溶解度パラメータ(3D、4DSP値)の基礎からハンセン球の実践的活用法まで【提携セミナー】

溶解度パラメータ(3D、4DSP値)の基礎からハンセン球の実践的活用法まで

溶解度パラメータ(3D、4DSP値)の基礎からハンセン球の実践的活用法まで【提携セミナー】

開催日時 未定
担当講師

大佐々 邦久 氏

開催場所 未定
定員 -
受講費 未定
★化成品、電子材料および製薬などの研究開発、製造や品質保証に携わられる方、
是非ご参加ください

 

溶解度パラメータ(3D、4DSP値)の基礎から

ハンセン球の実践的活用法まで

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

 

 

溶解度パラメータ(以下、SP値)は分子間力由来の親和性/類似性の尺度で、SP値が近いもの同士ほど、よく溶け、よくぬれ、よく付きます。SP値は、ハンセンが提唱した3DSP値、いわゆるHSP値が専ら用いられていますが、使いこなすにはハンセン球の実践的活用が欠かせません。ハンセン球は、ある材料に対して親和性を持つ物質が三次元座標上に占める領域を囲む最小の球と定義されます。したがってハンセン球の中心に近い物質ほど材料への親和性が強く、よく溶け、よくぬれ、よく付きます。
本講では、まずSP値の基礎、および主にハンセン球を用いた化合物や粒子のSP値の求め方について述べます。次いで高分子や粒子を含む様々な分散系調製時の課題に対して、「よく溶け、よくぬれ、よく付く」の考え方を踏まえ、いかにハンセン球を活用すれば、解決できるか、多くの応用事例や例題を上げて基礎から説明します。

 

◆受講後、習得できること

・化合物と粒子のSP値(3D、4D)の求め方
・高分子溶液/ブレンドの溶解性/相分離性制御における活用例
・高分子コンポジット/粒子分散液における分散安定化への活用例
・分散剤/表面改質法の最適選択

 

◆受講対象者

初めての方から中堅の方で、SP値やハンセン球について基礎から学ばれたい方
化成品、電子材料および製薬などの研究開発、製造や品質保証に携わられる方

 

 

 

担当講師

山口大学 名誉教授 大佐々 邦久 先生

 

 

 

セミナープログラム(予定)

1.溶解度パラメータ(3D、4D)の基礎
1.1 ヒルデブランドのSP値と相互作用パラメータ
1.2 ハンセンのHSP値(3DSP値)
1.3 SP値の図示化法
(1) 三次元座標表示とハンセン距離/相対的エネルギー差
(2) テァーズ線図(三角座標)表示とてこの規則
1.4 4DSP値とEED (Exchange Energy Density)

 

2.溶解度パラメータ(3D、4D)の求め方
2.1 化合物のSP値の求め方
(1) 原子団寄与法による数値計算
(2) ハンセン球・ダブルハンセン球を用いた溶解/膨潤法
(3) 拡張ハンセン法によるデータ処理
(4) インバースクロマトグラフィー法(IGC法)
2.2 ハンセン球を用いた粒子表面のSP値の測定
(1) 凝集/沈降法
(2) 接触角/ぬれ張力法
(3) インバースクロマトグラフィー法
(4) 低磁場パルスNMR法

 

3.高分子溶液・ブレンドにおける溶解性/相分離性制御への活用例
3.1 高分子溶液の溶解性/相分離性の制御と応用
(1) グリーン抽出における抽剤選択
(2) マイクロカプセルや液体トナーの調製
(3)エアロゲルや3Dスキャフィールドの最適溶媒混合比率
3.2 高分子ブレンドの溶解性/相分離性の制御と評価
(1) 二層分離/傾斜分離塗装
(2) ダブルハンセン球を用いたポリマー改質アスファルトの調製

 

4.高分子コンポジットにおけるフィラーの付着/分散性への活用例
4.1 SP値差を用いた評価例
(1) PP基板の接着強度
(2) ゴム中CNTの分散性と導電率
4.2 ハンセン距離と相対的エネルギー差による評価例
(1) エポキシ樹脂のコアシェルナノ粒子による強靭化
(2) 樹脂中の多面体シルセスキオキサンの溶解性
4.3 ハンセン球の重なり度による評価例
(1) Li電池用電極のメソスケール複合系における分散化
(2) レジンコンクリートにおけるフィラーの表面処理効果
4.4 付着/分散性改善のためのフィラー表面改質法
(1) 表面改質法の目的と手法
(2) 界面活性剤の応用とHLB値
(3) カップリング法
(4) 表面グラフト重合法

 

5.粒子分散液/キャピラリー懸濁液の分散安定化への活用例
5.1 ぬれ/分散化におけるSP値の役割
5.2 高分子分散剤を用いた立体反発安定化
(1) 高分子分散剤の構造と新規高性能分散剤の開発例
(2) 高分子ブラシによる立体反発安定化と良溶媒の選択
(3) 構成材料間のSP値バランスによる溶媒選択
5.3 高分子分散剤の応用
(1) ダブルハンセン球法によるCBの最適分散剤の選択
(2) ナノマグネタイト粒子における高分子ブラシの選択
(3) 4DSP値を利用した有機顔料用の分散剤の選択
5.4 キャピラリー懸濁液の安定化
(1) キャピラリー懸濁液の特徴
(2) 第二流体の選択指針

 

【まとめ・質疑応答】

 

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

未定

 

開催場所

未定

 

受講料

未定

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

※配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。

 

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