Gaussianによる分子軌道法計算の基礎とその応用【提携セミナー】
開催日時 | 未定 |
---|---|
担当講師 | 和佐田 裕昭 氏 |
開催場所 | 未定 |
定員 | - |
受講費 | 未定 |
Gaussianの実行や計算結果の描画など、実演を交えて分かりやすく解説します!
基本から、注意点、できること、使い方のポイントまで!
Gaussianによる分子軌道法計算の基礎とその利用
【提携セミナー】
主催:株式会社情報機構
理論化学分野から起こった分子軌道法、DFT法は、今や化学分野をはるかに超えて、分子/原子が関わるあらゆる分野で利用されています。これらの計算に際して利用されるソフトウェアとして様々なものが開発されていますが、その黎明期から最も広く知られ、最も利用されているものがGaussianシリーズです。
しかし、具体的な例を通してその原理と応用に使われる計算をつないだ解説はあまりされていないため、多くのユーザーは、例えば振動解析計算と平衡定数のつながりすら十分に理解できずに利用している現状があります。
そこで、このセミナーでは、Gaussianを利用した分子計算について、分子軌道法計算に関する基礎的な事項の解説から始めて、分子軌道の解析、振動解析計算およびその利用法、簡単な実際の分子に関して熱力学的諸量を統計力学の方法に基づいて算出する方法、その他様々な応用例などについて解説します。私たちのグループでは、Gaussianに関する解説論文を理論化学会誌Frontierに連載しており、このセミナーではそれと関連しつつ解説したいと思います。
実際にGaussianを実行したり、計算結果を用いて描画している画面をお見せしてご指導できればと考えています。
◆受講後、習得できること
(1)Gaussianを使った分子軌道法計算の基礎知識
(2)分子軌道の解析
(3)振動解析計算およびその応用法
(4)熱力学的諸量を用いた物質の安定性評価
(5)様々な応用法
担当講師
岐阜大学 地域科学部 教授 理学博士 和佐田 裕昭 氏
セミナープログラム(予定)
1 分子軌道法的観点への入門
2 電子状態の計算方法
2.1 全電子波動関数と分子軌道
2.2 Hartree-Fock方程式とKohn-Sham方程式
2.3 計算プログラム利用上の注意点
・ SCFの収束アルゴリズムや初期値の指定など
3 基底関数
3.1 基底関数の構成
3.2 分子軌道法計算の基本要素となる基底関数
・ 最小基底関数
・split-valence基底関数とfull double-zeta基底関数
・分極関数とdiffuse関数
3.3 基底関数の指定法
・同じ内蔵基底関数をすべての原子に使用する
・原子ごとに内蔵基底関数を変更する
・基底関数を数値データで指定する
・分極関数やdiffuse関数を自分で作成して付け加える
4 振動解析
4.1 振動解析計算とは ‐ポテンシャル面の曲率と振動モード
4.2 振動解析計算の入出力
4.3 遷移状態の探索
4.4 反応経路の計算
5 熱力学的諸量と物質の安定性
6 分子軌道の解析
6.1 分子軌道および軌道エネルギーの意味
6.2 分子軌道の解析
6.2 Population Analysis
7 収束の確認
7.1 収束状況の確認
7.2 電子状態の確認
7.3 誤った状態に収束したときの初期値の変更
8 色々な応用
<質疑応答>
公開セミナーの次回開催予定
開催日
未定
開催場所
未定
受講料
未定
●録音・録画行為は固くお断り致します。
備考
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
- 配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
- 準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
★【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】、【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】のいずれかから、ご希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。