料の培養
○好適環境水飼育をささえるバクテリア群の理解
○海水飼育と汽水飼育の問題点
○好適環境水飼育魚の浸透圧調整の理解
○窒素同位体からみた好適環境水飼育のメリット
○立地場所と海水に依存しない魚工場の応用と理解
○好適環境水利用によるトラフグ、二ホンウナギ養殖の採算性

 

担当講師

岡山理科大学 工学部・バイオ応用化学科 准教授 山本 俊政 先生
* 希望者は講師との名刺交換が可能です

 

大手金属素材メーカー総合研究所研究員1985~2001
岡山理科大学専門学校アクアリウム学科長2002~2008
岡山理科大学工学部バイオ・応用化学科准教授2009~現在に至る

 

セミナープログラム(予定)

1.魚類養殖の起源は
1)最新研究!縄文後期の日本:稲作が先か魚類養殖が先か
2)紀元前にみられる魚類養殖:范蠡(はんれい)養魚経
3)我が国における魚類養殖の歴史

 

2.海面養殖の問題
1)乱獲、海洋汚染、魚病の多発
2)近未来の海では魚が酔っぱらう?
3)自然まかせの魚類養殖の問題点

 

3.閉鎖循環式陸上養殖システムの開発
1)研究目標
2)早期実用化に向けた研究

 

4.好適環境水開発秘話
1)岡山理科大学は、なぜ好適環境水が必要であったか?
2)私をインスパイアさせた学生研究とは?
a)L型ワムシの淡水化試験を熱望した奇想天外な学生の登場
b)海産L型ワムシの淡水化は可能か?「発想の転換と気づき」
3)海水って一体何?どこから来たの?
4)海水魚にとって海水は最良の水なのか?
5)好適環境水開発の手法
6)浸透圧調整にかかわる物質と生育に必要な物質を分割しメリハリをつける
7)海水中の成分である○○は、エビにとって成長抑制因子か?
a)ウシエビPL幼生の適合試験中に起きた事件とは
b)必要な成分は強化し不必要な成分は徹底的に排除したオーダーメード水
8)希釈海水の問題点

 

5.好適環境水養殖のメリット
1)好適環境水による各種生物餌料の培養試験
a)好適環境水で純粋培養したL型ワムシ中の脂肪酸組成
b)タイプ別好適環境水によるアルテミア、ナンノクロロプシス、キートセラス・グラシリスの培養結果
2)好適環境水の販売価格予想は?
3)多くの魚種と甲殻類が飼育できる
4)アンモニアがほとんど発生しない!
5)好適環境水は魚類にとって、ストレスにならないか?
6)好適環境水中では塩類細胞頭頂部が消失
7)海水飼育との成長比較試験
a)ニホンウナギ、ビカーラウナギ、ヒラメの成長比較試験

 

6.アミノ酸の窒素同位体比からみた好適環境水飼育の優位性

 

7.好適環境水飼育による魚病抑制効果
a)海産白点病、ハダムシ、ブルークリネラ症、アミルウージィニウム

 

8.好適環境水で種苗生産が可能か?

 

9.好適環境水は長寿命(無換水記録達成!クロマグロは2年10ヵ月)

 

10.飼育水無換水による弊害とは
a)硝酸塩の蓄積とメトヘモグロビン血漿の発現
b)溶血性貧血と腎臓への影響
c)脾臓の肥大

 

11.飼育水黄着色による魚類への影響
a)トラフグの身が着色する
b)成長・生残率への影響は?他の生物への影響は?

 

12.生産した魚の市場評価と販売価格は?

 

13.ろ過バクテリアの研究
a)散水式ろ床法、間欠式ろ床法、浸漬式ろ床法の解説
b)多孔質濾材は有効か?濾材の材質が菌種を変える
c)ろ過方式ごとに菌種は変わる
d) ろ過方式別によるアンモニア硝化能力試験

 

14.好適環境水を用いた養殖の生産性
a)トラフグの単位m3あたりの生産性
b)トラフグの増肉係数、生残率
c)生産したトラフグは水っぽくないか?筋肉中の水分量測定
d)好適環境水とトラフグのトレーサビリティ
e)好適環境水で飼育したフグ毒性試験(フグ毒マウス検定法)
f)35t水槽を基準とした月当たりの消費電力(冬季)
g)トラフグ/kgあたりの製造原価と立地条件を考慮したコスト低減策
h)代替エネルギーの有効活用方法(立地場所を限定されないドコデモ養殖は 身を立てる!)
i)ニホンウナギの生産性

 

15.立地条件を選ばない究極の魚類殖場とは
a)モンゴル国における海産魚類養殖の取組み(岡山理科大学モンゴル・サテライトオフィスの竣工(2019年8月)

 

16.国際貢献(タイ、カンボジア)
a)甲殻類用好適環境水の開発:ソーラーパネルを用いたオニテナガエビの種苗生産
b)ブラックタイガーへの応用
c)甲殻類における将来展望:国内への応用はいかに!
d)廃校プールや耕作放棄地を利用した夏だけエビ養殖の実現
e)農業と漁業の融合!農漁者へのススメ

 

17.環境面への配慮
a)飼育水を直接下水に廃棄できない裏事情とは(徹底したリン、窒素等の除去技術の開発)

 

18.好適環境水を用いたアクアポニックスへの応用研究
a)クエ等多種の野菜と同時生産が可能

 

19.サケ類への応用
a)好適環境水でベニザケのスモルト化ができるのか?
b)国産初のベニザケの完成(成長率と生残率)
c)ベニザケ養殖実用化への課題
d)閉鎖循環式サケ・マス類の陸上養殖について究極の立地場所とは

 

20.イニシャルコストの低減策

 

21.好適環境水の未来
a)宇宙養殖とは

 

22.最後に
a)定説、常識とはいったい何?

 

<質疑応答>

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2023年6月23日(金) 10:30-16:30 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。

 

開催場所

【会場受講】[大阪・堺筋本町]大阪産業創造館5階研修室C

 

受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
※新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
  *PC実習講座を除きます。

 

お申し込み方法

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