FT-IRユーザーのための赤外スペクトル解析の実践テクニック【提携セミナー】
| 開催日時 | 2026/11/10(火) 10:30~16:30 |
|---|---|
| 担当講師 | 並木 陽一 氏 |
| 開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
| 定員 | - |
| 受講費 | 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円) 会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) |
☆FT-IRは操作できる。でも、スペクトルを自分で読み解けていますか?
熟練者の「見る順番」と主要ピーク・パターンの捉え方を学び、
ライブラリーサーチに頼らない解析と妥当性判断につなげます。
FT-IRユーザーのための
赤外スペクトル解析の実践テクニック
≪主要ピーク・スペクトルパターンの読み方と
ライブラリーサーチに頼らない解析・妥当性判断≫
【提携セミナー】
主催:株式会社R&D支援センター
◆セミナー趣旨
分析機器の場合、装置を設置していることよりも、どれだけ活用できるかということが、事業所の信用に直結します。
FT-IR装置は多用途のため広く普及していますが、特定の用途に限った使い方をしている場合が多いのではないでしょうか。これは、FT-IR装置が、計測器とは異なり出力するデータを解釈するスキルを要する分析機器であるのに、その点が重視されないことが原因です。たとえば、品質管理、基礎研究、材料開発などの業務で、FT-IR装置の使用方法が先輩から後輩へと伝承される際に、特定の計測目的のための操作方法だけが伝わるという傾向があると思います。この状況では中堅層にスペクトル解析のスキルを持つ技術者が生まれず、計測器的な用途に限った利用から脱却できません。
FT-IR装置には、多くの場合オプションとして、スペクトルのライブラリーサーチ機能が搭載されます。しかし、安価ではないこともあり、装置導入時の使用目的のまま、この機能を搭載せずに使用している場合が少なくありません。一方、ライブラリーサーチ機能がある場合でも、使用者にスキルがないと単純にサーチ結果を信用し、失敗につながることがあります。前者の場合、使用者にスキルがあれば、装置にライブラリーサーチ機能がなくても異物分析など多方面への活用が期待できます。後者の場合は、使用者のスキルのもとでサーチ結果を活用することで、対応できる範囲が広がります。
一般に、スキルを獲得するには経験が必要です。しかし講師は、熟練者は誰でも赤外スペクトルの同じ部分を同じ順番で注目することに気付きました。そこで本講演では、高分子材料を中心として、熟練者の行動パターンをまねて赤外スペクトルを読み取るテクニックを紹介し、短期間で熟練者に近いスキルを身に着けていただくことを目的とします。ここで紹介する内容をすべて暗記しようとすると大変だと思いますが、テキストを参考に解析をするうちに、各位の業務に関連するスペクトル解析の要点はそれほど多くないと気づくでしょう。
また、赤外スペクトル解析では、ライブラリーサーチのほかに関連情報や各種ソフトウェアなどを活用することも有効です。本講演では、特徴的なピークやスペクトルパターンの見方に加え、インターネット上に無料で公開されている情報やツールについても紹介します。これにより、ライブラリーサーチの結果だけに頼るのではなく、自らスペクトルを読み、候補となる化合物や部分構造を考え、解析結果の妥当性を判断できるようになることを目指します。
◆習得できる知識
- 赤外分光分析とFT-IR装置の原理について概要を理解する。
- 赤外スペクトルの解釈について、ライブラリーサーチの結果だけに頼らず、要点を説明できるようになる。
- 業務上の主要なスペクトルについて、ライブラリーサーチに頼らず直感的にパターンで識別できるようになる。
- ライブラリーサーチで同定が困難な未知試料でも、化学構造を部分的に推定できるようになる。
- 赤外スペクトルを解析する際に、どの部分に注目し、どのような順番で見ていけばよいかを理解する。
- ライブラリーサーチや各種情報から得られた解析結果について、主要なピークやスペクトル全体の特徴と照らし合わせ、その妥当性を判断できるようになる。
◆受講対象
