SP値・HSP値(溶解性パラメータ)の考え方,測り方,各種材料分野での活用法【提携セミナー】

SP値・HSP値・溶解性パラメータの考え方

SP値・HSP値(溶解性パラメータ)の考え方,測り方,各種材料分野での活用法【提携セミナー】

開催日時 2024/7/8(月)10:00~17:00
担当講師

山本 秀樹 氏
今井 昭夫 氏
若林 一民 氏
池田 純子 氏

開催場所

Zoomによるオンライン受講

定員 30名
受講費 66,000円(税込)

★溶ける/溶けない , 混ざる/混ざらない ,くっつく/剥がれる ,

ぬれ,相溶性 ・・・ などの数値化と考え方

★測定や計算に適した試験装置の選び方,使い方

★欧米における「SP値」利用の活発化に関する動き

 

 

SP値・HSP値(溶解性パラメータ)の

考え方,測り方,各種材料分野での活用法 

 

 

【提携セミナー】

主催:株式会社技術情報協会

 


 

講座内容

接着(接着接合)や,異なる樹脂の混合や分散においては,SP値(Solubility Parameter)の近似したものは接着しやすく,SP値の近似した物質同氏は親和性があり,混合したときに良く相溶する。 そのメカニズムから処方の事例,機器分析について広く学ぶ。

 

 

習得できる知識

・溶解性パラメータ (SP値・HSP値)の基礎と応用技術
・ポリマー設計,アロイ,相溶化などにおける「SP値」の考え方とその応用
・接着接合分野におけるSP値の応用
・パルスNMRによる粉体微粒子,分散系における「HSP値」の考え方とその測定法

 

 

担当講師

【第1部】関西大学 副学長 研究推進部長 社会連携部長 環境都市工学部 教授 工学博士 山本 秀樹 氏
【第2部】テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏
【第3部】エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏
【第4部】マジェリカ・ジャパン(株) 代表取締役 博士(工学) 池田 純子 氏 (東北大学多元物質科学研究所 客員准教授)

 

 

セミナープログラム(予定)

【10:00~12:15 ※途中休憩挟みます】
第1部 溶解性パラメータ (SP値・HSP値)の基礎と応用技術

●講師 関西大学 副学長 研究推進部長 社会連携部長 環境都市工学部 教授 工学博士 山本 秀樹 氏

 

1.溶解性パラメータ(SP・HSP)の基礎
1.1 Hildebrandの溶解度パラメータ(SP値)の定義
1.2 Hansenの溶解度パラメータ(HSP値)の基礎
1.3 溶解性パラメータによる材料開発への評価

 

2.機能性材料開発におけるHansen溶解球の応用と実用例
2.2 Hansen溶解球の考え方およびHansen-3Dプロットの利用法
2.3 Hansen溶解球法によるHSP値の種々の測定方法
2.4 Hansen溶解度パラメータ微粒子分散性評
(DLD法,浸透速度法,IGC法)
2.5 界面活性剤のHansen溶解度パラメータ
2.6 Hansen溶解度パラメータの材料開発へのその他の応用

 

3.Hansen溶解度パラメータの将来展望について

 

【質疑応答】

 

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【13:00~14:15】
第2部 ポリマー設計,アロイ,相溶化などにおける「SP値」の考え方とその応用

●講師 テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏

 

1.ポリマーアロイ材料設計の基礎:
1.1 混合と溶解,相溶性と非相溶性,混和性
1.2 ポリマーアロイのモルフォロジー,
1.3 モルフォロジーと物性

 

2.溶解度パラメーター(SP値)とは?
2.1 混合の熱力学とSP値
2.2 ポリマーのSP値の意味合い
2.3 材料毎のSP値の決定と推算
2.4 ポリマーのSP値とポリマーアロイ(ブレンド)のモルフォロジー
2.5 SP値の適用の可能性と限界

 

3.SP値をベースとしたポリマーアロイの開発事例
3.1 ポリマーアロイの材料選定とSP値
3.2 相容化剤の設計とSP値
3.3 高分子や複合材料の改質とSP値
3.4 SP値を意識した新規相溶系ポリマーアロイ材料の開発

 

【質疑応答】

 

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【14:30~15:45】
第3部 接着接合分野におけるSP値の応用

●講師 エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 氏

 

1.接着の仕組み
(何故接着するのかの疑問に応える)
1.1 「ぬれ」は接着の第一歩
・ぬれ
・接触角
・表面張力
・接着の仕事
・SP値
1.2 接着界面の強さ
・拡散浸透
・機械的結合(アンカー効果)
・化学結合
・水素結合
・金属結合
・二次結合
1.3 接着剤の強さ(凝集力と粘弾性)

 

2.接着・接着剤におけるSP値の役割
2.1 SP値とは
2.2 SP値の近似したものは親和性がある

 

3.接着・接着剤への応用
3.1 クロロプレンゴム系溶剤形接着剤の溶剤組成の決定
3.2 溶剤によるプラスチックの接着(溶剤接合法)
3.2.1 適正溶剤の選定
3.2.1 プラスチックの結晶化度と溶解性
3.3 接着剤を選定するときの指針

 

【質疑応答】

 

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【16:00~17:00】
第4部 パルスNMRによる粉体微粒子,分散系における「HSP値」の考え方とその測定法

●講師 マジェリカ・ジャパン(株) 代表取締役 博士(工学) 池田 純子 氏
(東北大学多元物質科学研究所 客員准教授)

 

1.パルスNMRによる緩和時間とは
1.1 測定原理
1.2 運動性評価と分散体評価の違い

 

2.パルスNMRによる粒子界面特性評価 ・ 濡れ性評価
2.1 パルスNMRによる粒子界面特性評価 ・ 濡れ性評価
2.2 ロットの異なる粉体の界面特性評価 例

 

3.パルスNMRによる微粒子のHSP値算出法
3.1 金属酸化物粉体の表面処理有無による評価事例
3.2 金属酸化物粉体に適した混合溶媒比 算出法の提案

 

【質疑応答】

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2024/7/8(月)10:00~17:00

 

開催場所

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

 

 

技術情報協会主催セミナー 受講にあたってのご案内

 

備考

資料は事前に紙で郵送いたします。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。

※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。

 

 

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