固体高分解能(13C) NMR法の基礎と測定・解析ノウハウ【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 浅野 敦志 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
固体高分解能(13C) NMR法の
基礎と測定・解析ノウハウ
《NMRスペクトルの見方,高分子材料の解析の基礎》
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
核磁気共鳴法(NMR法)は,今日では誰でも名前は知っていますが,測定されたスペクトルから物性との関連性を議論する,官能基を帰属するという流れを系統的に学習する機会は,大学においても少なくなってきているように思います.そこで本講演では,主に固体13C NMR法がもつ特徴を理解し,分子レベルの磁気共鳴現象と物性との関連性に関して,基礎から応用まで,測定についての注意点や解析方法について学ぶことを目的とします.
最初に,溶液1Hおよび13C NMR法の基礎原理とスペクトルの特徴について説明します.溶液NMRスペクトルの見方を理解し,帰属する簡単な流れについて説明した後,主に固体高分解能13C NMRスペクトルと溶液NMRスペクトルとの違いを講演します。固体NMRスペクトルの特徴を理解し,見方を学びます.最後に,高分子材料の相溶性解析を中心としたモルフォロジー解析や,NMR法の特徴の1つである緩和時間から求める分子運動性解析について理解を深めていただきます.
◆習得できる知識
- NMR法の基礎原理と測定,設定するパラメータの意味.
- 溶液NMRスペクトルと固体NMRスペクトルの測定法の違い.
- 固体NMRスペクトルの見方と解析の仕方(ポリマーブレンドの相溶性解析を中心に)を得る?
◆キーワード
NMR,13C,パラメータ,スペクトル,メカニズム,相溶性,解析,高分子,観察,セミナー
担当講師
防衛大学校 応用化学群 応用化学科 教授
浅野 敦志 氏
<専門> 高分子構造、固体NMR
<略歴など>
2021年~:日本核磁気共鳴学会 理事
2004年〜 : 高分子学会・NMR研究会運営委員(2016年~2018年 運営委員長)
2011年〜 : 固体NMR・材料フォーラム運営委員
セミナープログラム(予定)
1.NMRの基礎と測定法
1-1.NMRスペクトルを測定する
1-1-1.試料調整
1-1-2.時間軸の信号(FID)と周波数軸の信号(スペクトル)
1-1-3.溶液13C NMRスペクトルと固体13C NMRスペクトル
1-2.化学シフトとスピン結合
1-3.溶液NMRスペクトルの帰属
2.固体高分解能13C NMR法の基礎,測定,特徴
2-1.CPMAS法とは何か
2-2.CPMASスペクトルを測定する
2-2-1.チューニング,ロック,シムの役割
2-2-2.MAS角の調整法
2-2-3.90ºパルスとは何か,どう設定するのか
2-2-4.CPの長さとMASの速さとスペクトル
2-3-5.温度校正の重要性とやり方
2-3.CPMAS法とDPMAS法
2-4.緩和時間と1Hスピン拡散
3.高分子・複合材料の解析例
3-1.高分子材料の固体13C CPMAS NMR
3-2.相溶性解析と物性
3-3.相溶性と分子運動、熱安定性、相互作用
3-4.結晶多形
3-5.結晶相のスペクトル分離
3-6.結晶相の構造変化,大きさ
3-7.その他(水溶性エポキシ樹脂の反応過程1H MAS NMR)
4.まとめ
スケジュール
昼食の休憩時間12:00~12:45を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
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備考
- 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。
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