- ライブラリーサーチの機能が付属していないFT-IR装置を異物分析など試料の同定に利用したい方
- FT-IR装置を使用しているものの、特定の目的以外への活用に自信がない方
- FT-IR装置の操作はできるが、赤外スペクトルを自分で読み解くことに不安がある方
- FT-IR装置を使用しているものの、赤外分光分析や装置原理について十分に理解できていないと感じている方
- 異物分析などの試料同定で、ライブラリーサーチの結果に頼りすぎていると感じている方
- ライブラリーサーチだけでなく、スペクトルのピークやパターンから化合物・化学構造を考えられるようになりたい方
◆必要な前提知識
FT-IR装置を操作した経験のある方であれば、特別な予備知識は必要ありません。赤外分光分析およびFT-IR装置の原理から解説します。
担当講師
NAMICOS技研 代表 工学博士 並木 陽一 氏
【ご略歴】
1985年より6社の企業で高分子材料関連の研究開発・機器分析に従事、2万検体以上の赤外分光分析を実施した。2026年、FT-IR装置を所有するコンサルタントとして独立。
講師ホームページリンク: https://namicoslab.wixsite.com/home
セミナープログラム(予定)
1.赤外吸収の原理
1-1 光の吸収
1-2 様々な分子振動
1-3 赤外吸収スペクトルの解析
2.FT-IR装置の構成・しくみ
2-1 物理量・単位・用語
2-2 装置
(1) 装置の変遷
(2) 分散型IR装置
(3) FT-IR装置
(4) フーリエ変換
2-3 特徴
3.主要なピークに注目して化合物を推定する
3-1 基本的な3つの領域
(1) 2900 cm-1付近
(2) 1730 cm-1付近
(3) 3300 cm-1付近
3-2 その他
(1) ベンゼン環
(2) –O–結合
(3) アクリレート
(4) シラノール
(5) Si–H
(6) イソシアネート
(7) –C≡N
4.スペクトル全体を見て視覚的に化合物を推定する
4-1 特に覚えやすいパターンのスペクトル
(1) ポリエチレン
(2) ポリプロピレン
(3) シリコーン
(4) ポリカーボネート
(5) ポリアミド・動物系天然高分子
(6) ポリウレタン
(7) 水
4-2 その他のスペクトル
(1) 水酸化アルミニウム
(2) 植物系天然高分子
(3) アセタール樹脂
(4) ポリエステル樹脂
(5) アクリル樹脂
(6) ポリシアノアクリレート
(7) ポリスチレンとその共重合体
(8) ポリ塩化ビニル
(9) 金属酸化物・シリカ
5.インターネット上の情報を活用する
5-1 化合物名などからスペクトル情報を見つける
5-2 構造式からスペクトルを得る
5-3 スペクトルから化合物名を知る
(1) 画像検索
(2) 人工知能(AI)
5-4 その他の情報源
6.関連ソフトウェアを活用する
6-1 分子構造からエネルギー計算をしてスペクトルを推定する
(1) 概要
(2) 使用ソフト
(3) 実施例
6-2 画像としてのスペクトルの座標データ化
6-3 スペクトルの表示・並べ書き
6-4 しみ込み深さ
6-5 試用版など
7.(総括)赤外スペクトル解析の要点・注意点
7-1 主要ピークと全体のパターンに注目すれば難しいことではない
7-2 ヒットリストの上位にこだわらない
7-3 ライブラリーサーチが大間違いをする場合もある
7-4 FT-IR装置は計測器ではなく、分析するためのデータを提供する
7-5 分析結果の報告・説明での注意点
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2026/11/10(火) 10:30~16:30
開催場所
【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
受講料
非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
非会員の方は1名につき55,000円(税込)です。
会員の方もしくは新規会員登録していただいた方の受講料は以下の通りです。
★1名で申込の場合、49,500円(税込)に割引になります。
★2名以上同時申込の場合、1名につき半額の27,500円(税込)に割引になります。
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