PFAS国内外規制と毒性影響・評価技術の最新動向【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
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担当講師 | 沖津 修 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | 未定 |
受講費 | 未定 |
国内外規制の今後の方向性と企業に求められる安全管理のあり方とは?
PFAS国内外規制と
毒性影響・評価技術の最新動向
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
・ 国内外の最新規制動向
・培養細胞を用いた試験法や計算化学的手法など、毒性評価の最新技術動向
習得できる知識
・PFASの国内外規制動向
・ PFASの健康影響・メカニズムとその毒性評価技術
・食品接触材料へのPFAS規制動向と求められる安全管理
担当講師
【第1部】沖津技術士事務所 代表 博士(薬学) 沖津 修 氏
【第2部】北里大学 獣医学部 獣医学科 毒性学研究室 講師 博士(獣医学) 武田 一貴 氏
【第3部】(一財)化学研究評価機構 食品接触材料安全センター 情報調査・広報室長 石動 正和 氏
セミナープログラム(予定)
(10:00~12:00)
【第1部】PFASの国内外規制動向
沖津技術士事務所 代表 博士(薬学) 沖津 修 氏
【講座主旨】
本セミナーでは、最近の有機フッ素化合物 (PFAS) の規制の概要と企業の対応策についてポイントをしぼって説明します。
はじめにPFASの化学的性質と規制との関係を簡潔に説明します。ここでは公開情報からPFASの有害性についても整理します。次に、国内外の規制動向のポイントを解説します。国連や条約(ストックホルム条約やロッテルダム条約)の歴史的経緯と主要国での規制動向を俯瞰し、グローバルな大きな動きを捉えます。ここには大きく3つの流れがあることが分かります。さらに、日本国内での規制の方向性を理解し、PFASの含有廃棄物の処理、環境、輸出入に関する規制や代替品を含めた事業者の対応策について考えます。
【講座内容】
1.PFASの性質と規制概要
1.1 PFASの分類
1.2 PFASの化学的性質と用途
1.3 PFASの危険有害性(特に、健康有害性と環境有害性)
1.4 PFAS規制の3つの動き
2.PFAS規制動向のポイント
2.1 国連での経緯(WSSD、ICCM、SAICM 等)
2.2 ストックホルム条約(POPs条約)とロッテルダム条約(PIC条約)
2.3 海外での規制(欧州、米国、その他)
2.4 日本での規制
2.5 水質基準等
3.企業に求められる対応策
3.1 PFAS (及び含有物) に係る製造/取扱い/輸出入について
3.2 PFAS (及び含有物) に係る廃棄/処理について
3.3 企業活動への影響と代替技術
4.まとめ:化学品のサステナビリティ
【質疑応答】
【講師略歴】
・専門分野:
化学品およびバイオ品の技術経営
・略歴・活動など:
大手製薬企業にて医薬品の研究開発業務等に従事する。その間、東京大学にて博士(薬学)を取得。
2008年に沖津技術士事務所を開設し、化学品およびバイオ品の技術課題と技術経営課題の解決に向けたアドバイスとコンサルティング活動を行い現在に至る。計画/試験/開発/製造/販売等から化学物質管理や労働安全衛生管理、環境対策まで、現場に踏み込んで一気通貫した対応が可能。技術士(化学)、労働安全コンサルタント(化学)、労働衛生コンサルタント(労働衛生工学)、環境計量士(濃度)。
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(12:45~14:45)
【第2部】PFASの健康影響・メカニズムとその毒性評価技術
北里大学 獣医学部 獣医学科 毒性学研究室 講師 博士(獣医学) 武田 一貴 氏
【講座主旨】
パーフルオロアルキル化合物(PFAS)類は環境残留性・生体蓄積性の高さに加え種々の毒性影響を人体に発揮しうる事が示唆されている。現在のところ代表的な長鎖PFASであるPFOA・PFOSについて発癌性・生殖機能への影響・免疫毒性・脂質代謝異常が報告されている。また、代替PFASとして知られている短鎖PFASやエーテルPFASについても同様の毒性影響を持つ可能性が示唆されている。これらPFASの毒性評価には、主として齧歯類を用いた動物実験による生物学的影響の評価が一般的である。さらに、培養細胞を利用した曝露試験や、計算化学的手法による影響予測も進んでいる。これらの方法により、PFASのリスクを科学的に評価し、人体への影響を正確に評価するための方策が模索されている。
【講座内容】
●PFASの毒性影響の概説
・発癌性
・生殖発生毒性
・免疫毒性
・脂質代謝異常
●化学物質の毒性試験、PFASの研究を例に
・動物実験
・培養細胞を用いたin vitro試験
●化学物質感受性の動物種差
●動物実験から人への外挿
●毒性影響の予測シミュレーション
【質疑応答】
【講師略歴】
・専門分野:
毒性学・環境毒性学・計算科学
・略歴・活動など
2023年4月- 現在北里大学, 獣医学部, 講師
2020年9月- 2023年3月北里大学, 獣医学部, 助教
2020年4月- 2020年8月東京工業大学情報理工学院 日本学術振興会特別研究SPDとして
2020年3月 北海道大学大学院獣医学研究科修了
Full CV: https://researchmap.jp/kazukitakeda
・著書
薬理学・毒性学実験 第4版文永堂出版 2023年3月(共著)
愛玩動物看護師必携テキストGakken 2022年12月(共著)
衛生動物の事典朝倉書店 2020年5月(共著)
【講座内容】
1.はじめに
2.食品接触材料におけるPFASの用途
3.ストックホルム条約(POPs)による規制
4.欧州の規制動向
4.1 欧州化学品庁(ECHA)のREACHに拠る制限案
4.2 包装及び包装廃棄物規則(PPWR)の規制内容
5.米国の規制動向
5.1 EPAのTSCAに拠る環境規制の広がり
5.2 FDAの食品衛生リスク評価
5.3 FDAの連邦規則集に拠る規制
6.日本の規制動向
7.その他の国の規制動向
8.業界として留意すべきポイント
【質疑応答】
【講師略歴】
・専門分野:
高分子化学・生化学
・略歴・活動など:
1973年京都大学工学部工業化学科卒。同年鐘淵化学工業㈱(現㈱カネカ)入社。研究開発・研究管理に従事。2004年塩ビ食品衛生協議会常務理事に就任。2021年現職に就任。
・著書:
「各国の食品用器具・容器包装材料規制」(情報機構)(2016)
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。