乳化重合・懸濁重合のメカニズム,応用,スケールアップ,トラブル対策【提携セミナー】
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もっと見る開催日時 | 2024/9/3(火) 9:40~17:10 |
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担当講師 | 上山 雅文 氏 |
開催場所 | Zoomによるオンライン受講 |
定員 | 30名 |
受講費 | 1名につき66,000円(税込) |
★反応中や反応後の安定性,分子量の制御,分散媒や乳化剤の選択と管理
★残留モノマーの除去,反応熱の管理と熱暴走の防止,プラント実機での反応効率の最適化
乳化重合・懸濁重合のメカニズム,応用,
スケールアップ,トラブル対策
【提携セミナー】
主催:株式会社技術情報協会
講座内容
乳化重合法と懸濁重合法は,反応制御が容易であることなどから,汎用高分子材料の製造法として多用されている。同時に,実は多岐にわたる応用反展開が可能である。これらの系統的知識を持つことは,新機能性材料としてのポリマー微粒子や素材の設計・開発において極めて有用な手段となる。懸濁・乳化重合の基本的理解と,その応用技術の実際を解説する。
習得できる知識
・乳化重合法,懸濁重合法,およびそれらの応用技術 ―多彩,多様な機能を有するポリマー材料・微粒子を得る―
・ソープフリー乳化重合を中心としたポリマー微粒子の作製とその応用
・機能性高分子微粒子生成重合と資源循環技術への展開
・乳化・懸濁重合の粒径制御に係わるポリビニルアルコールの役割
・乳化重合・懸濁重合の重合反応プロセスおよびスケールアップ,トラブル対策について
担当講師
【第1部】MNTConslut. パートナー 博士(工学) 上山 雅文 氏
【第2部】名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 博士(工学) 山本 徹也 氏
【第3部】岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 教授 博士(工学) 鈴木 大介 氏
【第4部】(株)クラレ 倉敷事業所 ポバール樹脂事業部 ポバール研究開発部 部長 工学博士 仲前 昌人 氏
【第5部】テクノリエゾン事務所 代表 博士(工学) 今井 昭夫 氏
セミナープログラム(予定)
【9:40~12:10】
第1部 乳化重合法,懸濁重合法,およびそれらの応用技術 ―多彩,多様な機能を有するポリマー材料・微粒子を得る―
●講師 MNTConslut. パートナー 博士(工学) 上山 雅文 氏
1.懸隔重合法と乳化重合法
乳化重合法と懸濁重合法の原理と特徴
2.乳化重合とその応用法
2.1 乳化重合における粒子径,粒子の特徴について
2.2 ソープフリー乳化重合
2.3 分散重合
2.4 シード重合
2.5 膨潤法
2.6 凝集法
3.懸濁重合
3.1 粒子径制御の基礎
3.2 撹拌法による粒子径制御
3.3 安定剤による粒子径制御
4.懸濁重合法の応用:液滴調製法
4.1 一段分散法
4.2 オリフィス法等
5.粒子形態の制御
5.1 構造化粒子
粒子の内部構造,表面構造の制御
5.2 粒子の配列
【質疑応答】
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【12:50~13:50】
第2部 ソープフリー乳化重合を中心としたポリマー微粒子の作製とその応用
●講師 名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 博士(工学) 山本 徹也 氏
1.ソープフリー乳化重合
1.1 核生成過程
1.2 粒子成長過程
1.3 ナノ粒子を合成するには
2.中空ナノ粒子の合成
2.1 高分子中空粒子
2.2 シリカ中空粒子
3.微粒子の複合材料への応用
3.1 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)
3.2 CFRPのリサイクル
【質疑応答】
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【13:55~14:55】
第3部 機能性高分子微粒子生成重合と資源循環技術への展開
●講師 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 教授 博士(工学) 鈴木 大介 氏
1.機能性高分子微粒子の合成
1.1 高分子微粒子とは
1.2 乳化重合概論
1.3 乳化重合より得られた微粒子の活用
2.機能性高分子微粒子の評価
2.1 顕微鏡法
2.2 散乱法
2.3 その他の微粒子評価技術
3.新規マテリアルリサイクルへの応用
3.1 マテリアルリサイクルとは
3.2 microparticle-based conceptに基づくリサイクル技術
3.3 高分子微粒子を活用した資源循環は可能か?
【質疑応答】
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【15:00~15:45】
第4部 乳化・懸濁重合の粒径制御に係わるポリビニルアルコールの役割
●講師 (株)クラレ 倉敷事業所 ポバール樹脂事業部 ポバール研究開発部 部長 工学博士 仲前 昌人 氏
1.ポリビニルアルコールの基礎
1.1 ポリビニルアルコールの構造と物性
1.2 ポリビニルアルコールの高機能化
2.ポリビニルアルコールを用いた乳化重合
2.1 乳化重合におけるポリビニルアルコールの役割
・酢酸ビニル系
・その他モノマー系
2.2 粒子径制御
2.3 粒子径とエマルション物性の関係
3.ポリビニルアルコールを用いた懸濁重合
3.1 懸濁重合におけるポリビニルアルコールの役割
・塩化ビニル系
・その他モノマー系
3.2 粒子径制御
3.3 粒子内モルフォロジー制御
【質疑応答】
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【15:50~17:10】
第5部 乳化重合・懸濁重合の重合反応プロセスおよびスケールアップ,トラブル対策について
●講師 テクノリエゾン事務所 代表 博士(工学) 今井 昭夫 氏
1.反応系の相とプロセスの選択
1.1 重合反応系の相と特性
1.2 均一重合相(バルク重合と溶液重合)と不均一相(乳化重合と懸濁重合)
2.乳化重合系の特性
2.1 反応機構と乳化系の安定性
2.2 撹拌混合と伝熱:反応熱除去について
2.3 ポリマー回収プロセス:固形分回収とラテックス回収
2.4 工業化プロセスの実例
3.懸濁重合系の特性
3.1 反応機構と分散(懸濁)性
3.2 撹拌混合の効果(分散スラリー粒径)と伝熱の考え方
3.3 ポリマー回収プロセス
3.4 工業化プロセスの実例
4.スケールアップの考え方:理論と実験
4.1 スケールアップ則の例
4.2 スケールアップ実験の考え方
4.3 小実験,ベンチ実験,パイロット実験の目的と検討項目
4.4 工業化プラント設備設計までに確認しておくべき事項
4.5 スケールアップ検討 マスタ―計画の策定
5.プラント・プロセスにおけるトラブル事例と予防策
5.1 乳化重合系でのトラブル事例
5.2 懸濁重合系でのトラブル事例
【質疑応答】
公開セミナーの次回開催予定
開催日
2024/9/3(火) 9:40~17:10
開催場所
Zoomによるオンライン受講
受講料
1名につき66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
備考
資料は事前に紙で郵送いたします。
お申し込み方法
★下のセミナー参加申込ボタンより、必要事項をご記入の上お申し込みください。
※お申込後はキャンセルできませんのでご注意ください。
※申し込み人数が開催人数に満たない場合など、状況により中止させていただくことがございます。