導電性ポリマーコンポジットの開発に向けたフィラーの種類、特性と配合・分散技術【提携セミナー】

ナノカーボンを用いた高分子系複合材料の基礎と材料設計方法セミナー

導電性ポリマーコンポジットの開発に向けたフィラーの種類、特性と配合・分散技術【提携セミナー】

このセミナーは終了しました。次回の開催は未定です。

おすすめのセミナー情報

開催日時 2022/8/23(火)10:30-16:30
担当講師

小林 征男 氏

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

定員 -
受講費 【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:47,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:52,800円

〇導電性フィラーとポリマーからなる導電性ポリマーコンポジットの開発に当たって,

最も重要となるフィラーのポリマー中での分散性と導電性発現の関連について

パーコレーション理論をベースに解説します。

 

導電性ポリマーコンポジットの

開発に向けたフィラーの種類、

特性と配合・分散技術

 

【提携セミナー】

主催:株式会社情報機構

 


 

導電性フィラーとポリマーからなる導電性ポリマーコンポジットの開発に当たって,最も重要となるフィラーのポリマー中での分散性と導電性発現の関連についてパーコレーション理論をベースに解説します。講義の前半では、パーコレーション理論の基礎及び導電機構について紹介し次いで、フィラーの局在化による低いパーコレーション閾値を得る手法及びフィラーの分散性評価法について紹介します。後半では、導電性フィラーの種類別に,具体例を挙げて分散性と導電性発現の関係を詳細に解説します。対象とするフィラーはカーボンブラック,グラファイト,炭素繊維,気相法炭素繊維,カーボンナノチューブ,グラフェンおよび導電性高分子です。最後に、導電性ポリマーコンポジットの新しい用途として注目されている歪センサ(strain sensor)への応用について紹介します。

 

◆受講後、習得できること

  • パーコレーション現象についての知識
  • 導電性フィラーの分散性と導電性発現の関連
  • 導電性コンポジットの閾値を最小化する手法
  • 導電性フィラーの種類・形態及び表面状態がコンポジットの導電性に及ぼす影響
  • 導電性ポリマーコンポジットの歪センサ(strain sensor)への応用

 

◆受講対象者

  • 導電性ポリマーコンポジットを用いた研究・開発に従事している技術者
  • 導電性ポリマーコンポジットに関心のある方

 

◆必要な予備知識など

  • 高分子化学の基礎知識
  • 導電性フィラーに関する基礎知識

 

◆講演中のキーワード

導電性ポリマーコンポジット、導電性フィラー、パーコレーション現象、パーコレーション閾値、トンネル伝導、フィラーの分散性評価、カーボンナノチューブ、歪センサ

 

担当講師

小林技術士事務所 所長 小林 征男 先生

 

■ご略歴:
・1966年3月 東京工業大学・工学部・高分子工学科卒業
・1966年 4月 大手化学会社入社 中央研究所勤務、その後同社の総合研究所・
有機材料研究部長、本社・品質保証部長を歴任し、2000年3月に同社を退社
・2000年10月 小林技術士事務所開設 現在に至る。その間、東京工芸大学及び神奈川工科大学の非常勤講師、横浜国大の客員教授を歴任
・1989年1月 東京工業大学より工学博士を授与

■ご専門および得意な分野・研究:
・導電性高分子の研究・開発支援
・導電性ポリマーコンポジットの研究・開発支援

 

セミナープログラム(予定)

1. パーコレーション現象と導電性ポリマーコンポジット
1.1 パーコレーション現象について
1.2 ポリマーの種類と特性

 

2.導電性フィラー配合樹脂の導電機構モデル
2.1 統計的パーコレーションモデル
2.2 General Effective Media (GEM) モデル
2.3 熱力学的パーコレーションモデル
2.4 動的パーコレーションモデル
2.5 Interparticle Distance (IPD) Model
2.6 ハイブリッドフィラーの閾値予測

 

3.フィラー粒子間の導電機構
3.1 直接接触モデル
3.2 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル)

 

4.導電性フィラーの表面改質法と分散性
4.1 シランカップリング剤よる改質
4.2 ポリマーグラフトによる改質
4.3 その他の表面改質法

 

5.ポリマーブレンド系での導電性フィラーの選択的局在化
5.1 ダブルパーコレーションとYoungの式
5.2 2成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在
5.3 3成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在

 

6. 自己組織化導電ネットワーク形成系
6.1 PMMA/HDPE/VGCF系コンポジット
6.2 有機モンモリロナイト添加Nylon/CB系コンポジット

 

7. 高アスペクト導電性フィラーのSlim-Fast機構

 

8.導電性フィラー配合樹脂の分散性評価法
8.1 画像統計解析
8.2 森下指数

 

9. カーボン系フィラーの特徴と配合樹脂の特性
9.1 カーボンブラック
9.2 グラファイト
9.3 炭素繊維
9.4 気相法炭素繊維
9.5 カーボンナノチューブ
9.6 グラフェン

 

10. 金属フィラーの特徴と配合樹脂の特性

 

11.導電性コンポジットへの導電性ポリマーの応用
11.1 導電性ポリマーの種類と特徴
11.2 導電性コンポジットへの応用

 

12. 導電性コンポジットの歪センサ(strain sensor)への応用

 

13.まとめ

 

公開セミナーの次回開催予定

開催日

2022年8月23日(火) 10:30-16:30

 

開催場所

Zoomによるオンラインセミナー

 

受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

 

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

 

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

 

 ●録音・撮影行為は固くお断り致します。
 ●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。

 

オンライン配信のご案内

★ Zoomによるオンライン配信

については、こちらをご参照ください

 

備考

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
    お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。

 

  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

 

お申し込み方法

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